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ベルリン自由大学(ベルリンじゆうだいがく、ドイツ語: Freie Universität Berlin, 英語: Free University of Berlin)は、ドイツの国立総合大学である。連邦政府の特別優先校であるエクツェレンツ・イニティアティーフに2007年より指定。2019年にも再度継続指定され、2026年の再選考まで特別支援を受ける[1]

ベルリン自由大学
Freie Universität Berlin
Siegel FU Berlin.jpg
モットー ラテン語: Veritas, Iustitia, Libertas真理正義自由
種別 国立大学
設立年 1948年
資金 3.4億 ユーロ (2019)
President ペーター=アンドレ・アルト
教員数
~ 4,000 / 教授 430 (2012)
学生総数 33.000 (WS 2018/19)
博士課程在籍者
4000 (2019)
所在地 ドイツの旗 ドイツ
ベルリンKaiserswerther Straße 16-18
14195 Berlin
公式サイト www.fu-berlin.de
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フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ベルリン(1900年当時)現在のフンボルト大学ベルリン
大学付属植物園
Silberlaube
文献学図書館
社会学研究所
オットー・ズーア政治学研究所

設立は敗戦直後のベルリンの政治情勢に端を発する。伝統的なベルリン大学の東側・ソビエト連邦の占領下におかれていたため、学生・教職員が学問の自由を求め離反し、1948年その「自由」の理念を冠した大学を西側・アメリカ占領区域にて発足させたのが始まりである。現在では、ベルリンに所在する4つの大学の中で最も規模が大きい。

QS世界大学ランキング2019」の部門ごとの評価において、政治学19位 (国内1位)[2]考古学19位 (国内2位)[3]社会学20位 (国内1位)[4]、芸術人文学24位 (国内2位)[5]、現代言語学26位 (国内1位)[6]人類学33位 (国内2位)[7]歴史学35位 (国内2位)[8]を記録している。大学における研究は、自然科学の諸分野と並んで、社会科学人文科学に重点が置かれているのが特徴である。

「英タイムズ・ハイアー・エデュケーション」[9]による「世界大学ランキング」の「歴史、人文科学部門」で世界22位、「政治、社会科学部門」で41位、総合部門で75位に位置し、2008年にはドイツ国内における「人文科学」研究の第一位、ヨーロッパ内では英オックスフォード・ケンブリッジ大学に次ぐ第三位を記録している。[10]

また、全学生中21%(2018年)を非ドイツ国籍の学生が占め、国内屈指の国際色豊かな教育機関である。[11]

現在ベルリン自由大学は、フンボルト大学と共同で運営しているシャリテー医科大学 (Charité) を除くと、ドイツ研究振興協会 (Deutsche Forschungsgemeinschaft, DFG) の8つの共同研究センターを主導しており、また同財団の5つの研究ユニットを持っている。

目次

沿革編集

第二次世界大戦以前からベルリンを代表する総合大学、フリードリヒ・ヴィルヘルム大学ベルリンは、ドイツ敗戦後、ベルリンが戦勝4か国によって分割占領されると、ソ連占領地域である東ベルリンに位置することになった。ソ連占領当局が大学統制を強める中、これ反発する学生や同調する教授・研究者はマックス・プランク研究所などの協力を得て、1948年に西側占領地域ダーレム地区ドイツ語版に新たな大学の運営を開始した。これがベルリン自由大学である。

1968年、パリ大学ロンドン大学カリフォルニア大学バークレー校に同調する学生運動が、ルディ・ドゥチュケに率いられた社会主義ドイツ学生連盟 (Sozialistischer Deutscher Studentenbund) により巻き起こされた。

1980年代には、学生数66,000名のドイツ最大の大学となるも、東西統合後のベルリンにおける大学再編の動きにより、1990年代には38,000名までに縮小されている。

歴史編集

1948年12月4日に創設された。戦勝連合国内部に異なる主義主張が生じ、共同でのドイツ戦後処理はもはや不可能となっていくという、東西対立の開始が創設に大きく関連している。

フリードリヒヴィルヘルム大学ベルリン(1949年よりフンボルト大学ベルリンに改称)は四つに分割された市内のソ連管理区に位置し、軍行政機関(SMAD)より1946年から大学の再開の許可を得る。戦後の政治的思惑は教育機関にも及び、増加する共産主義の影響力は大学にも行使される結果となった。これは学生組合、教師陣による強い抗議を呼び起こした。

その抗議の結果として、1947年3月に何人かの学生たちがソ連秘密警察(MWD)に逮捕されるということがあった。ソ連上級裁判所の彼らに対する判決は25年による強制労働であり、彼らがベルリン大学の地下活動組織およびスパイであるとされた。18人の学生及び教員らが1945年から48年の間に拘禁もしくは連行され、何週間もの間、姿を消した。何人かはソ連内に連れて行かれ、そこで処刑された。

専門分野編集

  • FB Politik- und Sozialwissenschaften 政治学、社会学
  • FB Geschichts- und Kulturwissenschaften 歴史学、文化学
  • FB Philosophie und Geisteswissenschaften 哲学、人文学
  • FB Rechtswissenschaft 法律学
  • FB Wirtschaftswissenschaft 経済学
  • FB Biologie, Chemie, Pharmazie 生物学、化学、薬学
  • FB Erziehungswissenschaft und Psychologie 教育学、心理学
  • FB Geowissenschaften 地球科学
  • FB Medizinische Fakultät Charité 医学
  • FB Mathematik und Informatik 数学、情報科学
  • FB Physik 物理学
  • FB Veterinärmedizin 獣医学

以上の分野において合計、学士課程73、修士課程105、博士課程52のプログラムが提供されている。[12]

研究業績編集

国際編集

以下は、ノーベル賞を受賞したベルリン自由大学の研究者の一覧である。

国内編集

以下は、研究業績に対するドイツで最も栄誉な賞、ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ賞を受賞したベルリン自由大学の研究者の一覧である。

キャンパス編集

大学の大部分の施設はベルリンの南西シュテーグリッツ=ツェーレンドルフ区内のダーレム地区ドイツ語版に所在する。

関係者編集

教員編集

出身者編集

脚注編集

  1. ^ Exzellenzinitiative” (ドイツ語). www.fu-berlin.de (2007年12月7日). 2019年8月14日閲覧。
  2. ^ Politics & International Studies” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  3. ^ Archaeology” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  4. ^ Sociology” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  5. ^ Arts and Humanities” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  6. ^ Modern Languages” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  7. ^ Anthropology” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  8. ^ History” (英語). Top Universities (2019年2月15日). 2019年8月14日閲覧。
  9. ^ [1]
  10. ^ Top 100 Universities for Arts and Humanities.
  11. ^ EXPLORE RANKINGS DATA FOR FREE UNIVERSITY OF BERLIN 2018
  12. ^ Zahlen und Fakten” (ドイツ語). www.fu-berlin.de (2010年11月29日). 2019年8月14日閲覧。

外部リンク編集