岐阜落語を聴く会(ぎふらくごをきくかい)は、岐阜県岐阜市で行われている落語会である。

第1回が1970年昭和45年)11月26日に演者に古今亭圓菊三遊亭ぬう生を迎え行われて以来、毎年春夏秋冬の年4回行われている。定期的にプロの噺家が聴ける岐阜地区で唯一の落語会。

日本の伝統話芸「落語」を楽しみながら継承発展させることを目的とした鑑賞サークルで運営は会員の会費のみで行われており、1990年平成2年)3月3日には平成元年度の岐阜県芸術文化活動等特別奨励(岐阜県教育委員会)を授与されている。

沿革 編集

  • [1]1970年(昭和45年)11月26日:岐阜県ユネスコ協会が、当時提唱していた古典芸能育成活動の一環として、関山和夫の指導のもと「古典落語を聴く会」を結成。第1回の落語会を古今亭圓菊三遊亭ぬう生を迎え開催。
  • 1974年(昭和49年)2月13日:「古典落語を聴く会」と、落語ファンによる「岐阜古典落語研究会」が合流・発展、「岐阜古典落語を聴く会」となる。そのため、落語会の主催は第1回~8回までは「古典落語を聴く会」、第9回以降は「岐阜古典落語を聴く会」となる[1]
  • 1990年(平成2年)3月3日:平成元年度岐阜県芸術文化活動等特別奨励を授与。
  • 1996年(平成8年)11月16日:第100回が古今亭圓菊を迎え行われる。
  • 2020年(令和2年)6月13日:この日に開催を予定していた第193回例会「三遊亭萬橘独演会」は、新型コロナによる緊急事態延長の状況を鑑み、会の歴史では初の中止となった[2]
  • 2022年(令和4年)3月13日:コロナによって再延期になっていた50周年記念企画「桂雀三郎・雀太親子会」が岐阜市文化センター小劇場にて感染対策を万全にして開催される。
  • 2023年(令和5年)6月11日:第200回記念例会「柳家さん喬独演会」がぎふメディアコスモス みんなのホールにて、200名以上の会員(年会員及び当日会員)が集まり開催される。

今まで出演した主な噺家 編集

世話人 編集

  • 代表世話人:永縄照良
  • 下座担当:河合浩司 長岡さとみ
  • 受付・会計担当:藤田豊久
  • 受付担当:石田秀治 松林克典 片桐芳樹  山下裕貴
  • 会場担当:渡邊一弘 秋田 光 岡本琢也

脚注 編集

  1. ^ a b 梅田真司; (関山和夫) (昭和51年11月10日). 含笑長屋落語十年 「岐阜落語を聴く会」. 上方芸能編集部. pp. 194-198 
  2. ^ 中止ではなく、延期は開催例がある。

外部リンク 編集