ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-
『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』(Hot Fuzz)は、2007年の。『ショーン・オブ・ザ・デッド』に続くエドガー・ライト監督・脚本、サイモン・ペッグ脚本・主演作品。ブラック・コメディおよびアクションでありながらサスペンスの面を併せ持つ。ライト・ペッグ・フロスト・パークの関与する「スリー・フレーバー・コルネット3部作」第2作目に相当する。
ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- | |
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Hot Fuzz | |
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監督 | エドガー・ライト |
脚本 |
エドガー・ライト サイモン・ペッグ |
製作 |
ニラ・パーク ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー |
製作総指揮 | ナターシャ・ワートン |
出演者 |
サイモン・ペッグ ニック・フロスト |
音楽 | デヴィッド・アーノルド |
主題歌 |
スーパーグラス 「コウト・バイ・ザ・ファズ」 |
撮影 | ジェス・ホール |
編集 | クリス・ディケンズ |
製作会社 |
スタジオカナル ワーキング・タイトル・フィルムズ ビッグ・トーク・プロダクションズ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 121分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $16,000,000 |
興行収入 | $80,573,774[1] |
あらすじ編集
ロンドンの首都警察に勤めるニコラス・エンジェルは、大学を首席卒業、警察学校でもトップの成績を残し、検挙率もトップで幾度もの表彰を受けた頭脳明晰スポーツ万能な超エリート警察官[2]。ところが彼はその余りの有能さゆえに上司や同僚から迷惑がられ、田舎町サンドフォードに左遷させられてしまう。
ほとんど犯罪など起こらないサンドフォードでニコラスを待っていたのは、呑気でいいかげんな仲間たちと共に退屈な仕事に従事するばかりの日々。首都警察の頃と同じ調子で四角四面に働く彼は周囲と馴染めず、ここでも浮いた存在になっていく。しかしひとつの事故をきっかけに、ニコラスはこの一見平穏な村に潜む何かに気づきはじめる。
キャスト編集
※括弧内は日本語吹替
- ニコラス・エンジェル巡査部長: サイモン・ペッグ(横島亘)
- ダニー・バターマン巡査: ニック・フロスト(茶風林)
- フランク・バターマン警部補(署長): ジム・ブロードベント(西村知道)
- サイモン・スキナー: ティモシー・ダルトン(土師孝也)
- アンディ・ワインライト刑事: パディ・コンシダイン(鈴木貴征)
- ケネス警部: ビル・ナイ(野沢那智)
- ジョイス・クーパー: ビリー・ホワイトロー(佐々木敏)
- トム・ウィーバー: エドワード・ウッドワード
- ターナー巡査部長: ビル・ベイリー
- アーサー・ウェブリー: デイビッド・ブラッドリー
- ティム・メッセンジャー: アダム・バクストン
- ドリス・サッチャー警部補: オリヴィア・コールマン
- ジョージ・マーチャント: ロン・クック
- ジェームズ・リーパー: ケネス・クラナム
- メアリー・ポーター: ジュリア・ディーキン
- トニー・フィッシャー巡査部長: ケヴィン・エルドン(岡野浩介)
- 首都警察巡査部長: マーティン・フリーマン
- フィリップ・シューター師: ポール・フリーマン(塚田正昭)
- ボブ・ウォーカー警部補: カール・ジョンソン
- イヴ・ドレイパー: ルーシー・パンチ
- レスリー・タイラー: アン・レイド
- アンディ・カートライト警部補: レイフ・スポール
- マーティン・ブロワー: デイヴィッド・スレルフォール
- ロイ・ポーター: ピーター・ワイト
- ロビン・ハッチャー医師: スチュアート・ウィルソン(稲葉実)
このほかケイト・ブランシェット、ピーター・ジャクソン、スティーヴ・クーガンがカメオ出演している。
スタッフ編集
- 監督: エドガー・ライト
- 製作: ニラ・パーク、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
- 脚本: エドガー・ライト、サイモン・ペッグ
- 製作総指揮: ナターシャ・ワートン
- ラインプロデューサー: ロナルド・ヴァスコンセロス
- 撮影監督: ジェス・ホール
- 美術: マーカス・ローランド
- 編集: クリス・ディケンズ
- 衣装: アニー・ハーディング
- ヘア・メイク: ジェイン・ウォーカー
- 音楽: デヴィッド・アーノルド
- 音楽監修: ニック・エンジェル
- キャスティング: ニーナ・ゴールド
- VFX: ダブル・ネガティブ
日本での劇場公開編集
2008年4月、映画ニュースサイトシネマトゥデイは、本作がギャガ・コミュニケーションズによって7月上旬より日本で劇場公開され、ライトの来日も決定していると報じ[3]、数日後にはギャガからも発表された[4]。ギャガや同サイトは、公開の実現を町山智浩らが呼びかけていたインターネット上の署名運動によるものとしている。
また、2020年7月10日から、カルチャヴィルの配給で、全国のTOHOシネマズ系列で再上映が決定した。
受賞編集
- 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第38位
その他編集
- フランク・バターマン署長役で出演したジム・ブロードベントはサイモン・ペッグ、エドガー・ライトによる前作『ショーン・オブ・ザ・デッド』を観て、「次回映画を撮るときに自分を使う気があるか?」とイギリスの映画賞である英国アカデミー賞のパーティーで自ら出演を志願した。
- 音楽の一部をロバート・ロドリゲスが手掛けている。
- ピーター・ジャクソン、ケイト・ブランシェット、イアン・ホルムらがカメオ出演している。
- 映画評論家の水野晴郎が生前最後に観た映画であり、「編集が面白い」と評した[5]。
関連項目編集
参考文献編集
- ^ “Hot Fuzz (2007)”. Box Office Mojo. 2009年10月17日閲覧。
- ^ 映画好きが「腹筋崩壊する」と高評価!おすすめの「笑える映画」16本 - ライブドアニュース
- ^ “究極のおバカ映画「ホット・ファズ」が署名運動で上映実現!”. シネマトゥデイ. ウエルバ (2008年4月4日). 2008年4月23日閲覧。
- ^ “『ホット・ファズ_-俺たちスーパーポリスメン!-』劇場公開緊急決定!”. こちら!! シネマPeople 編集室ブログ. ギャガ・コミュニケーションズ (2008年4月12日). 2008年7月25日閲覧。
- ^ “水野晴郎氏が死の直前、最後に観た映画『ホット・ファズ』の感想は?”. シネマトゥデイ (2008年6月19日). 2009年10月17日閲覧。
外部リンク編集
- Hot Fuzz - ワーキング・タイトル・フィルムズによる公式ウェブページ (イギリス)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - ギャガ・コミュニケーションズによる公式ウェブサイト (日本)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンによるDVDの公式ウェブサイト (日本)
- Hot Fuzz - ローグ・ピクチャーズによる公式ウェブサイト (アメリカ)
- ダニー吉田 from 『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』OFFICIAL PROFILE - Myspace
- 映画「HotFuzz」劇場公開を求める会
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - Box Office Mojo(英語)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - Rotten Tomatoes(英語)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - Metacritic(英語)
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - allcinema
- ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- - KINENOTE
- Hot Fuzz - オールムービー(英語)
- Hot Fuzz - インターネット・ムービー・データベース(英語)