ヘドバとダビデ
ヘドバとダビデ(HEDVA & DAVID/ヘブライ語: חדוה ודוד)は、イスラエルの歌手グループ。
二人はイスラエル軍の音楽隊で知り合い、退役後の1965年にデュオグループとしてプロデビューし、ファースト・アルバム『二人のフォーク歌手(מעלה דודי פטימר)』に収録されたグルジア(現・ジョージア)のフォークソング「ゴーゴリ・ゴーゴリ(גוגולי גוגולי)」が話題を集めた[1]。
1970年、世界47ヶ国の代表が出場した第1回東京国際歌謡音楽祭(翌年から世界歌謡祭に改称)にイスラエル代表として出場し、ヘブライ語の楽曲「ANI HOLEM AL NAOMI(ヘブライ語: אני חולם על נעמי;英語:I Dream of Naomi)」を歌いグランプリを受賞。その後、二人が一週間東京に滞在している間に日本語の詞を付けレコーディングし、翌年1月25日、「ナオミの夢」のタイトルで発売、大ヒットした。1970年代後半に解散。
メンバー
編集ディスコグラフィー (日本で発売されたもの)
編集シングル
編集- 哀愁のイエルサレム(1967年) イスラエル民謡/作詞・再構成:ナオミ・シェメル[2]
- ナオミの夢(1971年1月25日発売) 訳詞:片桐和子/作曲:デビッド・クリボシェ/編曲:馬飼野俊一[4][5]
- 元々はイスラエルのコーヒーのCMソングとして作られたが、出来が良かったため音楽祭に参加してみたところグランプリを受賞した。
- タイトルの「ナオミ」は旧約聖書にも登場する欧米ではポピュラーな女性の名前で、ヘブライ語で「幸せ」や「和み」を意味する。
- B面には原曲のオリジナル・ヘブライ語版「אני חולם על נעמי;(ANI HOLEM AL NAOMI)」(作詞:ティルザー・アタール)が収録されている。
- イスラエル本国では「בואו נטייל(散歩に行こう)」のB面として発売された[6]。
- 英語ヴァージョンも制作されている(ドイツやオーストリア、スペインで発売されている)。ベーシック・トラックはヘブライ語版と同じで、少しステレオ感が広がっている。
- 幸せは夢でなく(1971年5月1日発売) 作詞:Ehud Manor/作曲:Nurit Hirsh[7] c/w イフ・ユー・ステイ
- 朝もやのなか(1971年10月25日発売) 作詞:門間裕/作曲:木森敏之[9] c/w 地球は回るよ
- おとなの不思議な世界(1972年) 作詞:David Black, David Frasheski/訳詞:安井かずみ/作曲:Shaike Paikov[10][11]
( 「ヘドバとダビデとキャロライン洋子」名義) c/w サンライズ・サンセット - 二人だけの夢(1974年) c/w 二人だけの夢(ヘブライ語版) 作曲:Nurit Hirsh[12][13]
- バン・バン(1974年) 作詞・作曲:Sonny Bono[14] c/w サンデー・モーニング
- 悲しみの橋を渡る時(1975年)作詞:Moshe Dor/作曲:Josef Hadar[15] c/w 古い歌をもう一度
アルバム
編集- ヘドバとダビデ・ファースト(1971年)
- ヘドバとダビデ(1974年)
- 懐かしのヒット・パレード(1974年)
- イスラエルのこころ(1975年)
脚注
編集出典
編集- ^ ヘブライ語版、および『ナオミの夢』7インチシングル盤解説(RCAビクター、規格品番:SS-1987)より。
- ^ JASRAC作品コード 0Y1-0755-6
- ^ “Larry Adler, Hedva & David – Jerusalem, The Golden City” [ラリー・アドラー、ヘドバとダビデ – 哀愁のイエルサレム] (日本語・英語). Discogsデータベース. Discogs. 2018年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月3日閲覧。
- ^ “ヘドバとダビデ – ナオミの夢 Ani Holem Al Naomi 日本語 / ヘブライ語” (日本語・英語). Discogsデータベース. Discogs. 2018年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月4日閲覧。
- ^ JASRAC作品コード 0I1-2515-9
- ^ “חדוה ודוד – אני חולם על נעמי (1970)” [Hedva And David – I Dream Of Naomi ヘドバとダビデ - ナオミの夢(1970)] (ヘブライ語). stereo-ve-mono.com. Stereo and Mono. 2018年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月4日閲覧。
- ^ JASRAC作品コード 0P6-1257-5
- ^ “プロフィール”. ヘドバ・アムラニ公式サイト. 2024年5月25日閲覧。
- ^ JASRAC作品コード 000-9271-1
- ^ JASRAC登録にある作曲者「Paikov Yeshayahu」は作曲者の本名である。
- ^ JASRAC作品コード 0A5-3992-2
- ^ JASRAC作品コード 0C0-8207-5
- ^ 2018年現在「作曲」のみ登録。作詞者登録なし。
- ^ JASRAC作品コード 0B0-7490-7
- ^ JASRAC作品コード 0E0-0576-1