川村 亮(かわむら りょう、1981年6月29日 - )は、日本男性総合格闘家プロレスラー岐阜県出身。パンクラスイズム横浜所属。元ミドル級キング・オブ・パンクラシスト。元ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト。プロレスラーとしてのリングネームは2(two、トゥー)。2022年10月1日まではロッキー川村2。2020年8月29日まではロッキー川村。 アグレッシブなファイトスタイルを持つ。また、選手活動と併せて鈴木みのるが代表を務めるアパレルショップ「パイルドライバー原宿」に2015年4月より勤務している。

2
基本情報
通称 スマイル亮くん
笑顔の若武者
岐阜の種馬
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1981-06-29) 1981年6月29日(42歳)
出身地 岐阜県
所属 パンクラスイズム横浜
身長 180cm
体重 93kg
階級 ライトヘビー級
ミドル級
バックボーン 野球
アメリカンフットボール
テーマ曲 闘魂(ケツメイシ
※川村亮
Gonna Fly Now (Bill Conti)
※ロッキー川村
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来歴 編集

中学、高校(愛知大成高校)時代は野球部、神奈川大学時代はアメリカンフットボール部に所属。 高校時代は1日に4回自慰行為をしていた。(本人ブログ)

大学卒業後、パンクラスの入門テストを受け合格した。

2004年11月、JTC全国大会82kg超級で3位入賞した。

2005年5月1日、パンクラスで鈴木みのるとエキシビションマッチで対戦[1]

7月27日、DEMOLITIONにてプロデビュー[2]

2006年、パンクラス ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級(-90kg)で優勝[3]

9月16日、パンクラスでダニエル・アカーシオと対戦。1ラウンドは劣勢に立たされるも、持ちこたえ、2ラウンドに右フックでKO勝ち[4]

12月10日、パンクラスでダニエル・アカーシオの兄弟子ニルソン・デ・カストロと対戦。追い詰め、追い詰められの試合展開で健闘し判定ドローとなった[5]

2007年3月18日、パンクラスで金原弘光と対戦し、KO勝ち。

5月30日、パンクラスでファビオ・シウバと対戦し、KO負け。プロ9戦目で初黒星となった。

12月22日、パンクラスでKEI山宮と対戦し、0-3の判定負け。

2008年3月5日、戦極の旗揚げ大会「戦極 〜第一陣〜」でアントニオ・ブラガ・ネトと対戦し、判定勝ち。

5月18日、「戦極 〜第二陣〜」でケビン・ランデルマンと対戦し、0-3の判定負け。

10月1日、第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦でKEI山宮と対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2009年3月20日、「戦極 〜第七陣〜」のメインイベントでキング・モーと対戦し、0-3の判定負け。

12月6日、ライトヘビー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで井上俊介と対戦し、2-0の判定勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

2010年6月20日、SRC13入江秀忠と対戦し、TKO勝ち[6]

9月5日、パンクラスのメインイベントで桜木裕司と対戦し、スタンドパンチ連打でKO負けを喫した[7]

10月1日付けで株式会社パンクラスの代表取締役に就任した[8]

12月5日、ライトヘビー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで桜木裕司と再戦し、0-1の判定ドローで2度目の王座防衛に成功した[9]

2011年5月4日、ミドル級に転向するためライトヘビー級キング・オブ・パンクラス王座を返上[10]。5月12日、ミドル級ランキング2位にランクインされた。

2012年1月28日、第11代ミドル級キング・オブ・パンクラス決定1DAYトーナメント1回戦で久松勇二と対戦し、判定勝ち。決勝戦で一慶と対戦し、KO勝ちを収め2階級制覇となる王座獲得に成功した。

5月31日、パンクラスのブランド名および運営権を株式会社スマッシュが取得、代表にはスマッシュの代表取締役社長の酒井正和が就任し、川村亮はエグゼクティブプレーイングマネージャーとなる。

6月2日、ミドル級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで大山峻護と対戦し、TKO勝ちを収め王座の初防衛に成功した。

2014年6月29日、ミドル級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで安西信昌と対戦し、TKO負けを喫し王座陥落した。

2016年7月2日、名古屋市天白で川村亮デビュー10周年記念興行「川村SOUL」を開催。メインイベントで鈴木みのると対戦[11]

7月30日のハードヒット千葉大会より、リングネームを映画「ロッキー」をオマージュしたロッキー川村に改名。

10月2日、ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦で新村優貴と対戦し、パウンドでKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2017年7月16日、ハードヒット・新木場大会で高橋“人喰い”義生にレフェリーストップ勝利[12]

11月12日、PANCRASE 291でのミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチで新村優貴と再戦し、TKO負けを喫し王座陥落した[13]

2019年現在はプロレスラーとしての活動が主となっており、全日本プロレスプロレスリング・ノア、ハードヒット、東京愚連隊興行などに参戦している。

2020年横浜アリーナにて自身初となるファンミーティングの開催が決定しており、チケットは即日完売するなどの記録を打ち上げたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となった。

2020年8月29日、富士通スタジアム川崎で行われた「佐藤光留デビュー20周年記念大会」に参戦し、メインイベントの電流爆破バット6人タッグデスマッチに出場。大仁田厚から通常の5倍の火薬量の爆破バット攻撃を受け敗北。

8月30日、「爆死」したロッキー川村に代わり、ロッキーと同じシルヴェスター・スタローン主演映画「ランボー」をオマージュしたランボー川村が登場[14]

2021年には長渕剛好きが高じ、2月26日に『ニコプロpresents「JEEEP」』を佐藤光留により主催[15]。一部を除く全選手が長渕剛の曲にちなんだリングネームとなり、全選手が長渕剛の曲で入場する[15]

人物・エピソード 編集

  • 中学生のときは生徒会長でジャニーズ系の顔をしており、他校にファンクラブまであった(本人ブログ)。
  • 原始人並のあごをしており、普通の人より歯が4本多い(本人ブログ)。
  • 現在は、本人にとても似たギャルのような中学生の娘と弟&小学5年生の子を持つ3児のパパでもある(本人ブログ)。

戦績 編集

総合格闘技 戦績
32 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
18 10 0 8 0 4 0
10 6 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 新村優貴 3R 0:43 TKO(右フック) PANCRASE 291
【ミドル級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ】
2017年11月12日
新村優貴 2R 1:30 KO(右フック→パウンド) PANCRASE 281
【ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦】
2016年10月2日
ジバゴ・フランシスコ 3分3R終了 判定3-0 PANCRASE 273 2015年12月13日
× 安西信昌 1R 2:52 TKO(右フック→パウンド) PANCRASE 259
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2014年6月29日
高橋義生 1R 1:43 TKO(パウンド) PANCRASE 252 2013年9月29日
× イ・ドルヒ 5分3R終了 判定1-2 ROAD FC 12 2013年6月22日
× メルヴィン・マヌーフ 1R 4:40 KO(右フック) ONE FC 6: Rise of Kings 2012年10月6日
大山峻護 1R 4:19 TKO(サッカーボールキック) PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
【ミドル級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2012年6月2日
一慶 2R 2:18 KO(右膝蹴り) PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
【ミドル級K.O.P.決定1DAYトーナメント 決勝】
2012年1月28日
久松勇二 5分2R終了 判定3-0 PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
【ミドル級K.O.P.決定1DAYトーナメント 1回戦】
2012年1月28日
一慶 5分2R終了 判定0-1 PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR 2011年6月5日
桜木裕司 5分3R終了 判定0-1 PANCRASE 2010 PASSION TOUR
【ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2010年12月5日
× 桜木裕司 1R 3:55 KO(スタンドパンチ連打) PANCRASE 2010 PASSION TOUR 2010年9月5日
入江秀忠 2R 3:00 TKO(スタンドパンチ連打) SRC13 2010年6月20日
井上俊介 5分3R終了 判定2-0 PANCRASE 2009 CHANGING TOUR
【ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2009年12月6日
× ファビオ・シウバ 1R 2:28 TKO(タオル投入) 戦極 〜第十陣〜 2009年9月23日
内藤征弥 5分2R終了 判定3-0 PANCRASE 2009 CHANGING TOUR 2009年6月7日
× キング・モー 5分3R終了 判定0-3 戦極 〜第七陣〜 2009年3月20日
KEI山宮 5分3R終了 判定3-0 PANCRASE 2008 SHINING TOUR
【ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦】
2008年10月1日
× ケビン・ランデルマン 5分3R終了 判定0-3 戦極 〜第二陣〜 2008年5月18日
アントニオ・ブラガ・ネト 5分3R終了 判定3-0 戦極 〜第一陣〜 2008年3月5日
× KEI山宮 5分3R終了 判定0-3 PANCRASE 2007 RISING TOUR 2007年12月22日
ジェイミー・フレチャー 1R 1:36 KO(サッカーボールキック) PANCRASE 2007 RISING TOUR 2007年9月5日
× ファビオ・シウバ 2R 3:43 KO(パンチ連打) PANCRASE 2007 RISING TOUR 2007年5月30日
金原弘光 3R 1:36 KO(パンチ連打) PANCRASE 2007 RISING TOUR 2007年3月18日
ニルソン・デ・カストロ 5分3R終了 判定0-1 PANCRASE 2006 BLOW TOUR 2006年12月10日
ダニエル・アカーシオ 2R 2:40 KO(右フック) PANCRASE 2006 BLOW TOUR 2006年9月16日
小谷野澄雄 1R 1:15 KO(パウンド) PANCRASE 2006 BLOW TOUR
【ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級 決勝】
2006年7月28日
渡辺悠太 1R 2:35 KO(パンチ) PANCRASE 2006 BLOW TOUR
【ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級 準決勝】
2006年4月2日
渡辺悠太 5分2R終了 判定0-0 PANCRASE 2006 BLOW TOUR 2006年1月26日
小谷野澄雄 5分2R終了 判定3-0 PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 2005年12月4日
九十九優作 5分2R終了 判定3-0 DEMOLITION 2005年7月27日

獲得タイトル 編集

パンクラス
  • 第12回ネオブラッド・トーナメント ライトヘビー級優勝(2006年)
  • 第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス王座(2008年)
  • 第11代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座(2012年)
  • 第13代ミドル級キング・オブ・パンクラス王座(2016年)
東京愚連隊
  • 第5代東京インターコンチネンタルタッグ王座(パートナーは佐藤光留
  • 第9代東京インターコンチネンタルタッグ王座(パートナーは望月成晃
琉球ドラゴンプロレスリング
  • 御万人王座 「双流王」 (第2代)

脚注 編集

  1. ^ 試合結果 パンクラス公式サイト
  2. ^ [DEMOLITION] 7.27 新木場:美木、負傷乗り越え一本 BoutReview 2005年8月2日
  3. ^ 【パンクラス】「前田吉朗以来の逸材」(尾崎社長)HG川村亮がライトヘビー級制す 格闘技ウェブマガジンGBR 2006年7月28日
  4. ^ 【パンクラス】パンクラスに救世主誕生!川村、アカーシオに大逆転勝利! 格闘技ウェブマガジンGBR 2006年9月16日
  5. ^ 【パンクラス】近藤、貫禄勝利で大晦日出撃!? 川村はカストロと価値あるドロー 格闘技ウェブマガジンGBR 2006年12月10日
  6. ^ 【SRC戦極】最強チャンピオン誕生!サンドロが金原を僅か38秒でKO、王座を奪取(2) Archived 2010年6月25日, at the Wayback Machine. 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年6月20日
  7. ^ 【パンクラス】桜木が川村をKO!井上が王座防衛、VS修斗はパンクラス完全勝利 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年9月5日
  8. ^ 【パンクラス 】川村亮が選手兼代表取締役に就任!運営組織の新体制を発表 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月22日
  9. ^ 【パンクラス】近藤有己が王座陥落!川村亮、清水清隆はドロー防衛 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年12月5日
  10. ^ 【パンクラス】6・5川村亮、ライトヘビー級王座返上!ミドル級転向第一戦で秋山成勲の愛弟子と対決 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年5月4日
  11. ^ https://twitter.com/KAWAMURASOUL/status/747403343295766528
  12. ^ “ニコプロpresentsハードヒット「ALL格闘技総進撃」”. ハードヒット オフィシャルサイト. (2017年7月16日). http://hardhitpro.com/304 2017年7月16日閲覧。 
  13. ^ 【パンクラス】新村が逆転TKOで川村にリベンジ、涙の初戴冠 eFight 2017年11月12日
  14. ^ “ロッキー川村が「ランボー川村」に改名、ロッキーの爆死が理由”. イーファイト. (2020年9月2日). https://efight.jp/news-20200902_458587 2020年9月4日閲覧。 
  15. ^ a b 格闘技情報を毎日配信!, eFight 【イーファイト】. “【プロレス】なんと全員が長渕剛の曲で入場!ランボー川村は引退をかけ元WWE・ヨシタツと対戦=2.26”. eFight【イーファイト】格闘技情報を毎日配信!. 2021年8月23日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

空位
前タイトル保持者
近藤有己
第4代パンクラスライトヘビー級王者

2008年10月1日 - 2011年5月4日(返上)

空位
次タイトル獲得者
N/A
空位
前タイトル保持者
藤井陸平
第11代パンクラスミドル級王者

2012年1月28日 - 2014年6月29日

次王者
安西信昌
空位
前タイトル保持者
安西信昌
第13代パンクラスミドル級王者

2016年10月2日 - 2017年11月12日

次王者
新村優貴