探偵スルース
『探偵<スルース>』(たんていスルース、原題: Sleuth)は、1972年のアメリカ合衆国・イギリスのミステリ映画。 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督の最後の作品で、出演はローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインなど。 アンソニー・シェーファーのトニー賞受賞の舞台『探偵<スルース>』(原題: Sleuth)をシェーファー自らの脚本で映画化。 なお、原作舞台劇が2007年に『スルース』として再映画化された際には、本作に出演したマイケル・ケインが逆の役で再出演している。
探偵<スルース> | |
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Sleuth | |
![]() 主演のオリヴィエ(本作の楽屋にて撮影) | |
監督 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ |
脚本 | アンソニー・シェーファー |
原作 |
アンソニー・シェーファー 『探偵<スルース>』 |
製作 | モートン・ゴットリーブ |
製作総指揮 | エドガー・J・シェリック |
出演者 |
ローレンス・オリヴィエ マイケル・ケイン |
音楽 | ジョン・アディソン |
撮影 | オズワルド・モリス |
編集 | リチャード・マーデン |
製作会社 | Palomar Pictures |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
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上映時間 | 138分 |
製作国 |
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言語 |
英語 イタリア語 |
ストーリー編集
著名なミステリー作家のワイクは、妻の不倫相手で美容師のティンドルを自宅に呼びつけた。不倫の追及を受けるものと思っていたティンドルだったが、ワイクは「浪費家の妻にはほとほと困り果てていた」「私にも素敵な愛人がいる」と切り出し、自宅の金庫に保管している宝石を泥棒に扮して盗んで欲しいと言い出した。宝石には盗難保険がかかっているため、双方に利益があるという言い分であった。あまりにも虫の良い話だったが、金銭的に厳しいティンドルはワイクの筋書きどおりに、珍妙な手順で宝石を盗み始める。
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キャスト編集
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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テレビ版1 | テレビ版2 | ||
アンドリュー・ワイク | ローレンス・オリヴィエ | 島宇志夫 | 高橋昌也 |
マイロ・ティンドル | マイケル・ケイン | 羽佐間道夫 |
映画賞受賞・ノミネート編集
映画祭・賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 監督賞 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ | ノミネート |
主演男優賞 | ローレンス・オリヴィエ | ||
マイケル・ケイン | |||
作曲賞 | ジョン・アディソン | ||
ニューヨーク映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ローレンス・オリヴィエ | 受賞 |
エドガー賞 | 映画賞 | アンソニー・シェーファー | 受賞 |
作品の評価編集
Rotten Tomatoesによれば、25件の評論のうち高評価は96%にあたる24件で、平均点は10点満点中8.46点となっている[1]。
出典編集
- ^ “Sleuth (1972)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月20日閲覧。