子 ギャル
『子 ギャル』(こギャル)は、日本のアーティスト、hideの生誕50周年記念アルバム。新曲「子 ギャル」に加え、今まで発売されたシングルのA面15曲のキラーチューンを収録している。 なお、2002年にリリースされたベストアルバム『hide SINGLES 〜Junk Story〜』の16トラック目「COMMENT (Aug 10th,1995)」を除いた全曲を逆順で収録しており、ほぼ同内容となっている。
『子 ギャル』 | ||||
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hide の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルビクター | |||
チャート最高順位 | ||||
hide アルバム 年表 | ||||
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音楽・音声外部リンク | ||||
子 ギャル - YouTube |
概要
編集本アルバムは、2014年12月10日にhide生誕50周年記念アルバム『子 ギャル』として発売された。
『Ja,Zoo』制作時にhideが急逝してしまったが、デモ音源だけが残っていた。 音源としては未発表だったが、過去には『Ja,Zoo』のツアーでもhideのバンドメンバーCHIROLYNによるボーカルで演奏されており[3]、ライブDVDにも収録されていたため、存在する事や名前は度々上がっていた。
残された「子 ギャル」のデモ音源を元に、生前発表した各曲から声を抽出し、YAMAHAのVOCALOIDの様に言葉を1音1音を歌詞に合わせ繋ぎ合わせた。
それでも足りない部分を、現時点で未公表とされるボーカロイドの技術を採用し完成された。これにより、完全に幻の曲は「ZOMBIE'S ROCK」のみとなった。
本作のブックレットの最終ページには、 Ja,Zoo is complete.
と記載されている。(hide手書きの『Ja,Zoo』トラックリストも記載、順番は98年にリリースされたものとは異なる。)
初回限定盤、通常盤共通で、「hide“スペシャル怪人カード”第7弾」1枚(全5種)がランダム封入されていた。
本作はオリコン週間アルバムチャート2位を獲得し、『hide SINGLES 〜Junk Story〜』以来、12年振りとなるトップ3へランクインを果たした。
収録曲
編集CD
編集- 子 ギャル
- 3rdアルバム『Ja,Zoo』の構想段階において収録予定の曲であった。
- hideの死後に行われたツアー『hide with Spread Beaver appear!! "1998 TRIBAL Ja Zoo"』にて、Spread Beaverの演奏により初披露。同ツアーを収録したDVD『hide with Spread Beaver appear !! "1998 TRIBAL Ja,zoo"』には、その模様がボーナストラックとして収録。
- 2024年5月1日にリリースされたボックスセット『REPSYCLE』DISC3のリマスター&REPSYCLE版『Ja,Zoo』に、ブラッシュアップされたこの曲が収録された[4]。翌日の2024年5月2日にヴィジュアル系アーティストの来夢(キズ)とSORA(DEZERT)がYouTubeにカバーを公開した[5]。
- 歌詞に「ゼリー」という言葉がある。hideとの関係では天国に旅立つ前の1997年に「hide presents MIX LEMONed JELLY」という夏フェスが開催されている。またより広範に捉えれば、日本のロック業界で「ゼリー」といえばザ・タイマーズでRCサクセションの忌野清志郎が使用していたステージネームがある[注 1]。
- Aメロのフレーズは古典的に進行し[注 2]、少し緊張が高まるBメロに展開する[注 3]。
- Bonus Track
- Junk Story
- In Motion
- TELL ME (hide with Spread Beaver)
- HURRY GO ROUND
- ever free
- ピンク スパイダー
- ROCKET DIVE
- GOOD BYE
- Hi-Ho
- Beauty & Stupid
- MISERY
- TELL ME
- DICE
- 50% & 50%
- EYES LOVE YOU
- Extra Track
- 子 ギャル (demo) ※初回限定盤のみに収録
DVD (初回限定盤のみ)
編集- 子 ギャル
- Promotion Video 2
- Junk Story
- In Motion
- TELL ME (hide with Spread Beaver)
- HURRY GO ROUND
- ever free
- ピンク スパイダー
- ROCKET DIVE
- GOOD BYE
- Hi-Ho
- Beauty & Stupid
- MISERY
- TELL ME
- DICE
- EYES LOVE YOU
- Beauty & Stupid (1996.9.7 OA)
- Hi-Ho (1997.2.8 OA)
- ROCKET DIVE (1998.2.7 OA)
カバー
編集- CHIROLYN - アコースティックアルバム『Made in Heaven』(2017年)収録。
脚注
編集注釈
編集- ^ hide世代にとって忌野は日本のロックの歴史を作った大先輩で大御所。忌野のバンドRCサクセションの代表曲「雨あがりの夜空に」リリースを振り返れば、1980年はhideが少年の日のことである。hideがリスペクトしていた同世代の吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)もRCから影響を受けている(例えばRC「雨あがりの夜空に」/イエモン「Love Communication」)。
- ^ ロックではT・レックス「Get It On」、ポップスでは榊原郁恵「夏のお嬢さん」などがこのようなフレーズを用いている。
- ^ この展開を用いた曲はhideにとって身近に在る(X JAPAN「DAHLIA」)。
出典
編集- ^ “子 ギャル”. Oricon. 2014年12月21日閲覧。
- ^ “年間 CDアルバムランキング 2015年度”. Oricon. 2016年2月29日閲覧。
- ^ “Chirolyn、新作でhide「子 ギャル」カバー&飲み会ツアー開催”. 音楽ナタリー. (2017年2月2日)
- ^ “hide、27回忌に永久保存版BOX発売。<hide Memorial Day 2024>2Daysで開催”. BARKS. (2024年2月27日)
- ^ “来夢(キズ) × SORA(DEZERT)、hideの「子 ギャル」をカバー「僕達のヒーローに届きますように」”. BARKS. (2024年5月2日)