ランカスター公(Duke of Lancaster)は、イングランド公爵位。王族であるランカスター家と密接に結びついており、現在はイングランド王位保持者の称号の一つとなっている。

ランカスター公
Duke of Lancaster
Flag of the Duchy of Lancaster.svg Coat of Arms of Duchy of Lancaster.svg
創設時期1306年(1413年以降王位に付随)
創設者エドワード3世
貴族イングランド貴族
現所有者チャールズ3世
推定相続人ウィリアム(ウェールズ公)
相続資格世襲(王位とともに継承)
付随称号イギリス連邦王国国王
イギリス国王(2022年 - )
カナダ国王(2022年 - )
オーストラリア国王(2022年 - )
ニュージーランド国王(2022年 - )
ジャマイカ国王(2022年 - )
バハマ国王(2022年 - )
グレナダ国王(2022年 - )
パプアニューギニア国王(2022年 - )
ソロモン諸島国王(2022年 - )
ツバル国王(2022年 - )
セントルシア国王(2022年 - )
セントビンセント・グレナディーン国王(2022年 - )
ベリーズ国王(2022年 - )
アンティグア・バーブーダ国王(2022年 - )
セントクリストファー・ネイビス国王(2022年 - )

概要編集

ヘンリー3世の子エドモンド・クラウチバックの子孫であるランカスター家はランカスター伯の爵位を保持していたが、エドワード3世からヘンリー・オブ・グロスモントがランカスター公に叙せられた。ヘンリー・オブ・グロスモントが1361年に死亡したことで一旦中絶したが、娘ブランシュの夫でエドワード3世の息子でもあるジョン・オブ・ゴーントが翌1362年に新設されたランカスター公となり、彼の子孫はランカスター家と呼ばれることとなった。また、ジョンは妻の権利でダービー伯リンカーン伯レスター伯も兼ねた。

1399年、ジョンとブランシュの子であるヘンリー・ボリングブルックはヘンリー4世として即位し、同名の息子ヘンリーへプリンス・オブ・ウェールズと共にランカスター公位を与えた。その後彼がヘンリー5世として即位して以降は王位に伴う称号となった。封地としてランカスター公領を保有し、ランカシャーを中心に周辺地域に分布する。現在はイギリス王の財産を管理するクラウン・エステートの管理地となっている。またイギリスの内閣にはランカスター公領大臣が存在する。現在の称号保持者は、チャールズ3世である。

歴代ランカスター公編集

(括弧内は在位)

以降はノルマンディー公マン島領主等とともにイングランド王とともに継承される称号の一つとなっている。イギリス君主一覧を参照。

関連項目編集