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ニューヨーク市地下鉄L系統

ニューヨーク市地下鉄の運転系統

ニューヨーク市地下鉄L系統(ニューヨークしちかてつLけいとう)は、ニューヨーク市地下鉄Bディビジョンの運転系統。カラーは薄灰色で、BMTカナーシー線を通っている。8番街駅マンハッタン区)からカナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅ブルックリン区)を結んでいる。

L系統
シンボルマーク
R160A形電車による北行L系統(ニューロッツ・アベニュー駅にて)
基本情報
路線網 ニューヨーク市地下鉄
起点 8番街駅
終点 カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅
駅数 24駅
経由路線 BMTカナーシー線
開業 1924年6月30日
運営者 ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ
車両基地 イーストニューヨーク車両基地
使用車両 R143形及びR160形(最大24運用)
路線諸元
軌間 1,435 mm(標準軌
電化方式 直流625V
路線図
NYCS map L.svg
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概要編集

ニューヨークの地下鉄では珍しく、1つの路線(BMTカナーシー線)のみを走行し、かつ他系統との乗り入れのない路線である(このような路線のもう一つは、7系統)である。

マンハッタンでは、14丁目の地下を走行する。その後ブルックリン北部を東進した後南に向きを変える。途中のマートル-ワイコフ・アベニュース駅ホールジー・ストリート駅はマンハッタン区とクイーンズとの境界にある。

全区間で24時間運転を実施しており、全て各駅停車であるが、平日朝ラッシュ時のブルックリン方面と、マンハッタン方面の一部列車は区間運転がある。昼間時間帯は平日5分間隔、土休日4分間隔で運転。

近代化と更新工事編集

 
発車標("Countdown clock")、ロリマー・ストリート駅にて
乗客数
L系統の年間乗客数:[1]
  • 1994 . . . 16,968,025
  • 1996 . . . 18,107,243
  • 1998 . . . 21,196,693
  • 2000 . . . 26,155,806
  • 2005 . . . 30,452,319

運行間隔:[1]

  • 朝晩ラッシュ時: 4分間隔
  • 日中: 6~8分間隔
  • 深夜: 20分間隔

2005年時点で混雑度の高い上位5駅:[1]

  1. 1番街駅, マンハッタン
  2. ベッドフォード・アベニュー駅, ブルックリン区ウィリアムズバーグ
  3. カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅, ブルックリン区カナーシー
  4. ディカルブ・アベニュー駅, ブルックリン区ブッシュウィック
  5. グラハム・アベニュー駅, ブルックリン区ウィリアムズバーグ

2014年乗客数増加率上位の駅:[2]

L系統の乗客数は2000年から劇的に増加しているが、これは沿線のうち多数の近隣地域がジェントリフィケーションを経験したことによる。 2002年、メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)はL系統に4億4300万ドル分の地下鉄車両を導入したが、既に2006年には、増え続ける乗客数を捌くには不足する事態となっていた。MTAは川崎重工業R143形212両で今後増加する乗客需要に対応するのに十分であると計画していた。しかし、予想以上に乗客数が増加していたため、新たにアルストムR160A形68両にCBTC設備を搭載し、L系統の走行を可能とした。

BMTカナーシー線の線路は追加改造を受け、運転士のよる手動運転から、CBTCと呼ばれる列車を車上コンピューターにより制御するシステムへと更新された。この事業は2012年4月に完了した。[3]追加改造中は旅客サービスの変更や駅施設閉鎖も行われ、ほぼ2年を要したが、結局このシステムは列車間隔を縮め、駅構内の発車標(次発列車までの残り時間を表示するもので、Countdown clockと呼ばれる)が列車発車までの残り時間を正確に表示できるようになったのみであった。カナーシー線では2005年6月よりワンマン運転OPTOと呼ばれる)システムを導入していた。しかし、2005年7月のロンドン同時爆破事件後に増加した安全上の問題に関しての市民からの抗議や、アメリカ交通労働者組合(TWU)による激しいロビー運動、MTAが協定を破棄した件でのTWUとの仲裁協定などが重なり、MTAは9月までにワンマン運転を終了させることとなった。ただ、MTAのL系統における"Countdown clock"の導入成功はシステムで最初のものであった[4]

2019年4月27日[5]3番街駅ベッドフォード・アベニュー駅間で深夜と週末に運行サービスの削減が開始された。2012年のハリケーン・サンディによってイースト川を潜るトンネルが被災しており、これを補修するためのものである。深夜・週末時間帯は3番街~ベッドフォード・アベニュー間で1本のトンネルを双方向に単線運用しており、もう1本のトンネルにて補修工事を行っている。この運用は2020年までの15~20ヶ月続く[6]。当初計画ではベッドフォード・アベニュー駅以西のトンネルを2本同時に15ヶ月間閉鎖する予定であったが[7][8]、2019年1月に現在の計画に改定された[6]

運行形態編集

駅一覧編集

凡例
  終日停車
  深夜を除き終日停車
  平日のみ停車
  休止または廃止
  ラッシュ時混雑方向に停車
時間帯詳細
    地下鉄乗り換え 接続・備考
マンハッタン区
カナーシー線
  8番街駅   A   C   E   (IND8番街線)
  14丁目駅 1   2   3   (IRTブロードウェイ-7番街線)
F   M   (IND6番街線)
パストレイン14丁目駅
  ユニオン・スクエア駅   4   5   6   <6>  (IRTレキシントン・アベニュー線)
N   Q   R   W   (BMTブロードウェイ線)
  3番街駅
  1番街駅 M15セレクト・バス・サービス(北行のみ)
ブルックリン区
  ベッドフォード・アベニュー駅
  ロリマー・ストリート駅 G   (INDクロスタウン線)
  グラハム・アベニュー駅
  グランド・ストリート駅
  モントローズ・アベニュー駅
  モルガン・アベニュー駅
  ジェファーソン・ストリート駅
  ディカルブ・アベニュー駅
  マートル-ワイコフ・アベニュース駅   M   (BMTマートル・アベニュー線) 当駅始終列車の設定あり
  ホールジー・ストリート駅
  ウィルソン・アベニュー駅   ↑ 北行のみ障害者対応
  ブッシュウィック・アベニュー-アバディーン・ストリート駅
  ブロードウェイ・ジャンクション駅 A   C   (INDフルトン・ストリート線)
J   Z   (BMTジャマイカ線)
  アトランティック・アベニュー駅 ロングアイランド鉄道イースト・ニューヨーク駅
  サッター・アベニュー駅
  リヴォニア・アベニュー駅
  ニューロッツ・アベニュー駅 JFK空港行きB15バス
  東105丁目駅 当駅始発列車の設定あり
  カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅   B82セレクト・バス・サービス

脚注編集

  1. ^ a b c Donohue, Pete (2006年7月7日). “Oh, L, Not Enuf Trains!”. Daily News (New York). http://www.nydailynews.com/archives/news/2006/07/07/2006-07-07_oh__l__not_enuf_trains___ta_.html 2010年3月20日閲覧。 [リンク切れ]
  2. ^ Mays, Jeff (2015年4月21日). “MAP: See How Much Subway Ridership Increased at Your Station”. DNA Info. 2015年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月5日閲覧。
  3. ^ MTA Capital Program Milestones Report Archived July 16, 2012, at the Wayback Machine.
  4. ^ MTA/Siemens train-arrival sign
  5. ^ L Train Shutdown to Begin on April 27”. Spectrum News NY1 | New York City (2018年10月30日). 2018年10月31日閲覧。
  6. ^ a b Fitzsimmons, Emma G.; Goldmacher, Shane (2019年1月3日). “Full Shutdown of L Train to Be Halted by Cuomo” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2019/01/03/nyregion/l-train-shutdown.html 2019年1月3日閲覧。 
  7. ^ Fitzsimmons, Emma G. (2017年4月3日). “M.T.A. Shortens L Train Shutdown to 15 Months”. The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2017/04/03/nyregion/mta-l-train-shutdown-15-months.html 2017年4月4日閲覧。 
  8. ^ Wolfe, Jonathan (2017年12月14日). “New York Today: The Plan for the L Train Shutdown” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2017/12/14/nyregion/new-york-today-the-plan-for-the-l-train-shutdown.html 2017年12月16日閲覧。 

外部リンク編集