原田泰治
日本の画家、グラフィックデザイナー (1940−2022)
原田 泰治(はらだ たいじ、1940年4月29日 - 2022年3月2日)は、日本の画家・グラフィックデザイナー。
はらだ たいじ 原田 泰治 | |
生年月日 | 1940年4月29日 |
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没年月日 | 2022年3月2日(81歳没) |
出身地 | 日本・長野県諏訪市 |
出生地 | 日本・長野県諏訪市 |
国籍 | 日本 |
学歴 | 武蔵野美術大学短期大学部 |
職業 | 画家 |
活動期間 | 1963年 - 2022年 |
人物
編集長野県諏訪市生まれ。同県下伊那郡伊賀良村(現飯田市)で育つ。長野銀行では、原田デザインの通帳とキャッシュカードがある。「夢の里」という愛称で顧客からの人気が高い。さだまさしと親交が深く、原田の絵を題材にしたさだの楽曲もある。
略歴
編集- 1歳児の時小児麻痺にかかり、歩行困難になる。諏訪市立上諏訪中学校、長野県諏訪実業高等学校卒業後、武蔵野美術大学短期大学部商業デザイン科に入学[1]。はじめは洋画家を志すも、途中でデザインに転向。
- 1963年:短大卒業後、故郷でデザインスタジオを設置し、デザイナーとして活動する。
- 1980年:第29回小学館絵画賞を受賞。
- 1982年:朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界展」を連載開始し、並行して全国で個展をする。
- 1989年:アメリカ合衆国各地で展覧会を開催。
- 1994年:原田原作の絵本『さだおばさん』が東宝より、さだまさし監督、吉田日出子で映画化される。
- 1997年:長野冬季オリンピック競技大会での文化芸術祭に参加、「ふるさと四季の風‐原田泰治の世界展」出展。
- 1998年:諏訪湖のほとりに諏訪市原田泰治美術館(名誉館長さだまさし)がオープン[2]。
- 1999年:紺綬褒章受章。
- 2000年:日本の全国各地20か所で「日本の童謡・唱歌100選展」開催。
- 2004年:原田の作品の世界をパッチワークキルトで表現する原田泰治美術館主宰の公募展「第一回 絵画キルト大賞」が始まり、以後毎年開催されている。同館での受賞作品展では大賞、優秀賞など受賞作品と原田の原画が並べて展示されたが原田の死去に伴い2022年4月を以て終了。
- 2008年:上田電鉄1000系電車のラッピング電車「自然と友だち」のデザインを担当。
-
1002編成「自然と友だち1号」(2019年1月)
-
1003編成「自然と友だち2号」(2018年12月)
主な作品集
編集彼の作品は素朴画(ナイーブ・アート)と呼ばれるもので、日本の美しい風景を描いているのが特徴である。人物の顔には目・まゆ・鼻・口が描かれていないことが多い。
- 『ふるさとの詩 - 原田泰治の世界』(朝日文庫:1988年)ISBN 978-4022605047
- 『原田泰治自選画集』(講談社:1991年) ISBN 978-4062049405
- 『紙ふうせん - 原田泰治素朴画の世界』(講談社:1982年)ISBN 978-4061281486
- 『原田泰治 心のふる里を描く - ぼくの「夢」・「道」・「詩」・「風」』(講談社カルチャーブックス講談社:1991-年)ISBN 978-4061980358
- 『鳥の目、虫の目 日本の旅 - 原田泰治の世界』(トランスアート:1999年)ISBN 978-4887521094
- 共著
- 絵本
- 『とうちゃんのトンネル』(ポプラ社:1999年)ISBN 978-4591005279
- 『さだおばさん』(講談社:1994年)ISBN 978-4062072786
- 『やまのおみやげ』(ポプラ社:2012年)ISBN 978-4591129845
- 『やまざくらの詩(うた)』(講談社:1996年)ISBN 978-4062079761(詩:さだまさし)
- 『こすもすの詩』(講談社:1996年)(詩:さだまさし)ISBN 978-4062079754
CM
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 後に6代目円楽バージョンに戻った。
出典
編集- ^ 画家の原田泰治さん死去 81歳 諏訪市出身信濃毎日新聞2022年3月4日
- ^ “原田泰治美術館がオープン”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1998年7月31日)
- ^ 竹内まりや 「いのちの歌」 - Warner Music Japan
- ^ “Summer”. 原田泰治公式ウェブサイト. 2021年11月18日閲覧。
- ^ "画家の原田泰治さん死去 81歳、ふるさとの情景描く". 産経ニュース. 産経デジタル. 4 March 2022. 2022年3月4日閲覧。
- ^ 「原田泰治さん死去 画家、81歳」『時事ドットコム』2022年3月4日。2022年3月13日閲覧。