ブリアン・ブフィエ

フランスのラリードライバー

ブリアン・ブフィエ(Bryan Bouffier、1978年12月1日 - )は、フランスドローム県出身のラリードライバー。

ブリアン・ブフィエ
Bryan Bouffier
2014年フランス・アルザスにて
2014年フランス・アルザスにて
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
生年月日 (1978-12-01) 1978年12月1日(45歳)
出身地 ドローム県ディー
WRCでの経歴
活動時期 1997
コ・ドライバー フランスの旗 クサビエ・パンセリ
所属チーム シトロエン, Mスポーツ,ヒュンダイ
出走回数 13
チャンピオン回数 0
優勝回数 0
表彰台回数 1
ステージ勝利数 3
通算獲得ポイント 39
初戦 2007 ラリー・サルディニア
最終戦 2018 ツール・ド・コルス
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国際的なラリー選手権でのタイトル獲得歴はないが、ターマックイベントで印象的な走りを見せたことで知られる。特にラリー・モンテカルロを得意とし、2011年の100周年記念大会での総合優勝や、2014年WRカーでスポット参戦しての総合2位などが有名である。

経歴 編集

 
2011年ラリー・モンテカルロ
 
2010年ラリー・モンテカルロ
 
2014年ラリー・ドイチュラント

父もラリードライバーだったブフィエは、1997年にプジョー・106でラリーデビューした。2002年にボラン・プジョー206カップで総合優勝し、レースの専門雑誌に掲載されるほどの注目を浴びた[1]

これがきっかけでプジョーと契約を結び、プジョー・206スーパー1600車両で3年間フランス国内選手権に参戦した。2006年には初めてヨーロッパラリー選手権(ERC)に参戦してランキング5位を獲得。ラリー・アンティーブでは2位に5分以上の差をつけて勝利するなど、ターマックを得意とするブフィエの面目躍如となった。

2007年はプジョー・スポール・ポーランドに移籍し、ポーランド選手権でスーパー2000を駆り2年連続でタイトルを獲得。この頃からプライベートでスバル・三菱もドライブして地域ラリーに参戦している。

2010年にはフランス選手権も制して、2011年に満を持してERCおよびインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)へ殴り込みをかけた。そしてこの年IRCイベントとして開催された、ラリー・モンテカルロの記念すべき100周年大会で、ブフィエはプジョー・207 S2000をドライブ。突然の降雪にタイヤ選択をピタリと当てて7位から首位に浮上、フレディ・ロイクスを30秒以上引き離して総合優勝を収めた。IRCは年間ランキング6位となった。

WRCでは、2007年のラリー・イタリア・サルディニアPHスポールのシトロエン・C2 R2をドライブしたのが最初である。最高峰には2013年にシトロエン・DS3 WRCでモンテカルロでデビューし、5位を獲得。

2014年のラリー・モンテカルロでは、プジョーとの関係に幕を引いてMスポーツフォード・フィエスタ RS WRCをドライブし、王者セバスチャン・オジェに次ぐ2位表彰台を獲得した。またシーズン後半には同年WRC復帰した現代自動車に移籍し、ヒュンダイ・i20 WRCをドライブしてドイツ・フランスに参戦した。

2015、2016年はフィエスタRS WRCでモンテカルロとドイツ、フランスにスポット参戦。

2018年はMスポーツテーム・スニネンと三台目のWRカーを共有する形で、ターマックのイベントにスポット参戦している。またこの年、ヒュンダイ・i20 R5やフォード・フィエスタで欧州各地の地域ラリーにも多数参戦した。

2019年はWRCから身を引いて、ポーランドのラリーイベントに数戦出場。以降はラリー活動を行っていなかった[2][3]

2024年はトヨタが開発したトヨタ・GRヤリス ラリー2で開幕戦モンテカルロのWRC2クラスに参戦。しかしSS3でデイリタイアを喫しクラス18位に終わる。

戦績 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集