ルイス・テレーロ
ルイス・エンリケ・テレーロ・ガルシア(Luis Enrique Terrero Garcia , 1980年5月18日 - )は、ドミニカ共和国出身の元プロ野球選手(外野手)。
基本情報 | |
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国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | バラオナ州 |
生年月日 | 1980年5月18日(44歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 1997年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2003年7月10日 NPB / 2012年3月30日 |
最終出場 |
MLB / 2007年9月30日 NPB / 2012年6月5日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集ダイヤモンドバックス時代
編集1997年、アマチュアFAでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約したが、肋骨や足首、股関節、大腿二頭筋を次々と痛めるなど怪我に悩まされた。
2003年7月10日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューを果たした。
2004年はシーズン半ばからメジャーに定着し62試合に出場。傘下のAAA級ツーソン・パドレスでは58試合の出場で打率.313、9本塁打、OPS.909、15盗塁の成績を残すが、2度の出場停止処分を受けた。
2005年は88試合に出場。8月10日のフロリダ・マーリンズ戦ではマイク・ローウェルの隠し球の犠牲になった[1]。
オリオールズ時代
編集2006年の開幕前にボルチモア・オリオールズへ移籍した。傘下のAAA級オタワ・リンクスでは84試合の出場で打率.318、16本塁打、OPS.927、18盗塁を記録したが、メジャーでは26試合の出場に留まった。
ホワイトソックス時代
編集2007年は、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結ぶ。初出場となった5月1日のシアトル・マリナーズ戦では本塁打を放った。10月3日にはホワイトソックスからのマイナー契約を断ってFAとなった。
オリオールズ復帰
編集2008年は、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結ぶ。傘下のAAA級ノーフォーク・タイズでは129試合の出場で打率.274、13本塁打、OPS.786、13盗塁の成績に終わり、メジャーでの出場はなかった。
独立リーグ、メキシコ時代
編集2009年は、独立リーグであるノーザンリーグのカンザスシティ・ティーボーンズと契約し、シーズン途中からメキシカンリーグのラグナ・カウボーイズと契約を結んだ。
レッズ傘下時代
編集2010年は、シンシナティ・レッズとマイナー契約を結ぶ。傘下のAA級カロライナ・マドキャッツとAAA級ルイビル・バッツでプレーし、計76試合の出場で打率.283、12本塁打、OPS.856、8盗塁の成績を残した
メキシカンリーグ復帰
編集2011年は、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズに所属。97試合の出場で打率.390、38本塁打、110打点、OPS1.254、30盗塁を残し、最多打点とMVP(最優秀選手)を獲得した[2]。30本塁打&30盗塁はメキシカン・リーグ20年ぶり史上2人目の記録だった。
ロッキーズ傘下時代
編集2011年シーズンオフにコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結びドミニカ共和国のウィンターリーグに参加した。
楽天時代
編集2011年11月にロッキーズオーナーのチャーリー・モンフォートが東北楽天ゴールデンイーグルス監督の星野仙一から相談を受けたことから、楽天の入団テストを受け[2]、12月11日に楽天と契約したことが発表された[3]。
2012年、開幕戦では7番・左翼手として出場し、4月3日のソフトバンク戦で初の4番に座った。しかし、春先から打率は低迷し、最終的にはわずか34試合の出場で打率.153と期待を大きく裏切り、本塁打も5月19日に阪神戦で能見篤史から放った1本だけに終わった。シーズン終了後の11月21日、自由契約選手として公示された[4]。
メキシカンリーグ再復帰
編集2013年はメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズでプレー。この年はリーグトップの長打率.744とOPS1.209を記録する活躍を見せる。
2014年もレッドデビルズと契約し、シーズン途中からカンペチェ・パイレーツに移籍。
2015年はサルティーヨ・サラペメーカーズと契約。
2016年4月23日にレイノサ・ブロンコスと契約するが、4試合の出場で退団。6月25日に独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのジョプリン・ブレイスターズと契約するが、7試合の出場で退団する。
選手としての特徴
編集打撃ではメジャー通算の得点圏打率.289と勝負強さを備えるが長打力に欠ける他、変化球への対応に難があり[5]、メジャー通算の三振率25パーセントを記録している。
守備では強肩を誇り[6]外野手3ポジションを守るが、UZR、DRS共に平均を下回る。マイナーでシーズン20盗塁以上を5度記録した俊足も備えるが必要以上に塁を狙うことが多く[5][6]、盗塁成功率はマイナー通算65パーセントと確実性に欠ける。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2003 | ARI | 5 | 5 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | .250 | .400 | .250 | .650 |
2004 | 62 | 255 | 229 | 21 | 56 | 14 | 0 | 4 | 82 | 14 | 10 | 2 | 1 | 0 | 20 | 2 | 5 | 78 | 5 | .245 | .319 | .358 | .677 | |
2005 | 88 | 184 | 161 | 23 | 37 | 6 | 1 | 4 | 57 | 20 | 3 | 2 | 2 | 1 | 14 | 0 | 6 | 40 | 5 | .230 | .313 | .354 | .667 | |
2006 | BAL | 27 | 42 | 40 | 4 | 8 | 1 | 0 | 1 | 12 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 7 | 0 | .200 | .238 | .300 | .538 |
2007 | CWS | 61 | 139 | 117 | 18 | 27 | 2 | 0 | 5 | 44 | 12 | 4 | 3 | 1 | 0 | 12 | 0 | 9 | 35 | 1 | .231 | .348 | .376 | .724 |
2012 | 楽天 | 34 | 121 | 111 | 8 | 17 | 2 | 0 | 1 | 22 | 7 | 2 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 2 | 30 | 0 | .153 | .215 | .198 | .413 |
MLB:5年 | 243 | 625 | 551 | 66 | 129 | 23 | 1 | 14 | 196 | 52 | 17 | 10 | 4 | 1 | 47 | 2 | 22 | 161 | 11 | .234 | .319 | .356 | .675 | |
NPB:1年 | 34 | 121 | 111 | 8 | 17 | 2 | 0 | 1 | 22 | 7 | 2 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 2 | 30 | 0 | .153 | .215 | .198 | .413 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
編集- NPB
- 初出場・初先発出場:2012年3月30日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、7番・左翼手で先発出場
- 初安打:同上、8回裏にカルロス・ロサから右前安打
- 初打点:2012年4月4日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、3回裏にブラッド・ペニーから三塁適時内野安打
- 初盗塁:2012年4月13日、対北海道日本ハムファイターズ1回戦(札幌ドーム)、5回表に二盗(投手:斎藤佑樹、捕手:鶴岡慎也)
- 初本塁打:2012年5月19日、対阪神タイガース1回戦(阪神甲子園球場)、7回表に能見篤史から左越2ラン
背番号
編集- 27 (2003年 - 2005年)
- 28 (2006年)
- 30 (2007年)
- 44 (2012年)
脚注
編集- ^ “MLB News - 隠し球が勝敗の鍵に マーリンズ対Dバックス戦(MAJOR.JP)” (2005年8月11日). 2006年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月20日閲覧。
- ^ a b “星野監督、7分間で即決!新助っ人砲・テレーロ電撃獲得!”. スポーツ報知 (2011年11月20日). 2011年11月20日閲覧。
- ^ “ルイス・エンリケ・テレーロ選手との契約合意に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス (2011年12月11日). 2011年12月11日閲覧。
- ^ 2012年度 自由契約選手2012年11月21日 日本野球機構公式サイト
- ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005』廣済堂出版、2005年、438頁頁。ISBN 4-331-51093-X。
- ^ a b N.L. reports
参考文献
編集- メキシカン・リーグ記録年鑑 "Quién es Quién"(Liga Méxicana de Béisbol)
- Pedro Treto Cisneros『The Mexican League/Comprehensive Players Statistics, 1937-2001』(McFarland&Company, Inc., Publishers)
- Pedro Treto Cisneros『Enciclopedia del Béisbol Mexicano』(Revistas Deportivas S.A. de C.V.)
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 テレーロ - NPB.jp 日本野球機構