日本柔道選士権大会

日本柔道選士権大会(にほんじゅうどうせんしけんたいかい)は、かつて日本で開催されていた柔道の大会。講道館主催、朝日新聞社後援。

史上唯一、選士権(専門の部)を3度獲得した木村政彦

概説編集

 
1937年開催の第7回大会

全日本柔道選士権大会として第1回大会が1930年東京で開催されて以降、昭和天覧試合との兼ね合いで開催が見送られた1933年1940年を除きほぼ毎年開催されており、同じく毎年ないし隔年で開催された明治神宮大会や不定期に開催された昭和天覧試合と並び、当時の柔道家にとってはビッグタイトルの1つであった。 この大会は嘉納治五郎の創案によって開始されたもので、柔道団体自らが主催(第1回大会および第5-10回大会は講道館、第2-4回大会は中央有段者会が主催)する全国規模の大会という点で明治神宮大会(厚生省大日本体育協会主催)や天覧試合(宮内省主催)と比べ特筆される[1]

道府県の区割
道府県
第1区 樺太北海道青森県岩手県秋田県宮城県山形県福島県
第2区 埼玉県千葉県東京府神奈川県
第3区 新潟県富山県茨城県栃木県群馬県山梨県長野県静岡県愛知県
第4区 石川県福井県岐阜県滋賀県京都府
第5区 三重県奈良県大阪府兵庫県和歌山県徳島県高知県
第6区 鳥取県島根県岡山県広島県山口県香川県愛媛県
第7区 福岡県大分県熊本県宮崎県鹿児島県佐賀県長崎県沖縄県台湾
第8区 朝鮮満州

大会は専門選士と一般選士の2つに分類し[注釈 1]1938年の第8回大会までは更に年齢別[注釈 2]に壮年前期(20~29歳)・壮年後期(30~37歳)・成年前期(38~43歳)・成年後期(44歳~)と4区分していたため、各大会とも8人のチャンピオンが存在していた[注釈 3]。この区分制度は嘉納治五郎曰く“力のつり合い”を考慮してのものであったが、選士権という特性上チャンピオンは1人であるべきという風潮が高まり、1939年の第9回大会と1941年の第10回大会(最後の大会)では日本柔道選士権大会と改称されると共に年齢別性が廃止された[注釈 4]太平洋戦争の影響による中断期間を経て、戦後の1948年に当大会の流れを汲む全日本柔道選手権大会が開催された際には、更に専門選士・一般選士の区分が廃止され唯一無二の全日本チャンピオンを決する大会となって今日に至る。

この大会に先立ち、1938年の第8回大会までは府県単位の1次予選と全国(樺太朝鮮満州を含む)を左表の通り8ブロックに分けての2次予選が行われ、それぞれブロックの8人の優勝者が選士権本大会に出場していたが[注釈 5]、年齢制度が廃止された第9回大会と第10回大会は予選も府県単位のみに変更されている。選士権本大会は、主に2日間に亘ってトーナメント方式で争われ、栄えある優勝者には優勝旗のほか賞牌・証状・記念品が贈られた[1]

なお、柔道の競技大会としては1929年の昭和天覧試合で初めて判定制度が導入されたが、当大会では判定による決着は採り入れられていない。そのため、時間内に勝敗が着かない場合は3,4回の延長の末、決勝戦以外は抽選によって決し[注釈 6]、決勝戦の場合は“優勝預り”という扱いになった。

大会記録 編集

出場者名左の は優勝、 は準優勝、 は第3位を表す。

 第1回大会 編集

日程:1930年(昭和5年)11月15-16日
会場:明治神宮外苑相撲場
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区   渥美静雄
(3段)
小樽   伊達竺郎
(5段)
秋田   尾形源治
(6段)
山形   細川善盛
(5段)
山形   岡本一
(3段)
青森   坂元至善
(4段)
宮城   山口宇吉
(3段)
山形   館岡正親之助
(3段)
秋田
第2区 曽根幸蔵
(5段)
東京   神田久太郎
(5段)
東京 徳三宝
(6段)
東京 松岡辰三郎
(6段)
東京   笠原巌夫
(5段)
東京   牧野政信
(5段)
東京   黒須春次
(5段)
東京   興呂木盛藤
(4段)
東京
第3区 羽田泰文
(5段)
富山   青木武
(5段)
栃木   佐野安太郎
(5段)
富山 新井銀右衛門
(4段)
長野 武重小次郎
(4段)
栃木 結城源心
(5段)
静岡 高木茂雄
(3段)
長野   松本伝
(3段)
長野
第4区   遠藤清
(5段)
京都   石井辰巳郎
(5段)
京都 - -   吉澤一喜
(6段)
京都 上野秀慶
(4段)
京都   高橋健蔵
(3段)
京都 - - - -
第5区 対馬彪一
(4段)
和歌山 黒田久一
(5段)
兵庫 村治清治郎
(5段)
兵庫   天野品市
(6段)
大阪   早川勝
(5段)
兵庫 黒川謙三
(3段)
兵庫 千鳥伸吉
(3段)
大阪 真野恒太郎
(5段)
兵庫
第6区   柏原俊一
(5段)
山口 松本権
(5段)
岡山   岡田代四郎
(4段)
岡山 武南喜三太
(5段)
岡山   飯山栄作
(4段)
広島   井上清三郎
(4段)
香川 則武新吉
(3段)
岡山   藤原明太郎
(4段)
岡山
第7区   山根英師
(5段)
熊本   須藤金作
(5段)
福岡   宇土虎雄
(6段)
熊本   大賀三喜
(6段)
熊本 吉浦清市
(4段)
福岡   島井安之助
(5段)
福岡   荒木栄一郎
(5段)
福岡 堤米次
(4段)
福岡
第8区   古沢勘兵衛
(5段)
京城 山木福松
(5段)
春川 - - 佐々木貞次郎
(5段)
咸興   木谷重利
(4段)
京城 - -   村上義臣
(6段)
釜山 - -

 第2回大会 編集

日程:1931年(昭和6年)10月24-25日
会場:日比谷新音楽堂
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 佐藤勝太郎
(4段)
秋田 永沢誠蔵
(5段)
青森   高橋岩五郎
(5段)
秋田   貝塚亀尾
(4段)
秋田   村山要
(4段)
宮城 木下貢
(3段)
宮城   庄司芳三郎
(3段)
宮城 - -
第2区   牛島辰熊
(5段)
東京   神田久太郎
(5段)
東京 飯田貞六
(5段)
神奈川   森山喜代助
(5段)
埼玉   加瀬清
(5段)
東京 館岡金太郎
(4段)
東京   鯨井寅松
(5段)
埼玉   伊藤鉄五郎
(5段)
東京
第3区   菊池揚二
(5段)
茨城   青木武
(6段)
栃木   高橋秀山
(5段)
新潟   松本伝
(4段)
長野 横田安次
(3段)
新潟   結城源心
(5段)
静岡 高木茂雄
(3段)
長野   新井銀右衛門
(5段)
長野
第4区   島崎朝輝
(5段)
滋賀 小原有為
(5段)
福井   大野木秀道
(6段)
福井   吉澤一喜
(6段)
京都   野上智賀雄
(5段)
京都   山沢準三郎
(5段)
京都 - - - -
第5区 大谷晃
(5段)
大阪   高橋定吉
(5段)
大阪   田辺輝夫
(5段)
兵庫 柴田善兵衛
(5段)
兵庫   小谷文治郎
(4段)
大阪   松田与蔵
(3段)
大阪   千鳥伸吉
(3段)
大阪 - -
第6区 草野斌
(4段)
山口 中西文三
(5段)
広島 - - - - 安藤輝夫
(3段)
鳥取 矢吹艶治郎
(4段)
岡山 - -   藤原明太郎
(4段)
岡山
第7区   坂田忠二
(5段)
福岡   須藤金作
(5段)
福岡 - - - - 村上一雄
(2段)
福岡   島井安之助
(5段)
福岡   荒木栄一郎
(5段)
福岡   堤米次
(4段)
福岡
第8区 - - - - - - - - 山口勝三
(4段)
朝鮮 - - - - -

 第3回大会 編集

日程:1932年(昭和7年)11月19-20日
会場:日比谷新音楽堂
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 大場喜男
(3段)
宮城 皆川国次郎
(5段)
北海道 熱海良夫
(5段)
宮城   細川善盛
(6段)
山形 森口二郎
(5段)
北海道 対馬武治郎
(3段)
青森   五十嵐九兵衛
(5段)
山形   三浦勘一
(3段)
宮城
第2区   牛島辰熊
(6段)
東京   赤川徳次郎
(5段)
東京   佐藤昇一郎
(5段)
東京   徳三宝
(6段)
東京   飯山栄作
(5段)
東京   星崎治名
(6段)
神奈川   山口三郎
(5段)
神奈川 興呂木盛藤
(5段)
東京
第3区 水口正吉
(4段)
富山   羽田泰文
(5段)
富山 旗野吉太郎
(5段)
新潟 大塚富之輔
(5段)
長野 葉山三郎
(5段)
群馬   結城源心
(5段)
静岡 小倉紋蔵
(3段)
栃木   新井銀右衛門
(5段)
長野
第4区   荒井一三
(5段)
滋賀 - - 大野木秀道
(6段)
福井   森岡梅吉
(4段)
福井 平工正七
(3段)
岐阜 西尾又八
(5段)
滋賀 堤康次郎
(3段)
滋賀 - -
第5区   山本正信
(5段)
兵庫 庄野松之助
(5段)
大阪   村治清治郎
(6段)
兵庫 村方敬三
(5段)
大阪   小谷文治郎
(4段)
大阪 佐藤松次郎
(4段)
大阪 千鳥伸吉
(4段)
大阪 波来谷乗勝
(5段)
兵庫
第6区 三好暹
(4段)
香川 西山広三
(4段)
広島   島利吉
(5段)
香川 宮武京一
(6段)
香川   西村武雄
(6段)
香川 井上清三郎
(5段)
香川   中須賀百松
(5段)
愛媛   吉本官次
(4段)
香川
第7区 弘直之
(5段)
宮崎   桑原二郎
(5段)
熊本 三石昇八
(5段)
熊本   馬場寿吉
(6段)
佐賀 内藤宏
(3段)
熊本   上野勉
(4段)
熊本   平田千代次
(4段)
福岡   山田俊作
(4段)
福岡
第8区   小玉達夫
(5段)
京城   古沢勘兵衛
(6段)
京城   松野内安一
(5段)
釜山 - -   池化竜
(4段)
京城   李鮮吉ko
(4段)
江原道 - - - -

 第4回大会 編集

日程:1934年(昭和9年)11月25日
会場:日比谷新音楽堂
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 小田原徳善
(5段)
福島 佐藤孝志
(5段)
青森   工藤幸一
(5段)
青森   細川善盛
(6段)
山形   佐藤儀一郎
(3段)
宮城 室井栄吾
(5段)
福島   斉藤兼治郎
(3段)
秋田   館岡正親之助
(3段)
秋田
第2区   田中末吉
(5段)
神奈川 曽根幸蔵
(6段)
東京   佐藤昇一郎
(5段)
東京   高橋重蔵
(5段)
東京   中島正行
(5段)
神奈川   村田与吉
(5段)
東京   加藤泰司
(5段)
東京 東谷文平
(4段)
東京
第3区 瀬戸口新吉
(5段)
新潟   羽田泰文
(5段)
富山   青木武
(6段)
栃木 旗野吉太郎
(5段)
新潟 香川正晴
(2段)
富山 横田安次
(4段)
新潟 - -   新井銀右衛門
(5段)
長野
第4区   伊藤徳治
(5段)
京都 - - - - - -   川地文太郎
(3段)
京都 - - - -   堤康次郎
(4段)
滋賀
第5区 上田文次郎
(5段)
大阪   対馬彪一
(5段)
大阪   南都要次
(5段)
兵庫   安芸清利
(7段)
大阪   狩谷猛雄
(3段)
兵庫 早川勝
(6段)
兵庫   斉藤琢磨
(4段)
高知 波来谷乗勝
(5段)
兵庫
第6区 伊藤主税
(5段)
愛媛 - - 雨宮正男
(4段)
香川   新免純武
(6段)
島根 船橋巌
(4段)
岡山   児島頼雄
(4段)
香川   井上清三郎
(5段)
香川   中須賀百松
(5段)
愛媛
第7区   荒井一三
(5段)
福岡   坂田忠二
(5段)
福岡 氏森寿夫
(5段)
長崎 - - 内藤宏
(4段)
熊本   古賀弘
(5段)
福岡 松前顕義
(5段)
熊本 - -
第8区   新原勇
(5段)
朝鮮   古沢勘兵衛
(6段)
朝鮮 山下亦一
(5段)
朝鮮 - - 木村実
(4段)
朝鮮   李鮮吉ko
(5段)
朝鮮 - - 石井乙吉
(4段)
朝鮮

 第5回大会 編集

日程:1935年(昭和10年)10月26-27日[注釈 7]
会場:日比谷新音楽堂
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 小田原徳善
(5段)
福島 島谷鉄五郎
(5段)
北海道   工藤幸一
(5段)
青森 細川善盛
(6段)
山形 菊地小一
(4段)
宮城 島本勇蔵
(4段)
北海道   斉藤兼治郎
(4段)
秋田   宮尾常次郎
(4段)
北海道
第2区   飯山栄作
(5段)
東京   田中末吉
(5段)
神奈川 鈴木喜吉
(5段)
神奈川   高橋重蔵
(5段)
東京   中島正行
(5段)
神奈川 佐藤三子
(5段)
東京   田中宗吉
(5段)
東京 綱井好太郎
(4段)
東京
第3区   後藤三郎
(5段)
長野   羽田泰文
(5段)
富山 佐藤信作
(5段)
群馬   旗野吉太郎
(5段)
新潟   葉山三郎
(5段)
群馬   古橋友三
(5段)
名古屋 高橋武雄
(5段)
栃木   渡辺兵造
(5段)
栃木
第4区 辻義一
(5段)
岐阜 大島保造
(5段)
岐阜 - - - - 江崎良一
(4段)
岐阜 川瀬秋夫
(3段)
岐阜 高橋三二
(2段)
岐阜 唐沢鶴三郎
(3段)
岐阜
第5区   上田文次郎
(5段)
大阪   山本正信
(5段)
兵庫 高橋定吉
(5段)
大阪   村治清治郎
(6段)
兵庫   神原良太郎
(5段)
大阪   川崎猛
(5段)
大阪 斉藤琢磨
(4段)
高知   山口宇吉
(4段)
大阪
第6区 藤井頼人
(4段)
山口 草野斌
(5段)
山口   緒方久人
(6段)
広島 中須賀百松
(5段)
愛媛   河野正勝
(3段)
山口 野崎清
(3段)
広島 井上清三郎
(5段)
香川 中村秀太郎
(4段)
香川
第7区 新原勇
(5段)
福岡   山根英師
(6段)
熊本   西文雄
(6段)
福岡   宇土虎雄
(6段)
熊本 辻本英之介
(5段)
熊本   富永専三郎
(4段)
福岡   松前顕義
(5段)
熊本   山田俊作
(4段)
福岡
第8区   瀬戸口新吉
(5段)
朝鮮 古沢勘兵衛
(6段)
朝鮮   松野内安一
(6段)
朝鮮 - - 山口利雄
(5段)
満州   横関辰雄
(4段)
朝鮮   日枝計江
(5段)
朝鮮 - -

 第6回大会 編集

 
優勝預りとなった専門壮年前期・同成年後期の部を除く6名の選士権獲得者たち
日程:1936年(昭和11年)11月22-23日
会場:講道館
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 小島茂徳
(4段)
北海道 木下貢
(5段)
宮城 工藤幸一
(5段)
弘前 細川善盛
(6段)
山形   芝田久雄
(3段)
札幌 森谷善寿郎
(4段)
山形 伊藤久四郎
(4段)
仙台   照井藤松
(4段)
秋田
第2区   阿久津徳治
(5段)
東京   田中末吉
(6段)
神奈川   須藤金作
(6段)
横浜   高橋隆正
(6段)
神奈川 中島正行
(5段)
神奈川   山内十次郎
(5段)
神奈川   田中宗吉
(5段)
東京   柏木質
(5段)
東京
第3区 後藤三郎
(5段)
長野 羽田泰文
(6段)
富山 田中良三
(6段)
群馬   米田松三
(6段)
愛知   田代文衛
(5段)
名古屋 池内広忠
(5段)
茨城 結城源心
(6段)
静岡 新井銀右衛門
(5段)
長野
第4区 高木栄一郎
(5段)
京都   胡井剛一
(6段)
京都   滝本愛蔵
(5段)
滋賀   鈴木金次郎
(5段)
滋賀 川勝光一
(4段)
京都   野呂秀臣
(4段)
京都 堀部与八
(5段)
滋賀 - -
第5区 神原良太郎
(5段)
大阪   山本正信
(6段)
神戸 杉田是市
(5段)
大阪   村治清治郎
(6段)
兵庫 狩谷猛雄
(4段)
神戸   佐藤松次郎
(5段)
大阪   斉藤琢磨
(4段)
高知   山口宇吉
(5段)
大阪
第6区   安藤輝夫
(5段)
鳥取 矢吹艶治郎
(5段)
岡山 西山広三
(5段)
新免純武
(7段)
島根 高橋三郎
(4段)
山口 浜田武夫
(4段)
鳥取   権藤薫
(4段)
広島 清田茂寿郎
(5段)
岡山
第7区   新原勇
(5段)
福岡 杉町仁市
(5段)
佐賀   境慧
(5段)
大牟田 - -   村上一雄
(3段)
福岡 富永専三郎
(5段)
福岡 秋山一寿
(3段)
福岡   鬼倉要造
(3段)
福岡
第8区   瀬戸口新吉
(5段)
京城   井上藤一
(5段)
京城   神田久太郎
(6段)
旅順 - -   山口利雄
(5段)
大連   横関辰雄
(4段)
朝鮮   李鮮吉ko
(5段)
朝鮮 - -

 第7回大会 編集

 
優勝預りとなった一般成年後期の部を除く7名の選士権獲得者たち
日程:1937年(昭和12年)10月23-24日
会場:講道館
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 柳沢甚之助
(5段)
札幌 樋口朝之助
(4段)
福島   長内惣吉
(5段)
青森 細川善盛
(6段)
山形 山崎孝治
(5段)
福島 安部男也
(5段)
福島   佐藤新治
(5段)
宮城 庄司芳三郎
(5段)
宮城
第2区   木村政彦
(5段)
東京   田中末吉
(6段)
横浜   須藤金作
(6段)
横浜   高橋隆正
(6段)
横浜   遊田常義
(5段)
東京   柿崎重弥
(5段)
横浜 藤沢慶治
(5段)
東京   黒須春次
(6段)
東京
第3区   後藤三郎
(5段)
長野 羽田泰文
(6段)
富山 山木福松
(5段)
新潟 旗野吉太郎
(6段)
新潟 田代文衛
(5段)
名古屋 中神彦男
(5段)
名古屋 結城源心
(6段)
静岡 小倉紋蔵
(4段)
栃木
第4区 篠原秋義
(5段)
滋賀   岩井美良
(5段)
金沢 - - - - - - - - - - - -
第5区 谷内憲之
(5段)
大阪   時実克己
(5段)
神戸   浜野正平
(6段)
大阪   安芸清利
(7段)
大阪   岡本義正
(4段)
三重 流水克己
(5段)
大阪 清水鷹治
(5段)
神戸   斉藤琢磨
(4段)
高知
第6区   上野昇
(5段)
岡山 秋月安吉
(5段)
松山 岩山宗太郎
(5段)
  中須賀百松
(6段)
今治 河地義光
(4段)
香川   浜田武夫
(4段)
鳥取   権藤薫
(5段)
広島   紺田清
(5段)
愛媛
第7区 辻本英之介
(5段)
熊本 田島武雄
(5段)
熊本 林岩三
(6段)
鹿児島 - -   村上一雄
(5段)
福岡   古賀秀吉
(5段)
福岡   田中武次郎
(5段)
福岡 古賀重吉
(4段)
佐賀
第8区   中島正行
(5段)
満州   楠力
(5段)
朝鮮   岡本金次郎
(5段)
朝鮮 - -   山口利雄
(5段)
大連   石川和豊
(5段)
朝鮮   李鮮吉ko
(5段)
朝鮮   日枝計江
(5段)
朝鮮

 第8回大会 編集

日程:1938年(昭和13年)10月16-17日
会場:講道館
専 門 一 般
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
壮年前期
20-29歳
壮年後期
30-37歳
成年前期
38-43歳
成年後期
44歳-
第1区 一戸正
(5段)
山形 大場喜男
(4段)
宮城 工藤幸一
(6段)
青森   照井藤松
(5段)
秋田   佐藤春生
(5段)
岩手   安斉新蔵
(4段)
宮城   佐藤新治
(5段)
宮城   五十嵐九兵衛
(6段)
山形
第2区   木村政彦
(5段)
東京   曽根幸蔵
(6段)
東京   赤川徳次郎
(6段)
東京 飯田貞六
(5段)
神奈川   姿節雄
(5段)
東京   真壁愛之助
(5段)
東京 藤沢慶治
(5段)
東京 飯田憲二
(6段)
神奈川
第3区   田代文衛
(5段)
愛知   西田亀
(5段)
静岡   田中良三
(6段)
群馬 旗野吉太郎
(6段)
新潟   宮島竜治
(4段)
長野 中神彦男
(5段)
愛知 結城源心
(6段)
静岡   松本伝
(5段)
長野
第4区   小川敬一
(5段)
京都 高木栄一郎
(6段)
京都   中島敬太
(5段)
京都 - - 安東真
(5段)
京都   野呂秀臣
(5段)
京都 内田俊一
(4段)
京都 - -
第5区   広瀬巌
(5段)
大阪   上田文次郎
(5段)
大阪 国川賛治郎
(5段)
大阪 倉永勇
(6段)
兵庫 岡本義正
(4段)
三重 流水克己
(5段)
大阪 難波悦治
(4段)
兵庫   猪原虎熊
(5段)
高知
第6区 安藤輝夫
(5段)
鳥取 永末勇市
(5段)
広島 西山広三
(5段)
広島   中須賀百松
(6段)
愛媛 南善応
(4段)
香川 朴天沢
(3段)
山口   権藤薫
(5段)
広島   日野清一
(4段)
広島
第7区 内藤宏
(5段)
熊本 杉町仁市
(6段)
佐賀   山城興純
(5段)
沖縄   三石昇八
(6段)
熊本   村上一雄
(5段)
福岡   古賀弘
(5段)
福岡   田中武次郎
(5段)
福岡 平田千代次
(4段)
福岡
第8区 中島正行
(6段)
満州   楠力
(5段)
朝鮮 徳永甚平
(5段)
朝鮮   松野内安一
(6段)
朝鮮 大関寛
(5段)
満州 - -   李鮮吉ko
(5段)
朝鮮 - -

 第9回大会 編集

日程:1939年(昭和14年)10月21-22日
会場:講道館
専 門
- 樺太 安田外男 (5段) 茨城 山木福松 (6段) 新潟 - 滋賀 安藤輝夫(5段) 鳥取 大塚長平 (6段) 福岡 森良雄 (5段) 朝鮮
玉村勇之進 (5段) 北海道 尾内安次 (5段) 栃木 羽田泰文 (6段) 富山 - 京都 秋山貞義 (4段) 島根 中村進一 (4段) 佐賀   飯山栄作(6段) 満州
- 青森 砂長喜右衛門 (5段) 群馬 岩井美良 (6段) 石川 小林徳正 (6段) 奈良 尾高茂 (5段) 岡山 松田豊 (4段) 長崎
倉田勇 (5段) 岩手 斉藤義男 (3段) 埼玉 市村衡 (4段) 福井 織田喜一 (5段) 和歌山 太田丈夫 (5段) 広島 - 大分
佐藤勝太郎 (5段) 秋田 - 千葉 磯部章一 (5段) 長野 田村正男 (5段) 大阪 新上清時 (5段) 山口 辻本英之介 (5段) 熊本
佐藤新治 (6段) 宮城   木村政彦 (5段) 東京 大島保造 (6段) 岐阜   時実克己 (6段) 兵庫 飯田清義 (5段) 徳島 - 宮崎
一戸正 (5段) 山形 唐戸茂 (5段) 神奈川 太田原政治 (5段) 静岡   越智正 (5段) 香川 - 鹿児島
渡辺虎雄 (5段) 福島 難波浦吉 (5段) 山梨 - 愛知 福家薫 (5段) 愛媛 山城興純 (5段) 沖縄
宮崎陽太郎 (5段) 三重 道上伯 (5段) 高知
一 般
- 樺太   荒井健雄 (4段) 茨城 渡辺卯三郎 (4段) 新潟 - 滋賀 岡村文一 (4段) 鳥取 田中国義 (4段) 福岡 吉田新蔵 (4段) 朝鮮
  島谷一美 (5段) 北海道 伊沢晴一 (3段) 栃木 高野梅太郎 (5段) 富山 - 京都 - 島根 馬渡礼次 (4段) 佐賀 永光伝 (5段) 満州
泉山正 (5段) 青森 - 群馬 金森元雄 (3段) 石川 - 奈良 金栄雲 (段位なし) 岡山 河村矯雄 (3段) 長崎
- 岩手 野上誠 (5段) 埼玉 神戸秋穂 (3段) 福井 城戸勝守 (5段) 和歌山   石村謙三 (5段) 広島 田辺信章 (3段) 大分
松橋成男 (3段) 秋田 - 千葉 宮島竜治 (5段) 長野 保坂清治 (5段) 大阪 - 山口 谷口邦夫 (5段) 熊本
安斉新蔵 (4段) 宮城   遊田常義 (5段) 東京 後藤義一 (3段) 岐阜 上田泰三 (5段) 兵庫 天野日吉 (4段) 徳島 - 宮崎
鈴木国夫 (初段) 山形 伊藤三郎 (5段) 神奈川 長田久司 (4段) 静岡 向井保栄 (4段) 香川 - 鹿児島
阿部文平 (4段) 福島 - 山梨 近藤定幸 (4段) 愛知 - 愛媛 - 沖縄
岡本義正 (5段) 三重 - 高知

 第10回大会 編集

日程:1941年(昭和16年)4月4-6日[注釈 8]
会場:日比谷新音楽堂
専 門
- 樺太   荒井健雄 (5段) 茨城 板倉倹 (5段) 新潟 清水喜三郎 (5段) 滋賀 安藤輝夫 (5段) 鳥取 村上一雄 (6段) 福岡 森良雄 (5段) 朝鮮
石川勝一郎 (5段) 北海道 山浦幸敏 (5段) 栃木 牧野正一 (5段) 富山 伊藤徳治 (5段) 京都 福井英男 (5段) 島根 相良輝行 (4段) 佐賀   斉藤三郎 (5段) 満州
石塚文四郎 (4段) 青森 能登又吉 (6段) 群馬 東正雄 (5段) 石川 - 奈良 尾高茂 (5段) 岡山 松田豊 (5段) 長崎
藤原勇 (5段) 岩手 倉沢茂 (5段) 埼玉 神戸秋穂 (4段) 福井 織田喜一 (5段) 和歌山 内田力男 (4段) 広島 麻生昌人 (5段) 大分
村山栄治郎 (4段) 秋田 - 千葉 田沢文雄 (5段) 長野   広瀬巌 (5段) 大阪 新上清時 (5段) 山口 辻本英之介 (5段) 熊本
黒田元蔵 (5段) 宮城 山口利雄 (5段) 東京   愛甲敏人 (5段) 岐阜 山本正信 (7段) 兵庫 黒部英男 (5段) 徳島 - 宮崎
長岡孝太郎 (4段) 山形 金坂清 (5段) 神奈川 加藤寿津美 (5段) 静岡 生駒正直 (5段) 香川 枦元侃 (5段) 鹿児島
阿部文平 (5段) 福島 難波浦吉 (5段) 山梨 岩崎正義 (5段) 愛知 伊藤主税 (5段) 愛媛 - 沖縄
小倉武夫 (5段) 三重 福家薫 (6段) 高知
一 般
阿部正幸 (5段) 樺太 菊池潤次郎 (4段) 茨城 瀬野信春 (3段) 新潟 清田清春 (3段) 滋賀 岡村文一 (5段) 鳥取 久保武雄 (5段) 福岡 岩爪氏好 (4段) 朝鮮
戸田武雄 (4段) 北海道 菊野三平 (3段) 栃木 湊谷正雄 (4段) 富山   松本安市 (5段) 京都 - 島根 本秀政 (5段) 佐賀   佐藤春生 (5段) 満州
島谷一美 (5段) 青森 半田明 (4段) 群馬 小山健治 (2段) 石川 - 奈良 佐野毅 (4段) 岡山 松岡一吉 (3段) 長崎 園川峰喜 (5段) 天津
- 岩手 斉藤義男 (4段) 埼玉 藤本繁男 (5段) 福井 八木午之介 (2段) 和歌山 石村謙三 (5段) 広島 大平秀夫 (3段) 大分
大坂安太郎 (3段) 秋田 市原豊吉 (5段) 千葉 宮沢矩雄 (2段) 長野 溝端与一 (5段) 大阪 高木正典 (4段) 山口 谷口邦夫 (5段) 熊本
熊谷喜代治 (4段) 宮城 島名誠 (5段) 東京 阿部誠 (4段) 岐阜 西村与三雄 (5段) 兵庫 多喜勝 (4段) 徳島 山元一 (3段) 宮崎
- 山形   渡辺利一郎 (5段) 神奈川 小川清 (4段) 静岡 笠井武雄 (5段) 香川 永吉秀雄 (4段) 鹿児島
  角田良平 (5段) 福島 - 山梨 関根徳夫 (4段) 愛知 藤田卓 (4段) 愛媛 - 沖縄
岡本義正 (5段) 三重 - 高知

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 昭和天覧試合と同様、専門選士の定義を以下の通り定めた。(1)柔道の教授を生業とする者、または嘗て柔道の教授を生業とした者。柔道教授以外の生業を有するも、警察学校会社その他の団体等において専ら斯道の教授に当たる者はこれに準ず。(2)警察官の官職にある者のうち、(イ)平素専ら柔道教授に当たり、他に警察の職務を持たない者。(ロ)臨時または僅少の時間、警察の職務を執る者といえども、平素専ら柔剣道教授に当たる者は前項に準ず。(3)学校(陸海軍含む)の職員で、柔道教授と他の教授とを兼ねる者については、(イ)柔道教授の時間数が他に比べて多い者、(ロ)柔道教授時間の多少に関わらず、柔道教師の教員免許証を有する者はこれを専門家とす。ただし、第1・第3の職にあっても、現在その職にない者は専門家の中に含まず。
  2. ^ 10月31日時点の満年齢による。
  3. ^ ただし、当時の新聞などでは専門選士の壮年前期(20~29歳)の部の取り扱いが大きく、やはり血気盛んな若者の部が最も注目されていた事が窺える。
  4. ^ 1940年紀元二千六百年記念行事として様々な柔道大会が各地で催されたため、日本選士権は開催が見送られた。
  5. ^ ブロックによっては特定の部への出場を“該当者なし”として棄権する事もあり、その場合、選士権本大会はそのブロックを除く7人で優勝が争われた。また1931年の第2回大会のみ、満州事変の影響で朝鮮満州を管轄する第8区からの選手出場は見送られ、一般成年前期の部に8区代表として庄司新三郎3段が推薦出場したのみであった。
  6. ^ 1930年大会の曽根幸蔵や1931年大会の大谷晃(いずれも専門壮年前期の部)は優勝候補ながら、それぞれ柏原俊一5段と延長4回、島崎朝輝5段と延長3回の末に抽選で涙を飲んだ。
  7. ^ 10月26日は形の演武・模範乱取・選抜紅白試合が行われ、選士権本大会は27日のみ実施。
  8. ^ 4月4日は6-8段の高段者による特別試合が行われ、選士権本大会は5,6日で実施。

出典編集

  1. ^ a b 村田直樹 (2006年11月22日). “これで君も柔道博士 -第10回:「選手権」と「選士権」は、一体どこが違うの?-”. 近代柔道(2006年12月号) (ベースボール・マガジン社) 

関連項目編集