奥州市立田原小学校

岩手県奥州市にある小学校

奥州市立田原小学校(おうしゅうしりつ たわらしょうがっこう)は、岩手県奥州市江刺にある公立小学校

奥州市立田原小学校
地図北緯39度09分16.16秒 東経141度12分40.78秒 / 北緯39.1544889度 東経141.2113278度 / 39.1544889; 141.2113278座標: 北緯39度09分16.16秒 東経141度12分40.78秒 / 北緯39.1544889度 東経141.2113278度 / 39.1544889; 141.2113278
過去の名称 水沢市立田原小学校
国公私立の別 公立学校
設置者 江刺市(1966年 - 2006年)
奥州市(2006年 - )
併合学校 江刺市立石原小学校
江刺市立石原小学校原体分校
江刺市立小田代小学校
奥州市立大田代小学校
校訓 真心 根気 勇気(一心二気)
設立年月日 1966年4月
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
学校コード B103221500116 ウィキデータを編集
校地面積 21,612 m2[1]
校舎面積 普通教室棟:1,570 m2[2]
特別教室棟:430 m2[2]
所在地 023-0171
岩手県奥州市江剌田原字駒場108
外部リンク 公式サイト(奥州市HP)
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要 編集

1966年に、江刺市立石原小学校と同校原体分校、江刺市立小田代小学校を統合して誕生した小学校である。江刺市街地からは南東方向、標高85メートルの高台に立地する[3][4]。校名に「田原」を冠しているのは、この地区一帯が1955年まで田原村だったことに由来しており、廃村後も地名に田原を名乗っていることから採用された[5][6]大田代小学校の統合以降は田原町全域を学区としており、学区内には田原の名を冠する田原地区センター[6]や田原保育所などの施設が所在している[7]

現校舎は、2010年代初頭に建設した鉄筋コンクリート造2階建ての普通教室棟と鉄筋コンクリート造平屋建ての特別教室棟で構成される。白基調の角ばった外観は旧校舎のデザインを踏襲している[2][8][9]

児童数は、学区内の少子化過疎化[6]により2004年度の112人をピークに減少に転じている[注 1]。2012年度からは複式学級が常態化し、一時期は全学年が複式学級編成だったものの、大田代小学校を統合した2022年度[10]には10年振りに全学年が単独学級となった[11]

沿革 編集

  • 1966年昭和41年)
    • 4月 - 江刺市立石原小学校・同校原体分校・江刺市立小田代小学校を統合して開校[12]。被統合校はそれぞれ「田原小学校〇〇校舎」へ移行。
    • 11月 - 現在地に新校舎を着工[4]
  • 1968年(昭和43年)
    • 4月 - 実質統合し、3校舎を統合(廃止)したうえで新校舎へ収容[12]
    • 10月 - 新校舎落成式を挙行[12]
  • 1970年(昭和45年)
    • 3月 - 校歌(作詞:菊地規、作由:鷹觜洋一)を制定[12]
    • 5月 - 校章を制定[12]
  • 1972年(昭和47年)7月 - プールを落成[12]
  • 1976年(昭和51年)10月 - 校庭を拡張[12]
  • 1979年(昭和54年)5月 - 国旗掲揚塔を設置[12]
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月 - 体育館を落成[12]
    • 大田代小学校との交流(青少年交流会)を開始[6]
  • 1985年(昭和60年)5月 - 校旗を樹立[12]
  • 1988年(昭和63年)1月 - 校庭を拡張[12]
  • 1989年平成元年)12月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「優良賞」[4]
  • 1990年(平成2年)5月 - 遊具を移動し、花壇を設置[4]
  • 1991年(平成3年)
    • 1月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「優秀賞」[4]
    • 10月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「最優秀賞」[4]
  • 1992年(平成4年)11月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「優秀賞」。観察池を設置[4]
  • 1993年(平成5年)10月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「優秀賞」[4]
  • 1994年(平成6年)12月 - 全国花いっぱいコンクールにて受賞「優秀賞」[4]
  • 2005年(平成17年)4月 - 児童クラブを開設[4]
  • 2006年(平成18年)2月20日 - 市町村合併に伴い、所在地が奥州市江刺区田原となり「奥州市立」に改称
  • 2009年(平成21年)
    • 6月 - 新校舎を着工[2]
    • 9月 - 学校図書館ボランティア「おはなしの森」を発足[12]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月 - 普通教室棟と管理棟を落成[12]
    • 4月 - 新校舎を使用開始。新校舎お披露目式を挙行[13]
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年度(平成24年度) - 新プールを落成[1]
  • 2013年(平成25年)6月 - 新プールを使用開始[12]
  • 2014年(平成26年)4月 - 校庭を拡張。特別支援学級(知的障がい)を開設[12]
  • 2015年(平成27年)4月 - 特別支援学級の知的障がい学級を廃止し、肢体不自由学級を開設[12]
  • 2018年(平成30年)4月1日 - 地域自治区の廃止に伴い、所在地が奥州市江刺田原に変更[15]
  • 2022年令和4年)4月1日 - 奥州市立大田代小学校(奥州市江刺田原)を統合[16][10]

教育目標 編集

心豊かな子(明るく)自ら学ぶ子(かしこく)たくましい子(たくましく)の育成
  • 心豊かな子(豊かな心を育む)
  • 自ら学ぶ子(確かな学力をつける)
  • たくましい子(健康・安全・体力作り)

出典[17]

施設概要 編集

主な施設を掲載[1]

  • 校舎(2,037 m2) - 鉄筋コンクリート造2階建て
  • 体育館(708 m2
  • 屋外プール(325 m2) - ステンレス造
  • 校庭(10,532 m2

児童・学級数 編集

2000年度以降の児童数と学級数の推移。

年度 児童数 増減 学級数 増減 出典 備考
2000(平成12)年度 100 6 [18]
2001(平成13)年度 88 -12 6 0 [19]
2002(平成14)年度 100 12 6 0 [20]
2003(平成15)年度 106 6 6 0 [21]
2004(平成16)年度 112 6 6 0 [22]
2005(平成17)年度 109 -3 6 0 [23]
2006(平成18)年度 105 -4 6 0 [24] 開校40周年
2007(平成19)年度 105 0 6 0 [25]
2008(平成20)年度 87 -18 6 0 [26]
2009(平成21)年度 82 -5 6 0 [27]
2010(平成22)年度 75 -7 6 0 [28]
2011(平成23)年度 65 -10 6 0 [29]
2012(平成24)年度 58 -7 5 -1 [11] 複式学級設置
2013(平成25)年度 52 -6 5 0
2014(平成26)年度 50(1) -2 6(1) 1 特別支援学級設置
2015(平成27)年度 46(1) -4 5(1) -1
2016(平成28)年度 37(1) -9 4(1) -1 開校50周年
2017(平成29)年度 43(1) 6 5(1) 1
2018(平成30)年度 45(1) 2 5(1) 0
2019(令和元)年度 44(1) -1 5(1) 0
2020(令和2)年度 41 -3 5 0
2021(令和3)年度 45 4 4 -1
2022(令和4)年度 66(1) 21 7(1) 3 大田代小を統合
2023(令和5)年度 62(2) -4 8(2) 1 [30]
※児童数・学級数内の括弧は特別支援児童・学級数(内数)

学区 編集

  • 奥州市江刺田原(全域)
    • 田原第1区 - 第9区

出典[7]

進学先の中学校 編集

アクセス 編集

国道456号沿い、江刺カントリー倶楽部のそばに位置している。

バス 編集

自動車 編集

  • 国道456号と国道397号の交差点(江刺田原字沢田前)から国道456号経由で約2分
  • 国道456号と県道251号の交差点(江刺田原字大日前)から国道456号経由で約2分

周辺 編集

  • 国道456号
  • 江刺カントリー倶楽部
  • 岩手県南家畜市場

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 詳細は#児童・学級数を参照。

出典 編集

  1. ^ a b c 平成27年度 奥州の教育 - 学校教育”. 奥州市. p. 47 (2015年8月1日). 2016年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 新校舎に飛躍誓う 奥州・田原小」『岩手日日』、2011年9月4日。2023年5月28日閲覧。オリジナルの2011年9月8日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ 広報おうしゅう No.177 - まなびの里 田原小学校”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市 (2020年11月12日). 2023年10月30日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 学校の沿革”. 奥州市立田原小学校. 奥州市. 2013年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月28日閲覧。
  5. ^ 岩手県江刺郡田原村 (03B0070010)”. 人文学オープンデータ共同利用センター. 2023年6月3日閲覧。
  6. ^ a b c d 広報おうしゅう No.152 - いいとこ、知っとこおうしゅう”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市 (2018年10月11日). 2023年10月30日閲覧。
  7. ^ a b c 奥州市立小・中学校学区のお知らせ”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市. 2023年10月30日閲覧。
  8. ^ 校舎建設”. 奥州市立田原小学校. 奥州市. 2012年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  9. ^ トップページ”. 奥州市立田原小学校. 奥州市. 2013年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  10. ^ a b 伝統誇り 胸に 奥州・江刺 大田代小で閉校式」『岩手日日』、2022年3月21日。2023年5月28日閲覧。
  11. ^ a b 奥州市立田原小学校 - 学年別の児童数・学級数”. Gaccom. 2023年5月28日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 平成30年度学校要覧”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市 (2018年). 2023年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
  13. ^ 広報おうしゅう No.51 - 市の出来事から”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市. p. 18 (2010年5月13日). 2023年10月30日閲覧。
  14. ^ 岩手県教育委員会東日本大震災津波記録誌”. 岩手県. p. 240 (2014年3月). 2023年5月28日閲覧。
  15. ^ 岩手)奥州市、住所の「区」廃止」『朝日新聞DIGITAL』、2018年4月2日。2023年5月28日閲覧。オリジナルの2022年12月3日時点におけるアーカイブ。
  16. ^ 人首小149年 最後の1年生 胆江の入学式がピーク」『胆江日日新聞』、2022年4月8日。2023年6月4日閲覧。オリジナルの2022年4月8日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ 令和5年度学校要覧”. 奥州市公式ホームページ. 奥州市 (2023年). 2023年10月30日閲覧。
  18. ^ 水沢地域の小・中学校”. 岩手県. 2001年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  19. ^ 水沢地域の小・中学校”. 岩手県. 2002年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  20. ^ 水沢地域の小・中学校”. 岩手県. 2003年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  21. ^ 学校一覧 平成15年度”. 岩手県. p. 32 (2003年). 2004年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  22. ^ 学校一覧 平成16年度”. 岩手県. p. 32 (2004年). 2004年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  23. ^ 学校一覧 平成17年度”. 岩手県. p. 34 (2005年). 2007年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月3日閲覧。
  24. ^ 学校一覧 平成18年度”. 岩手県. p. 32 (2006年). 2023年5月28日閲覧。
  25. ^ 学校一覧 平成19年度”. 岩手県. p. 32 (2007年). 2023年5月28日閲覧。
  26. ^ 学校一覧 平成20年度”. 岩手県. p. 34 (2008年). 2023年5月28日閲覧。
  27. ^ 学校一覧 平成21年度”. 岩手県. p. 31 (2009年). 2023年5月28日閲覧。
  28. ^ 学校一覧 平成22年度”. 岩手県. p. 28 (2010年). 2023年5月28日閲覧。
  29. ^ 学校一覧 平成23年度”. 岩手県. p. 28 (2011年). 2023年5月28日閲覧。
  30. ^ 学校一覧 令和5年度”. 岩手県. p. 25 (2023年). 2023年10月30日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集