508は、プジョーが製造・販売しているDセグメントセダン(2代目はファストバックセダン)およびステーションワゴン自動車である。

歴代モデル編集

初代 (2011-2018年)編集

508
セダン 前期型
セダン 後期型
製造国   フランス
  中国(セダンのみ)
販売期間 2011-2018年
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアノッチバックセダン
5ドアステーションワゴン(SW)
エンジン 水冷 直列4気筒 ガソリン 1,600cc ディーゼル 1,600cc, 2,000cc
駆動方式 FF
4WD(508RXHのみ)
変速機 5/6MT
6AT
全長 4,800mm (セダン)
4,820mm (ワゴン)
全幅 1,860mm (セダン)
1,860mm (ワゴン)
全高 1,460mm (セダン)
1,480mm (ワゴン)
ホイールベース 2,820mm
姉妹車 シトロエン・C5
先代 プジョー・407
プジョー・607
-自動車のスペック表-
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中型セダン及びステーションワゴンの407及び大型セダンの607を統合した車種である。ボディタイプは407同様、セダンとSW(ワゴン)がラインナップされている。スタイリングは、新世代第一号のものとなり、新たにPEUGEOTのロゴがフロントグリル上部に配置された。プラットフォームやエンジンは二代目シトロエン・C5と共有であり、生産も同じPSAレンヌ工場で行われる。

エンジンは直噴ターボ採用のガソリン1.6Lとコモンレール式ディーゼル(HDi)1.6L/2.0Lがラインナップされている。トランスミッションは、6速MTがガソリン1.6Lとディーゼル1.6L/2.0L、6速ATがガソリン1.6Lとディーゼル2.0Lにそれぞれ組み合わせる。

日本国内では2011年6月9日に発表され、同年7月11日より発売を開始した。日本に導入されるユニットはセダン、SWともガソリン1.6L+6ATのみで、それぞれにベースグレードの「アリュール」とキセノンヘッドランプや本皮革シート等を採用した上級グレード「グリフ」が用意され、SW全車にパノラミックガラスルーフが標準装備となる。

欧州では「RXH」と称するクロスオーバーモデルも導入され、2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインが搭載された。

2014年6月にフェイスリフトが実施され、日本には2015年1月から導入された[1]

2代目 (2018年-)編集

508
ファストバック
SW
508L
製造国   フランス(508L除く)
  中国(508Lのみ)
販売期間 2018年-
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアファストバックセダン
5ドアステーションワゴン(SW)
4ドアノッチバックセダン(508L、中国専売)
エンジン 1.6L 直列4気筒 直噴DOHCターボ
2.0L 直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボ
1.8L 直列4気筒 直噴DOHCターボ(508Lのみ)
1.5L 直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボ
駆動方式 FF
変速機 6MT
6/8AT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
全長 4,750mm
(508Lは4,860mm)
全幅 1,860mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,800mm
(508Lは2,845mm)
-自動車のスペック表-
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2018年3月、ジュネーブモーターショーにて正式発表[2]。 同年欧州にて販売開始。

先代が最大のターゲットとしていた中国市場での失敗を踏まえ、当代ではチーフデザイナーのジル・ヴィダルによって[3]欧州モデルの原点に立ち返ったスポーティなデザインへと舵を切った。SWは先代同様にステーションワゴンスタイルだが、セダン(プジョーはファストバックと呼称)は4ドアセダンスタイルから5ドアファストバックスタイルへと転換され全高が抑えられた。また、獅子の牙をイメージした縦長のデイタイムLEDライトや獅子の鉤爪をイメージしたLEDテールライト、往年の504をイメージしたフロントグリル上の「508」のロゴタイプ、サッシュレスドア(508L除く)を採用していることが外観面での大きな特徴となっている[4]

インテリアには最新のプジョー車同様「i-Cockpit」が導入され、12.3インチのデジタルメーターや小径ステアリング、8インチのインフォテイメントシステムが搭載される。またUSBケーブル接続によってApple CarPlayAndroid Autoにも対応する。荷室容量はファストバックが487L、SWが530L(いずれもVDA法)である[4]

エンジンは133kW/180psの出力を発生させる1.6L直噴ツインスクロールターボ「PureTech」及び130kW/177psの出力と400Nmのトルクを発揮する2.0L直噴コモンレール式ターボディーゼル「BlueHDi」が用意される。この他にフランス本国においては1.5L直噴ディーゼルターボ、165kW/225psを発生させる1.6L直噴ツインスクロールターボ、及び1.6L直噴ツインスクロールターボと電動モーターを組み合わせ、システム出力165kW/225psを発揮するプラグインハイブリッドモデルも用意される[5]。プラグインハイブリッドモデルは1.3L/100km(76.9km/l)の燃費を誇るほか、電気のみで54kmの走行が可能である(いずれもWLTP[5]

サスペンションはプジョーブランド初となるアクティブサスペンションが搭載され、スポーツ、コンフォート、エコ、ノーマルの4つのドライビングモードの選択に応じて減衰力が変化する[4]

安全装備はアクティブセーフティブレーキやアクティブクルーズコントロール、レーンポジショニングアシストなどがいずれのグレードにも標準搭載される[4]

日本へは2018年11月にまずファストバックの「ファーストエディション」が60台限定で先行投入され、2019年3月より本格導入を開始。同年6月にSWの導入を開始した。

日本市場においてはファストバック、SWともに1.6L直噴ツインスクロールターボ「PureTech」を搭載した「Allure(アリュール)」、「GT Line」及び2.0L直噴コモンレール式ターボディーゼル「BlueHDi」を搭載した「GT BlueHDi」の3種のグレードが用意される。トランスミッションはいずれも8速ATが搭載される。上級グレードの「GT Line」及び「GT BlueHDi」には専用グリルおよび18インチアロイホイールが標準装備されるほか、オプションとしてナッパレザーシートが選択可能である。

中国市場(東風プジョー)には同市場限定の「508L」が用意され、ファストバック及びSWは販売されない。ファストバックをベースとしボディスタイルを5ドアファストバックセダンから4ドアノッチバックセダンに改めたほか、ファストバック比でホイールベースが45㎜、全長が110㎜延長されている。また、上級グレードには日本市場に設定がない1.8L直列4気筒ターボエンジンも搭載される[6]

脚注編集

  1. ^ プジョー 508 / 508SW 新型、1月10日より発売…フロントデザインを刷新” (日本語). レスポンス(Response.jp). 2020年9月12日閲覧。
  2. ^ 2018 Peugeot 508 starts from £25,000
  3. ^ 〈プジョー508に込められたデザイン・レポート〉華やかさを纏うクーペ由来のサルーン|ワゴン|MotorFan[モーターファン]”. motor-fan.jp. 2020年9月12日閲覧。
  4. ^ a b c d 508/508SW ウェブカタログ”. プジョー. 2020年9月13日閲覧。
  5. ^ a b Peugeot 508 Hybrid | Berline rechargeable haut de gamme” (フランス語). www.peugeot.fr. 2020年9月12日閲覧。
  6. ^ 运动新潮座驾 新一代508L 撩人登场”. www.peugeot.com.cn. 2020年9月12日閲覧。

外部リンク編集