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ヘンリー・スコット・ストークス

ヘンリー・スコット・ストークスHenry Scott Stokes, 1938年6月15日 - )は、イギリス出身のジャーナリスト。元ニューヨーク・タイムズ東京支局長。

経歴編集

1938年サマセットグラストンベリー生まれ。ウィンチェスター・カレッジオックスフォード大学ニューカレッジにて教育を受けた。1961年オックスフォード大学修士課程修了後、1962年フィナンシャル・タイムズに入社[1]。1964年来日、フィナンシャル・タイムズ初代東京支局長(1964年 - 1967年)、タイムズ(1967年 - 1970年?)、ニューヨーク・タイムズ(1978年 - 1983年)の東京支局長を歴任[2]

人物編集

妻は日本人で、息子はタレントハリー杉山[3]

三島由紀夫との親交でも知られ、伝記『The Life and Death of Yukio Mishima』(1974)の著者でもある。金大中韓国大統領とは30回以上にわたる単独インタビューを行っており、1980年光州事件の際には金大中を支援したが、のちにニューヨーク・タイムズも自分も騙されていたとして、2000年に『光州暴動』を出版している[3]。金大中についてはノーベル平和賞を手に入れるための名誉欲に駆られた私欲の権化であったと評価している[3]

クエーカー教徒であるが、軍隊を持つことや国を護るために命を捧げたひとを顕彰することは大切であるとして家族で靖国神社の参拝を行っている[3]

「翻訳者が無断加筆」報道編集

2014年5­月8日に共同通信が、ストークスの著書『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(2013)において、「南京大虐殺」否定の部分は翻訳者が著者に無断で加筆していたと報道した[4]。この記事は東京新聞などが掲載したほか、The Japan Times[5]でも英文版が掲載された。これに対し、発行元の祥伝社は翌9日、翻訳者に加筆さ­れたと報じられた部分はストークスの見解と同じだとする「著者の見解」を発表した[6]。5月14日、日本報道検証機構代表の楊井人文が東京都港区の法律事務所内で、ストークスにインタビューした。インタビューは事前準備なしに行われ、翻訳者の藤田裕行が同行した[1]が、このインタビューでもストークスは共同通信の記事を否定した[7]。また、2015年の産経新聞のインタビューでは共同通信の若い米国人記者による捏造記事だったと主張している[8]

著書編集

  • 『Vida Y Muerte De Yukio Mishima/the Life and Death of Yukio Mishima』 (Lectorum Pubns Inc) 1985.9
  • 『100 Samurai Companies: Japan's Top 100 Growth OTC Companies』 (Penguin Books Ltd) 1999.6
  • 『The Life and Death of Yukio Mishima』 (Cooper Square Pub) 2000.10 ISBN 978-4805306512
  • 『The Kwangju Uprising: A Miracle of Asian Democracy as Seen by the Western and the Korean Press (Pacific Basin Institute Book) 』(『光州暴動[3]Lily Xiao, Hong Lee共著 (Routledge) 2000.5 ISBN 0765606372
  • 『Black Ships: The American Fleet That Opened Japan to the West』 (Overlook Hardcover) 2012.4

共著編集

  • 『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明と共著。藤田裕行訳、祥伝社新書、2012.8 ISBN 978-4396112875
  • 『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』 藤田裕行訳、祥伝社新書351、2013.12 ISBN 978-4396113513
  • 『永遠のノックアウト 《戦勝国史観の呪縛》について英国人記者も交えて語らった』 中丸薫菅沼光弘共著、ヒカルランド、2014.8 ISBN 978-4864712125
  • 『目覚めよ! 日本』 植田剛彦共著、藤田裕行訳、日新報道、2015.1 ISBN 978-4817407825
  • 『外国特派員協会重鎮が反日中韓の詐偽を暴いた』 藤田裕行取材・構成、悟空出版、2015.8 ISBN 978-4908117138
  • 『英国人記者が見た 世界に比類なき日本文化』 加瀬英明共著、藤田裕行・構成。祥伝社新書、2015.12 ISBN 978-4396114534
  • 『英国人ジャーナリストが見た現代日本史の真実〜日本は世界の宝である〜』 藤田裕行訳、アイバス出版 2016.2 ISBN 978-4861136191
  • 『戦争犯罪国はアメリカだった! ─ 英国人ジャーナリストが明かす東京裁判70年の虚妄』 藤田裕行訳、ハート出版 2016.4 ISBN 978- 4802400169
  • 『日本が果たした人類史に輝く大革命 「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ』 植田剛彦共著、藤田裕行構成。自由社、2017.4
  • 『大東亞戰爭は日本が勝った 英国人ジャーナリストヘンリー・ストークスが語る「世界史の中の日本」』 藤田裕行訳・解説 ハート出版 2017.4
  • 『欧米の侵略を日本だけが撃破した 反日は「奇蹟の国」日本への嫉妬である』 藤田裕行訳・解説、悟空出版 2017.7
  • 『日本大逆転 元東京・ソウル支局長 ヘンリー・ストークスが語る日朝関係史』 藤田裕行訳、ハート出版 2018.7 ISBN 978-4802400565
  • 『日本だけが「悪の中華思想」を撥ね退けた  世界はますます「中禍」に苦しむ』 藤田裕行取材・構成、悟空出版 2018.9
  • 『英国人記者だからわかった日本が世界から尊敬されている本当の理由』 藤田裕行訳・構成、ソフトバンククリエイティブ 2019.3  ISBN 978-4797399042

脚注編集

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  1. ^ a b 【GoHooインタビュー】「南京大虐殺」否定説の真相/ベストセラー著者ヘンリー・ストークス氏に聞く(ショートバージョン)
  2. ^ Tokyo Weekender - Writer Bio - Henry Scott Stokes”. Tokyo weekender. 2003年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月27日閲覧。
  3. ^ a b c d e “【話の肖像画プレミアム】ヘンリー・S・ストークス(77)=元NYT東京支局長=「反日プロパガンダに惑わされず、誇りある国になってほしい」(1/10ページ)”. 産経新聞. (2015年8月3日). http://www.sankei.com/premium/news/150801/prm1508010018-n1.html 
  4. ^ ベン・ドゥーリー木村一浩南京虐殺否定を無断加筆 ベストセラーの翻訳者 Archived 2014年5月11日, at the Wayback Machine.」 共同通信47NEWS、2014年5月8日
  5. ^ Ben Dooley "Journalist backtracks on best-seller after Nanjing switcheroo" The Japan Times, May 8, 2014
  6. ^ 『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』に関する各社報道について (PDF)
  7. ^ 南京大虐殺否定「翻訳者が無断加筆」 著者ら否定 日本報道検証機構 2014年5月18日
  8. ^ “【話の肖像画】ヘンリー・S・ストークス(1)日本は白人支配からアジアを解放した(1/3ページ)”. 産経新聞. (2015年6月29日). http://www.sankei.com/life/news/150629/lif1506290022-n1.html