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フラワーアレイ

アメリカ合衆国の競走馬

フラワーアレイ (欧字名:Flower Alley、2002年5月7日 - ) は、アメリカの競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2005年のトラヴァーズステークス。

フラワーアレイ
欧字表記 Flower Alley
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[2]
毛色 栗毛[1]
生誕 2002年5月7日（22歳）[2]
父 Distorted Humor[2]
母 プリンセスオリビア[2]
母の父 Lycius[2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[2]
生産者 George Brunacini
& Bona Terra Farms[2]
馬主 Eugene Melnyk[2]
調教師 Todd A. Pletcher[2]
競走成績
生涯成績 14戦5勝[2]
獲得賞金 $2,533,910[2]
勝ち鞍
G1 トラヴァーズS 2005年
G2 レーンズエンドS 2005年
G2 ジムダンディーS 2005年
G3 サルヴァトールマイルH 2006年
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名繁殖プリンセスオリビアがアメリカ時代に残した産駒で、半弟にトーセンラーとスピルバーグがいる。

生い立ち 編集

2002年5月、アメリカ・ケンタッキー州のボナテラファームにて出生[2]。生産者はジョージ・ブルーナッキで、彼は2006年8月27日に同州のブルーグラス空港で発生したコムエアー5191便離陸失敗事故で死亡したことでも知られている[3]。

2003年9月のキーンランド1歳セールにて、カナダの実業家ユージン・メルニク（英語版）が16万5000ドルで落札した[2]。

競走馬時代 編集

2歳（2004年） 編集

2004年12月18日、フロリダ州のコールダー競馬場で開催されたメイドン競走でデビューし、3着。2歳時に出走したレースはこの1戦のみだった[2]。

3歳（2005年） 編集

2月19日、ガルフストリームパーク競馬場で開催されたメイドン競走で初勝利を収めた[2]。続く3月26日のG2・レーンズエンドステークス（英語版）で重賞初制覇[2]。G1初挑戦となった5月7日のケンタッキーダービーは9着に敗れている[2]。7月30日のG2・ジムダンディステークス（英語版）で2勝目をマーク[2]。8月27日にはサラトガ競馬場で開催されたG1・トラヴァーズステークスをジョン・ヴェラスケスの騎乗で優勝した[2]。10月30日のブリーダーズカップ・クラシックでは、この年のエクリプス賞年度代表馬を受賞するセイントリアムに次ぐ2着に入った[2]。

4歳（2006年） 編集

6月24日、モンマスパーク競馬場で行われたG3・サルヴァトールマイルハンデキャップ（英語版）で、約8か月ぶりにレースに復帰。1番人気にこたえ、3馬身半差での勝利を収めた[2]。この時点の成績は11戦5勝、獲得賞金は250万ドルを超えた[2]。

その後は調子を崩し、8月5日のホイットニーハンデキャップ、9月2日のウッドワードステークスは共に7着に敗れる[2]。11月4日のブリーダーズカップ・クラシックは11着に沈み、これが競走馬生活最後のレースとなった。生涯成績は14戦5勝2着3回3着1回、獲得賞金は253万3910ドル[2]。

種牡馬時代 編集

2007年より、所有権の50パーセントを取得していたスリーチムニーズファームで種牡馬としてのキャリアをスタート。同牧場ではポイントギヴンやラーイ、ビッグブラウン、アルバートザグレートとともに種牡馬生活を送った。

2012年5月、アイルハヴアナザーがケンタッキーダービーとプリークネスステークスを制し、種牡馬としての評価が急上昇。種付け料は、それまでの7500ドルから2万ドルに大幅に値上がりした[4]。

しかし、アイルハヴアナザーの成功にもかかわらず、2015年に南アフリカ共和国のウィルガーボスドリフトスタッドに売却された[5]。現在も、パーソナルエンスンの孫で米G3勝ち馬のファイアーアウェイと共に同牧場で過ごしている[6]。

産駒成績 編集

太字はG1級競走

主な産駒 編集

母父としての主な産駒 編集

血統表 編集

フラワーアレイ (Flower Alley)の血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 フォーティナイナー系（ミスタープロスペクター系）
 [§ 2]
父

Distorted Humor
1993年 栗毛
父の父
*フォーティナイナー
1985年 栗毛 		Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
File Tom Rolfe
Continue
父の母
Danzig's Beauty
1987年 鹿毛 		Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Sweetest Chant Mr. Leader
Gay Sonnet
母

*プリンセスオリビア
1995年 栗毛 		Lycius
1988年 栗毛 		Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Lypatia Lyphard
Hypatia
母の母
Dance Image
1990年 鹿毛 		Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Diamond Spring Vaguely Noble
Dumfries
母系(F-No.) プリンセスオリビア(USA)系(FN:17-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr. Prospector：S3×M3、Northern Dancer：S4×M4×M5、Goofed：M5×M5　 [§ 4]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [8]
  3. ^ [7][8]
  4. ^ [7][8]

脚注 編集

  1. ^ a b “Flower Alley(USA)｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2024年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x “Flower Alley (KY)”. www.equibase.com. 2024年3月20日閲覧。
  3. ^ “Comair crash victim's Triple Crown dream lives on with his family — and a very special horse”. kentucky. http://www.kentucky.com/sports/horses/article44362788.html 2017年10月16日閲覧。 
  4. ^ “Flower Alley, sire of I'll Have Another, has fee increased to $20,000”. Daily Racing Form. 2017年10月16日閲覧。
  5. ^ “Flower Alley Sold to Stand in South Africa – Horse Racing News”. Paulick Report. 2017年10月16日閲覧。
  6. ^ “Wilgerbosdrift”. Wilgerbosdrift. 2017年10月16日閲覧。
  7. ^ a b c “Flower Alley 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年3月20日閲覧。
  8. ^ a b c “Flower Alleyの5代血統表”. netkeiba. ネットドリーマーズ. 2024年3月20日閲覧。

外部リンク 編集

 

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