バレリオ・ベルミリオ
バレリオ・ベルミリオ(Valerio Vermiglio, 1976年3月1日 - )は、イタリアの元男子バレーボール選手。メッシーナ出身。ポジションはセッター。元イタリア代表。
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基本情報 | ||||||||||||||||||
国籍 | イタリア | |||||||||||||||||
生年月日 | 1976年3月1日(48歳) | |||||||||||||||||
出身地 | メッシーナ | |||||||||||||||||
ラテン文字 | Valerio Vermiglio | |||||||||||||||||
身長 | 190cm | |||||||||||||||||
体重 | 83kg | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
ポジション | S | |||||||||||||||||
利き手 | 右 | |||||||||||||||||
スパイク | 342cm | |||||||||||||||||
ブロック | 320cm | |||||||||||||||||
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来歴
編集1986年、10歳の時に地元のユースチーム・メッシーナでバレーを学ぶ[1]。シスレー・トレヴィーゾのユースチームへ移り、1994年セリエA・シスレー・トレヴィーゾへ18歳で入団[1][2]。その後クラブを転々としたのち、2002年から再び古巣トレヴィーゾでプレーし、2007年までの在籍中に通算5度のリーグ優勝をはじめ[1][2]、コッパ・イタリア優勝、スーペルコッパ・イタリアーナ優勝、欧州チャンピオンズリーグ優勝に貢献した[1][2]。
2011年からはロシアリーグでプレーし、ゼニト・カザン在籍時の2011/12シーズンにリーグ優勝、ロシアスーパーカップ優勝、欧州チャンピオンズリーグ優勝に貢献し[1]、ベストセッター賞を受賞[3]。2014年7月、セリエAのピアチェンツァへ移籍した[1]。
1999年5月28日、シドニーで行われたオーストラリア-イタリア戦(0-3)で代表デビューを果たし[1][2][4]、1999年ワールドリーグの優勝を経験[2][4][5]。銀メダルを獲得した2003年ワールドカップ後からマルコ・メオーニと代わり、イタリア代表の正セッターとなり、2004年アテネオリンピックの銀メダル獲得に貢献した[1][2][5]。2003年欧州選手権、2005年欧州選手権では大会連覇を達成し[1][2][5]、2005年ワールドグランドチャンピオンズカップで銅メダルを獲得[1]。2008年北京オリンピックに2大会連続で出場した[2][5]。2010年に代表から退いた[1]。
2000年7月にイタリア共和国功労勲章カヴァリエーレ[1][6]、2004年9月に同功労勲章ウッフィチャーレを受章した[1][7]。
選手としての特徴
編集クセを読ませない変幻自在のトスさばきが魅力[8]。
球歴
編集- ナショナルチーム代表歴
- オリンピック - 2004年(銀メダル)、2008年(4位)
- 世界選手権 - 2002年(5位)、2006年(5位)
- ワールドカップ - 2003年(銀メダル)
- ワールドグランドチャンピオンズカップ - 2005年(3位)
- ワールドリーグ - 1999年(優勝)、2001年、2004年(準優勝)、2003年(3位)
- 欧州選手権 - 2003年、2005年(優勝)、2001年(準優勝)
- クラブチーム優勝歴
- セリエA1 - 1996年、2003年、2004年、2005年、2007年
- コッパ・イタリア - 2004年、2005年、2007年、2008年、2009年
- スーペルコッパ・イタリアーナ - 2003年、2004年、2005年、2008年
- ロシアリーグ - 2012年
- ロシアスーパーカップ - 2012年
- 欧州チャンピオンズリーグ - 1995年、2006年、2012年
- チャレンジカップ - 2003年、2011年
- 欧州スーパーカップ - 1994年
所属クラブ
編集- シスレー・トレヴィーゾ (1994-1997年)
- インドーミタ・サレルノ (1997-1998年)
- パッラヴォーロ・ファルコナーラ (1998-1999年)
- センプレ・バレー・パドヴァ(1999-2000年)
- パッラヴォーロ・パルマ (2000-2002年)
- シスレー・トレヴィーゾ (2002-2007年)
- ルーベ・マチェラータ (2007-2011年)
- ゼニト・カザン (2011-2013年)
- ファケル・ノヴィ・ウレンゴイ (2013-2014年)
- パッラヴォーロ・ピアチェンツァ (2014-2015年)
- ペイカン・テヘランVC(2015-2016年)
- UPCN VC(2016年)
- Kemas Lamipel Santa Croce(2016-2017年)
- Saber Volo Palermo(2018-2019年)
- Gruppo Media Volley(2019-2020年)
- Sistemia LCT Aci Castello(2020-2021年)
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m “Colpo Biancorosso: Vermiglio Torna In Italia”. Copraelior (2014年7月3日). 2014年12月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Valerio Vermiglio”. Associazione Medaglie d'Oro al Valore Atletico. 2014年12月2日閲覧。
- ^ “Zenit KAZAN shatters PGE Skra dreams of home glory”. CEV (2012年3月18日). 2014年12月4日閲覧。
- ^ a b “TIM All Star Volley 2005/2006”. Legavolley. 2014年12月2日閲覧。
- ^ a b c d “Player's biography”. FIVB World League 2010. 2014年12月2日閲覧。
- ^ “Cavaliere Ordine al Merito della Repubblica Italiana”. 2014年12月4日閲覧。
- ^ “Ufficiale Ordine al Merito della Repubblica Italiana”. 2014年12月4日閲覧。
- ^ 監修寺廻太『めざせ!スーパースター3 オリンピックのスーパープレーでうまくなる! バレーボール』株式会社ポプラ社、2004年、44ページ、ISBN 4-591-08340-3
外部リンク
編集- FIVB公式サイト 選手プロフィール
- セリエA公式サイト 選手プロフィール
- バレリオ・ベルミリオ - イタリアオリンピック委員会
- バレリオ・ベルミリオ - Olympedia
- バレリオ・ベルミリオ - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- バレリオ・ベルミリオ - 欧州バレーボール連盟
- バレリオ・ベルミリオ - セリエA