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茅野市(ちのし)は、長野県南信地方八ヶ岳白樺湖蓼科高原車山など観光資源を多く抱える諏訪地方有数の市である。又、諏訪広域連合に属する一都市である。本項では市制前の名称である茅野町(ちのまち)についても述べる。諏訪地域最大の人口を抱え、住みたい街ランキングでも常に上位に位置する。諏訪地域最大の都市になりつつある。

ちのし
茅野市
蓼科高原と八ヶ岳、南アルプス
Flag of Chino, Nagano.svg Symbol of Chino Nagano.svg
茅野市旗
1958年9月20日制定
茅野市章
1958年9月20日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方信越地方
都道府県 長野県
市町村コード 20214-2
法人番号 4000020202142
面積 266.59km2
(境界未定部分あり)
総人口 55,556[編集]
推計人口、2019年6月1日)
人口密度 208人/km2
隣接自治体 諏訪市佐久市伊那市南佐久郡小海町佐久穂町南牧村諏訪郡富士見町原村北佐久郡立科町小県郡長和町
山梨県北杜市
市の木 白樺
市の花 りんどう
茅野市役所
市長 今井敦
所在地 391-8501
長野県茅野市塚原二丁目6番1号
北緯35度59分43.9秒東経138度9分31.7秒
茅野市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

茅野市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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茅野市中心部周辺の空中写真。1976年撮影の2枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

地理編集

気候編集

太平洋側式の内陸性気候。ケッペンの気候区分によると、大部分が亜寒帯湿潤気候に属する。標高770 メートルから1,200メートルの裾野に街並みが広がっており、冬の朝は晴れることが多いために放射冷却により、マイナス15度以下にまで下がることもあるが雪は少ない。夏は都市部に比べれば冷涼であるが、真夏日になる日も多々ある。蓼科高原は日本で最も標高の高い場所にあるリゾート地であり、冬は非常に寒冷であり、気温はマイナス20度を下回る日もある。

隣接している自治体編集

地域編集

・泉野 ・豊平 ・玉川 ・宮川 ・金沢 ・ちの ・中大塩 ・北山 ・湖東

歴史編集

縄文時代から栄え、日本の中でも中心的役割を担っていた。そのため縄文時代の遺跡が数多く存在する。

人口編集

八ヶ岳山麓へと宅地化が進み、本市よりも先に市制施行した岡谷市諏訪市を抜いて諏訪地域で最大の人口を擁する自治体となった。だがその一方で無秩序な開発が進んでしまっているという課題もある。

 
茅野市と全国の年齢別人口分布(2005年) 茅野市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 茅野市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
 

茅野市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政編集

歴代市長

ナンバープレート編集

ご当地ナンバーである諏訪ナンバー(長野運輸支局松本自動車検査登録事務所)が割り当てられている。2006年10月9日までは松本ナンバーが割り当てられていた。

立法編集

市議会編集

  • 議長:野沢明夫(2019年5月14日就任)
  • 議員定数:18人(任期:2023年4月29日まで)

長野県議会(茅野市諏訪郡富士見町及び同郡原村選挙区)編集

  • 定数:2名
  • 任期:2019年(令和元年)6月15日 - 2022年(令和4年)6月14日

衆議院編集

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
長野県第4区岡谷市諏訪市茅野市塩尻市諏訪郡木曽郡 後藤茂之 自由民主党 6 選挙区

経済編集

 
寒天干し

精密業を基盤とする工業都市であるが、パセリセロリといった高原野菜の産地として名高い。伝統産業として、の寒さと乾燥した気候を利用して作られる角寒天凍り豆腐氷餅があり、その殆どは茅野市で生産されている。又、近年は郊外へ工場の建設が進む。長野県内での工業生産額は77市町村中第7位である。

主要企業編集

(五十音順)

かつてあった企業

姉妹都市編集

国内編集

提携順

海外編集

災害協定等編集

地域編集

教育編集

小学校編集

中学校編集

高等学校編集

専門学校編集

  • 諏訪中央病院看護専門学校

大学編集

公立図書館編集

郵便編集

集配郵便局

無集配郵便局

  • 茅野上原郵便局
  • 茅野駅前郵便局
  • ちの本町郵便局
  • 玉川郵便局
  • 信濃金沢郵便局
  • 米沢郵便局
  • 蓼科郵便局


簡易郵便局

  • 小泉簡易郵便局
  • ひばりヶ丘簡易郵便局
  • 鬼場簡易郵便局
  • 泉野簡易郵便局
  • 湖東簡易郵便局
  • 白樺湖簡易郵便局


中心となる医療機関編集

諏訪中央病院 ・平岡産婦人科

主な商業施設編集

交通編集

鉄道路線編集

 
茅野駅

茅野駅西口の老朽化に伴い、市は2021年に西口の再整備を開始する予定である。

路線バス編集

高速バス編集

道路編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

名所・旧跡・観光スポット編集

祭・催事編集

出身著名人編集

五十音順

ゆかりの著名人編集

五十音順

自治会・区編集

住民による自治組織が、住み良い地域をつくるため、住民相互の連絡、防災 [注釈 1] や防犯、環境美化や資源物分別収集、除雪など、日頃から日常生活に密着した共同活動を行っているが、近年、自治会への加入率低下が問題となっている [注釈 2]

具体的には、「ごみステーション使用でのトラブル」「災害時の安否確認、情報伝達ができない」 「雪かき、出払いに協力してもらえない」等の社会問題が発生している。特にごみ出しに関しては「収集日を守らない」「衛生委員などの役員をやらずに利用し、不公平」という意見が多く、自治会への加入率向上が求められている[16]

茅野市としても、「パートナーシップのまちづくり」をスローガンに掲げ、自治会の加入率向上や予算枠500万円の「茅野市みんなのまちづくり支援金」支給と申請審査の見直し [17] 等、地域コミュニティの活性化を推進している[18]。また、自治会への加入率向上のため、「入区条例」の制定についても検討していたが、入区を強制するのは問題があるとの意見が強く、条例の制定は見送られた[18][19][20][21][リンク切れ]

自治会では収入の安定が模索され、2015年、一方で新規転入者に加入を促す区は調査対象の100区中91区にのぼり (前年比45区増)、他方で区民のうち未入世帯を勧誘する取り組みを示した区は58区とおよそ50%で、働き掛けにくい状況は変わらなったことから、市の計画では区から聞き取った既存未入世帯への効果的な呼びかけ方をまとめ、「区・自治会加入促進の手引き」を作成し全区長と共有するとした [22]

自治会への加入率低下は、会費 (区費) が高額であることも理由の一つであるとの指摘があるが、区費 (自治会費) を収める対象者が高齢化で減少していることを受け、自治会への加入一時金と会費 (区費) のうち加入金平均額が値下がり傾向にある反面、区費の平均は増加傾向にあり、2015年度で7万1320円の加入金、年間2万2207円の会費となっている[23][注釈 3]。市内には区費減額に取り組み別荘地やゴルフ場の地代収入を元手にした援助を受給する区があり、あるいは区費に変動制を取り入れる区では、世帯状況により減額する措置は区費で32区、加入金で9区が該当したほか、活動状況への配慮により金額を算出する区もある。また、自治会を脱退する要因を分析し、役員を務める負担の軽減に取り組む63区では、役職規定から高齢者世帯などを免除した (前年比16区増)[15]。区の規約に従う一定額に、さまざまな算出法を用いて均等割や人数割など加算されており、世帯当たりの負担減を目指し活動の質の維持について、市内の各区の知恵を共有できるかどうか課題でもある[23]。 

自治会への加入一時金と区費 (会費) の推移
長野県茅野市
年度 加入金 区費(年額) 備考
2013 76,000円 21,000円
2014 77,000円 22,000円 [注釈 4]
2015 71,320円 22,207円 [23]

茅野市が主催する2018年の「まちづくり懇談会」会場で市民の意識調査を行ったところ、回答者の8割近くが日常的に地域のつながりを意識し、必要だとする回答者は9割強であった。会合の参加者853人・回答率は50%強 (453人) である [25]

その他編集

(2011年9月30日閉館)

  • 文化複合施設茅野市民館
  • 茅野駅商業ビル「BELLVIA」(ベルビア)内の茅野市の施設
    • 茅野市役所、ベルビア店茅野市役所出張所
    • こども館「0123広場」(就園前の0~3才児の遊び場、子育て相談施設)
    • 茅野市こども館、CHUKOらんどチノチノ(中高生の居場所施設)
    • 茅野市 地域職業相談室(職業相談、職業紹介)
  • 市民活動センター「ゆいわーく茅野」(様々な分野の市民活動の創出とそれらの連携を図り、まちの元気を創り出す、まちづくりの拠点施設)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 大規模災害に備える茅野市では2012年 (平成27年) 4月1日から自主防災組織の資金難に対応するため別枠の補助金を設け、防災訓練など日常活動を支援する[14]
  2. ^ 自治会加入率調査は2年に1回実施され、2014年3月現在の状況把握では、加入率は70.5% (前回調査より0.6ポイント減)である[15]
  3. ^ 自治会費と加入金の平均額は2014年3月現在の状況調査によると、2013年同期に比べてそれぞれ1000円上昇した (茅野市による区への聞き取りによる)。法人を除くと、区費と加入金の平均年額はそれぞれ2万2000円、7万7000円 (2014年) であり、増額の背景に納付対象者の高齢化ならびに減少が見られる[24]
  4. ^ 区費増額21区、減額12区。加入金減額は9区、増額は8区。ただし平均額上昇は回答率上昇を反映[15]

出典編集

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p119
  2. ^ 茅野商工会議所ホームページ参照
  3. ^ 茅野商工会議所会頭 宮坂孝雄(2019年10月31日任期)経営
  4. ^ 姉妹都市 千葉県旭市”. 茅野市役所 (2013年10月31日). 2015年2月12日閲覧。
  5. ^ 姉妹都市 - 長野県茅野市”. 旭市. 2019年3月4日閲覧。
  6. ^ 姉妹都市プログラム (pdf)” (ja, en). 総社市. p. 33. 2019年3月4日閲覧。
  7. ^ 姉妹都市 - 岡山県総社市”. 茅野市役所 (2013年10月31日). 2015年2月12日閲覧。
  8. ^ 姉妹都市:長野県茅野市”. 伊勢原市について. 伊勢原市 (2014年9月4日). 2019年3月4日閲覧。
  9. ^ 姉妹都市 神奈川県伊勢原市”. 茅野市役所 (2013年10月31日). 2015年2月12日閲覧。
  10. ^ アメリカの州別に見る日米姉妹都市 (US-Japan Sister Cities by State)” (英語). Asia Matters for America. ハワイ州ホノルル: East-West Center. 2015年11月20日閲覧。
  11. ^ 姉妹都市 アメリカ合衆国ロングモント市(コロラド州)”. 茅野市役所 (2013年10月31日). 2015年2月12日閲覧。
  12. ^ 茅野市HP 福井県あわら市と観光プロモーションパートナー協定と災害時における相互応援に関する協定を締結しました。
  13. ^ [1]鈿女神社
  14. ^ 茅野市災害に強い支え合いのまちづくり条例について”. 茅野市 (2017年3月30日). 2019年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月4日閲覧。
  15. ^ a b c 長野日報 2014a.
  16. ^ “区・自治会加入率67.5% 茅野市がアンケート調査”. 長野日報. (2010年9月12日). オリジナルの2015年4月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150402223054/http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=19042 2015年3月26日閲覧。 
  17. ^ 茅野市企画課「第5次茅野市行財政改革推進市民委員会 第3回委員会会議結果報告書」 (pdf)2014年6月17日、2019年3月4日閲覧。
  18. ^ a b まちづくり条例 2017.
  19. ^ “区・自治会加入へ手引書 茅野市と区長会長会”. 長野日報. (2014年10月24日). オリジナルの2014年11月11日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141111051619/http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32602 2015年3月26日閲覧。 
  20. ^ 平成25年「まちづくり懇談会」(通称「まち懇」)の概要”. 茅野市 (2014年5月22日). 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月26日閲覧。
  21. ^ (仮称)災害に強い支え合いのまちづくり条例について”. 茅野市. 2015年3月26日閲覧。
  22. ^ “茅野市調査 区・自治会の加入金低下”. 長野日報. (2015年8月24日). オリジナルの2015年10月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151013102120/http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=34984 2015年3月26日閲覧。 
  23. ^ a b c 長野日報 2015.
  24. ^ “茅野市調査 区・自治会費の平均額上昇”. 長野日報. (2014年8月19日). オリジナルの2015年4月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150402175429/http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=32090 2015年3月26日閲覧。 
  25. ^ “茅野市まち懇アンケート 市会全協に結果報告”. 長野日報. (2019年1月19日). オリジナルの2019年1月19日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190119023641/http://www.nagano-np.co.jp/articles/43344 2019年3月4日閲覧。 
  26. ^ ただし、アメリカ占領下の沖縄においては、それに先立つ1947年5月1日にみなと村が設置されている。

外部リンク編集

関連書籍編集

  • 『茅野市史』茅野市著1986年-1991年上巻 原始・古代、中巻 中世・近世、下巻 近現代・民俗史料集、 中世・近世・近現代別巻 自然. NCID BN00549096.