メーン・イベント
『メーン・イベント』(原題:The Main Event)は、1979年制作のアメリカ合衆国の映画。
メーン・イベント | |
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The Main Event | |
監督 | ハワード・ジーフ |
脚本 |
ゲイル・ペアレント アンドリュー・スミス |
製作 |
ジョン・ピーターズ バーブラ・ストライサンド |
製作総指揮 |
ハワード・ローゼンマン レニー・ミッセル |
出演者 |
バーブラ・ストライサンド ライアン・オニール |
音楽 | マイケル・メルヴォイン |
撮影 | マリオ・トッシ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1979年6月22日 1979年12月15日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $42,800,000[1] |
ボクシングをモチーフとしたロマンティック・コメディ映画である。ハワード・ジーフ監督、バーブラ・ストライサンド(兼・製作)、ライアン・オニールが出演。
あらすじ
編集香水会社の社長ヒラリー・クレイマー(ストライサンド)は、会計士が横領し南米へ逃亡したことから、会社を失い金銭的に破綻する。彼女は残った数少ない資産の中から、節税対策として締結した、既に引退していたボクサーとのマネジメント契約を見つける。彼女は、ファイトマネーを借金の返済に充てようと考え、現在はドライビング・インストラクターであるエディ・“キッド・ナチュラル”・スキャンロン(ライアン・オニール)をリングに戻すことを決める。エディはこれでは自分が殺されるだけだと考え抵抗するが、ヒラリーは裁判に訴えると脅したことから、最終的には折れる。エディはわざと負けてヒラリーの思惑を断念させようとするが、ヒラリーはますます熱心になる。しかし、応援する積りが却って邪魔になり、2人は喧嘩ばかり。エディの奇妙な形での復帰が進むにつれて、彼はマネージャー(ヒラリー)との対立とロマンスに巻き込まれていることに気づく。
ヒラリーはキッドを自分で訓練しようと試みるが、彼女はボクシングについて全く無知であることを露呈する。彼女はキッド・ナチュラルがリングで練習している間、ボクシングの「ハウツー」本を読み聞かせている。フットワークについて書いてある箇所を見つけた彼女は、「それは相手を蹴るという意味じゃないの」などと言う。
ヒラリーはヘクター・マンティラとの「ありそうでなかった試合」を企画して一儲けしようと画策する。これを知った大物プロモーターの思いつきで、ヒラリーがセコンドに付くことを条件に、チャンピオンのヘクターとの試合が組まれることになった。ヘクターとキッド・ナチュラルは、何年も前にパンナム競技大会で、試合前の乱闘により共に失格となっていた。その後、ヘクターはプロボクサーとして成功している。最終盤、キッドはヘクターに対して優位に立ち勝利寸前となるが、ヒラリーは突然、キッドが勝てば自分たち2人のコンビは終わり、二度と彼に会えなくなってしまうことに気づく。驚くべきことに、彼女はタオルをリングに投げ込み試合を終了させ、リングに上りキッドへの愛を宣言しキスをする。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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テレビ朝日版 | ||
ヒラリー・クレイマー | バーブラ・ストライサンド | 鈴木弘子 |
エディ“キッド・ナチュラル”・スキャンロン | ライアン・オニール | 津嘉山正種 |
パーシー | ウィットマン・メイヨ | 坂口芳貞 |
デヴィッド | ポール・サンド | 千田光男 |
ドナ | パティ・ダーバンヴィル | 吉田理保子 |
ガフ | ジェームズ・グレゴリー | 加藤精三 |
アラン | ジョン・ライリー | 徳丸完 |
オーナー | ロジャー・ボーウェン | 上田敏也 |
ヘクター | リチャード・ローソン | 若本紀昭 |
不明 その他 |
つかせのりこ 及川ひとみ 笹岡繁蔵 郷里大輔 峰恵研 藤城裕士 広瀬正志 | |
演出 | 山田悦司 | |
翻訳 | 山田小枝子 | |
効果 | 赤塚不二夫 | |
調整 | 国定保孝 | |
制作 | 日米通信社 | |
解説 | 淀川長治 | |
初回放送 | 1985年2月17日 『日曜洋画劇場』 |
脚注
編集- ^ “Box Office Information for The Main Event”. Box Office Mojo. January 28, 2012閲覧。