大山町 (板橋区)
大山町(おおやまちょう)は、東京都板橋区の町名[5]。丁目の設定がない単独町名である。全域で住居表示が実施されている。
大山町 | |
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町丁 | |
北緯35度44分56秒 東経139度41分59秒 / 北緯35.748992度 東経139.699764度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 板橋区 |
地域 | 板橋地域 |
人口情報(2024年(令和6年)3月31日現在[1]) | |
人口 | 4,909 人 |
世帯数 | 2,958 世帯 |
面積([2]) | |
0.189368882 km² | |
人口密度 | 25922.95 人/km² |
郵便番号 | 173-0023[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 板橋 |
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地理
編集板橋区の南東部に位置する。町域の北は仲町、北東は栄町、東は大山東町、南は大山金井町及び幸町、西は大山西町、北西は弥生町にそれぞれ接する。町域の西辺を川越街道が走る。町域内には住宅のほか、区立小学校が立地する。
歴史
編集当該エリアは1871年(明治4年)11月14日に浦和県(現埼玉県)から東京府に編入された。1889年には板橋町の一部分となり、1932年からは板橋区の一部となった。1958年に板橋区板橋町4・9丁目から大山町が成立した。住居表示実施は1971年。
地名の由来
編集「大山」の名が生じたという最も大きなものは「大山詣」との関連である[6]。大山は神奈川県の中央にあり、阿夫利山(雨降山)ともいい、毎年登山参詣で賑わった[6]。大山で生まれ育った瀬田伝次郎(明治26年生まれ)は「江戸時代から神奈川県の『大山へ行くべえ』という大山詣りの人々の足場であったから自然と『大山』と呼ばれるようになった思うと」と述べている[6]。
大山詣の人々が休憩するお茶屋が、三菱銀行あたりの所にあり、屋号を「二階屋」と呼んでいた[6]。大山街道の玄関口として重要だったために、自然と「大山」と呼ばれるようになったという説がある[6]。
経済
編集産業
編集江戸時代から住みついている人は瀬田(農業)、瀬田(質屋)、吉田(農業)、吉岡屋(吉川、なら漬)[7]、吉川(呉服屋)、石川(荒物商)、岡田(農業)、当麻(農業)、板橋(農業)、伊崎(馬力屋)、春日(だんご屋)などである[6]。また馬車屋、馬車立場、水車、手風琴の行商などの商売の家があった[6]。
- 店舗・企業
- コモディイイダ ハッピーロード大山店(スーパーマーケット)
- スギ薬局 ハッピーロード大山店
- すき家 ハッピーロード大山店
- 築地銀だこ 大山ハッピーロード店
- 楽天モバイル ハッピーロード大山店
- リブラン
- 三菱UFJ銀行 大山支店
- 東京信用金庫 大山支店
- かつて存在したジム
- 三迫ボクシングジム 練習場
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[8]。
- 事業所数 : 335事業所
- 従業員数 : 2,773人
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
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2016年(平成28年)[9] | 423
|
2021年(令和3年)[8] | 335
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[9] | 3,149
|
2021年(令和3年)[8] | 2,773
|
世帯数と人口
編集2024年(令和6年)3月31日現在(板橋区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
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1995年(平成7年)[10] | 4,248
|
2000年(平成12年)[11] | 4,551
|
2005年(平成17年)[12] | 4,329
|
2010年(平成22年)[13] | 4,132
|
2015年(平成27年)[14] | 4,766
|
2020年(令和2年)[15] | 4,571
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 2,137
|
2000年(平成12年)[11] | 2,398
|
2005年(平成17年)[12] | 2,395
|
2010年(平成22年)[13] | 2,452
|
2015年(平成27年)[14] | 2,750
|
2020年(令和2年)[15] | 2,742
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
- 区域 : 全域
- 小学校 : 板橋区立板橋第六小学校
- 中学校 : 板橋区立板橋第一中学校
交通
編集鉄道
編集バス
編集- 国際興業バス ※出入庫に伴う区間運行系統は省略。
道路
編集- 国道254号(川越街道)
- 東京都道420号鮫洲大山線
- 都市計画道路補助第26号線(建設中)
施設
編集- ハッピーロード大山商店街
- 板橋ハッピーロード郵便局
- 板橋区立板橋第六小学校
- 瑞法寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。山号は紫雲山。
出身・ゆかりのある人物
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “令和6年 町丁目別年齢別人口表” (CSV). 板橋区 (2024年4月2日). 2024年4月29日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年11月17日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “大山町の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 板橋区教育委員会『いたばしの地名』、1995年3月、P127。
- ^ a b c d e f g 『わたしたちの大山町会史』47、146、165頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月7日閲覧。
- ^ 『板橋町会議員有権者名簿 大正14年3月31日現在』28頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月12日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “板橋区立小中学校 住所別通学区域校一覧” (PDF). 板橋区 (2021年7月30日). 2023年11月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”
- ^ マツコの知らない世界 マツコの知らない「板橋チャーハンの世界」(2015.11.17)放送分より
- ^ a b 『自治団体之沿革 東京府之部』人文記 自治功績録55 - 56頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
- ^ a b 『現代人名辞典』セ5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『人事興信録 第15版 上』セ2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年4月30日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。
参考文献
編集- 古林亀治郎編『現代人名辞典』中央通信社、1912年。
- 『板橋町会議員有権者名簿 大正14年3月31日現在』板橋新聞社、1925年。
- 篠田皇民『自治団体之沿革 東京府之部』東京都民新聞社、1931年。
- 人事興信所編『人事興信録 第15版 上』人事興信所、1948年。
- 平野清編『わたしたちの大山町会史』東京都板橋区大山町会、1973年。
関連項目
編集- ソード(創業地)