大阪貨物ターミナル駅

大阪貨物ターミナル駅(おおさかかもつターミナルえき)は、大阪府摂津市安威川南町二丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅東海道本線貨物支線の終端である。

大阪貨物ターミナル駅
Osaka Freight terminal.jpg
大阪貨物ターミナル駅。
右端は鳥飼車両基地。
おおさかかもつターミナル
Ōsaka Kamotsu Terminal
吹田(タ) (8.7km)
所在地 大阪府摂津市安威川南町二丁目5
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 東海道本線貨物支線
キロ程 8.7km(吹田(タ)起点)
電報略号 オミ
駅構造 地上駅
開業年月日 1982年昭和57年)11月15日
備考 貨物専用駅
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歴史編集

貨物輸送量増加に伴い、(貨)梅田駅の機能分担のために設置された。

年表編集

駅構造編集

 
DE10 1082

地上駅近畿道の真下を走る、大阪中央環状道路の大阪市内向け車線側に専用のメインとなる入り口を構えて、東海旅客鉄道(JR東海)東海道新幹線および、鳥飼車両基地に沿う広い構内を持つ。

駅舎は大阪中央環状道路側面した地区に二階建ての駅舎と、同様に複数の通運各社の現地事務所が入る建屋が並んでいる。この駅舎を終点側としてコンテナホームは3面、荷役線は6本ある。着発線はホームの北東に4本敷設され、ここから単線の貨物線が吹田貨物ターミナル駅へ伸びている。なお駅の北側を流れる安威川の北岸から、東側へ向かって分岐し大阪府中央卸売市場へ向かう専用線があるが、使用されていない。

コンテナホームの敷地端となる北東側上には、線路に沿うような形でコンテナの検修庫が設置されている。検修作業と構内での入換作業はJR貨物グループのジェイアール貨物・関西ロジスティクス(元関西フレートサービス)に委託されており、入換仕業には元JR貨物のDE10 1082が使用されていたが2020年6月15日に引退した[1]。またこの検修庫前の通路を先進部方向(南東側)へ進むと、敷地外に後記する#駅周辺『新幹線公園』が続く。さらにこのコンテナホームの南東側端だけと、大阪府中央卸売市場方面へ抜けるために隣接する安威川を跨ぐアーチ上の通路が外部へとつながり、その先に広がる北摂トラックターミナルへと直結している。

このほか、ターミナル入り口から続く当駅と南東側に隣接している新幹線基地との境界上の通路を、北東方向に進んだ駅構内の最奥側には日本運輸倉庫の大阪(タ)営業所を兼務している平屋建ての倉庫も設置されている。

取り扱う貨物の種類編集

貨物列車・トラック便編集

高速貨物列車のみ停車する。吹田貨物ターミナル駅から当駅へ向かう列車が下り、その逆が上りとなっている。

終着駅であるため、下り列車16本が当駅終着、上り列車16本が当駅始発となっている(2020年3月14日現在[2])。このほか、臨時列車も設定されている。列車の発着駅は吹田貨物ターミナル駅の他に鹿児島貨物ターミナル駅鳥栖貨物ターミナル駅福岡貨物ターミナル駅広島貨物ターミナル駅新居浜駅高松貨物ターミナル駅姫路貨物駅安治川口駅百済貨物ターミナル駅金沢貨物ターミナル駅富山貨物駅東京貨物ターミナル駅新座貨物ターミナル駅新潟貨物ターミナル駅仙台貨物ターミナル駅東青森駅札幌貨物ターミナル駅が設定されている。

列車代行のトラック便は、福知山オフレールステーションとの間に1日2往復、和歌山オフレールステーションとの間に1日1往復運行されている。

駅周辺編集

安威川と東海道新幹線に挟まれた場所に駅がある。駅の南側(新幹線側)には貨物駅の構内より広い鳥飼車両基地が置かれている。

コンテナホームは駅西側を通る大阪府道2号大阪中央環状線に通じている。また、中央環状線と並行して近畿自動車道摂津北IC摂津南ICの中間)や大阪モノレール本線摂津駅 - 南摂津駅間)が通っている。

駅北側に隣接して、摂津市の新幹線公園が設置されている。新幹線0系の先頭車21形と、電気機関車のEF15形 120号機が保存展示されている[3]。地元の市民グループ「新線組」が案内板の整備やごみ拾いなどの活動を行っている。新線組ではJR東海に対して、この公園に新幹線車両基地を見学できる展望台を設置することなどを提案しているが、まだ実現していない[4]

その他編集

当駅の用地は新幹線貨物輸送で大阪側の貨物取扱駅として用意されていた土地を転用したものと言われている[要出典]

グリコ・森永事件の際、江崎グリコ江崎勝久社長が誘拐後に、駅の北側を流れる安威川護岸に建つ水防倉庫(通運事務棟とコンテナ検修庫との間のトラック駐車場の北側対岸にある施設)に監禁されていたが、自力脱出した後に当駅へ駆け込み構内作業員により無事に保護され駅舎内でかくまわれて、事件が大きく動くきっかけとなった。

隣の駅編集

日本貨物鉄道
東海道本線(貨物支線)
吹田貨物ターミナル駅 - 大阪貨物ターミナル駅

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 24t超の貨物を扱えるのは、東京貨物ターミナル駅宇都宮貨物ターミナル駅神奈川臨海鉄道横浜本牧駅仙台臨海鉄道仙台港駅の4駅のみで、これらの駅はいずれも最大扱重量が35tとなっている。

出典編集

  1. ^ 大阪貨物ターミナルの入換機にヘッドマーク”. 鉄道ファン railf.jp (2020年6月9日). 2020年7月24日閲覧。
  2. ^ 「貨物時刻表」2020 鉄道貨物協会
  3. ^ 佐藤 繁昌「大阪・兵庫地区の貨物駅・貨物線見て歩き」『鉄道ピクトリアル』No.808(2008年9月) p.41 電気車研究会
  4. ^ 壮観 スター選手ずらり 新幹線大阪車両所 Archived 2007年12月4日, at the Wayback Machine. - asahi.com 2008年9月2日閲覧