ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン
ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社(略称: USJC、英語: United Semiconductor Japan Co., Ltd.)は三重県桑名市の300mm半導体ウェハー工場を製造拠点にしたファウンドリ専業メーカーである。
種類 | 株式会社 |
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略称 | USJC |
本社所在地 |
日本 〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1 コンカード横浜 |
本店所在地 |
〒511-0118 三重県桑名市多度町御衣野2000番地 |
設立 | 2014年12月1日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 3190001022170 |
代表者 | 三沢 信裕 |
資本金 | 100億円 |
従業員数 | 1,160人(2024年4月1日現在) |
主要株主 | 聯華電子 100% |
外部リンク | https://www.usjpc.com/ |
台湾にある聯華電子(UMC)グループの一員となり、日本発のファウンドリとして半導体製造受託サービスを提供している。
概要
編集前身の三重富士通セミコンダクターは、富士通セミコンダクターとUMCとの合弁会社で、製造拠点の三重工場は、1984年の操業開始以来、最先端メモリ等の開発・量産が行われてきた。
2019年10月、三重富士通セミコンダクターからユナイテッド・セミコンダクター・ジャパンへ社名変更し、UMCの完全子会社として設立された。USJCの本社は神奈川県横浜市に新設され、製造拠点はこれまでと同様の三重県桑名市である。
三重工場で製造される半導体を「桑名発の半導体」と称している。
三重工場の特長
編集B1棟 | B2棟 | |
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操業開始 | 2005年 | 2007年 |
延床面積 | 38,000m2 | 80,000m2 |
クリーンルーム面積 | 17,000m2 | 30,000m2 |
プロセステクノロジ | 40nm, 55nm, 65nm, 90nm | |
製造能力 | 約38,400枚/月 |
沿革
編集- 1984年(昭和59年)- 富士通三重工場開設。
- 1992年(平成4年)- 世界初スーパーコンピュータ向けのCMOS LSIを開発。
- 2003年(平成15年)- 90nmCu多層配線のプロセス量産開始。
- 2004年(平成16年)- 富士通三重工場に世界初ハイブリッド免振構造の300mmウェハー対応の新棟建設。
- 2006年(平成18年)- 富士通三重工場に300mmウェハー対応の第2棟建設。
- 2008年(平成20年)- 富士通LSI事業部を分社化し、富士通マイクロエレクトロニクス株式会社を設立。
- 2010年(平成22年)- 富士通セミコンダクター株式会社に社名変更。スーパーコンピュータ「京」半導体チップ製造開始。
- 2013年(平成25年)- DDCトランジスタ採用製品の量産を開始。
- 2014年(平成26年)- 三重富士通セミコンダクター株式会社を設立。
- 2015年(平成27年)- 世界で初めて旋回流誘引型成層空調[1]を全面採用し、40nmプロセス製造ラインを構築。
- 2016年(平成28年)- 品質マネジメントシステム(ISO9001:2015)認証取得。自動車産業向け品質マネジメントシステム(IATF16949:2016)認証取得。
- 2019年(平成31年/令和元年)- 環境マネジメントシステム(ISO14001:2015)認証取得。ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社に社名変更。
- 2020年(令和2年)- 情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/ICE 27001:2013)認証取得。
- 2021年(令和3年)- 事業継続マネジメントシステム(ISO22301:2019)認証取得[2]。
- 2022年(令和4年)- デンソーと車載パワー半導体の生産において協業[3]。労働安全衛生マネジメントシステム(ISO45001:2018)認証取得。
- 2023年(令和5年)- デンソーとの協業による車載パワー半導体の量産出荷を開始。情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/ICE 27001:2022)認証取得。
脚注
編集出典
編集- ^ “旋回流誘引型成層空調(SWIT)”. 高砂熱学. 2022年12月28日閲覧。
- ^ “事業継続マネジメントシステム(ISO22301:2019)認証取得”. USJC. 2021年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月28日閲覧。
- ^ “デンソーとの協業”. USJC. 2022年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月8日閲覧。