北関東YKK北関東Y2K(きたかんとうワイケイケイ)とは、北関東3県に本社を置く大手家電量販店チェーンストア3社の総称である。3社のローマ字表記の頭文字をとっている。YKKとあるが、実在する企業のYKKやそのグループ会社であるYKK APとは無関係である。

概要編集

北関東YKKは、次の3社を指す。

頭文字 社名 本社所在地
Y ヤマダ電機 群馬県前橋市高崎市
K コジマ 栃木県宇都宮市
K ケーズホールディングス 茨城県水戸市

歴史編集

この3社は、1980年代から店舗網拡張や値下げで熾烈を極める競争を繰り広げているが、「北関東YKK」の略称で全国的に業界で有名になったのは1994年頃から勃発したヤマダ電機、コジマ、カトーデンキ販売(現・ケーズホールディングス)の激安価格競争(北関東家電戦争・YKK戦争)からである。

競合他店のチラシや店頭価格を市場調査した上でその価格より徹底的に安く販売することを謳ったり、商圏が競合する店舗間で数量限定の特価品を出し合い客の囲い込みを各社がする戦いは熾烈を極め名が知られることとなった。

一時期は日本電気大型店協会 (NEBA) から「北関東の風雲児」(「北関東の波乱児」とも)たちとも言われたが、その勢いは全国各地に広がり、駅前型店舗中心の業態から郊外ロードサイド店舗型へのシフトといった家電販売業界再編やNEBA解散の要因となった(なお、ケーズデンキはNEBA加盟社でもあった)。特にヤマダ電機とコジマは1990年代から2000年代初頭にかけて激しい競合関係にあり、近接した土地に対抗出店をしたり、価格表示に関して裁判沙汰にもなったことがあった。しかし2010年代に入るとコジマが経営不振に陥りビックカメラの子会社となり、コジマは不採算店舗を大量に閉店し残った店舗も「コジマ×ビックカメラ」に転換するなど、ビックカメラ主導の経営に移行した。このためこの言葉は事実上過去のものとなっている。