東峰村
東峰村(とうほうむら)は、福岡県の中南部に位置する村で、朝倉郡に属している。
とうほうむら 東峰村 | |||||
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小石原焼伝統産業会館 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 福岡県 | ||||
郡 | 朝倉郡 | ||||
市町村コード | 40448-9 | ||||
法人番号 | 5000020404489 | ||||
面積 |
51.97km2 | ||||
総人口 |
1,649人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 31.7人/km2 | ||||
隣接自治体 |
朝倉市、嘉麻市、田川郡添田町 大分県日田市 | ||||
村の木 | 未定 | ||||
村の花 | 未定 | ||||
東峰村役場 | |||||
村長 | 眞田秀樹 | ||||
所在地 |
〒838-1792 福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山6425番地 北緯33度23分50秒 東経130度52分12秒 / 北緯33.39731度 東経130.86992度座標: 北緯33度23分50秒 東経130度52分12秒 / 北緯33.39731度 東経130.86992度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 村役場のデータは宝珠山庁舎のもの | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集2005年3月28日、小石原村と宝珠山村が合併して発足した自治体である。「平成の大合併」で合併して発足した市町村でも数少ない村制を敷いた自治体であり、合併後の新村の人口が約3,000人しかない「ミニ合併」として有名になった[1]。2012年に「日本で最も美しい村連合」に加盟。
地理
編集福岡県の南東部に属し、大分県の日田市と隣接する。村域の大半が山地であり、僅かな部分が農業地帯である。旧筑前国に属すが、旧豊前国と豊後国との境界に位置する。また、筑後平野と日田盆地の中心点であり、分水界になっている[1]。
気候
編集福岡県の中では筑豊地方の内陸性の気候に属するが、筑豊の大部分は盆地であるのに対し、旧小石原村一帯は山岳地帯であるため、一概に同じとは言えない。旧小石原村中心部の年平均降水量は2200mm前後、年平均気温は13°C前後と多雨でやや冷涼な気候である。夏の日中は気温が上がりやすく、まれに35°Cを超えることもある。また、山地の為雷雨に見舞われやすい。冬は福岡県の中でも一番標高の高い(500m前後)旧小石原村域を中心に同じ九州の阿蘇などと同様の寒冷な気候となる。旧小石原村は福岡県の中でも特に雪が多く、寒波の際には平地で雪が積もっていない時でも必ずと言っていいほど積雪しており、多いときは一晩で30cm前後積もることもあり雪かきが必須である。また村内の国道はチェーン規制が出ている場合が多く、冬季の通行は注意が必要である。九州北部で記録的低温となった2011年1月には旧小石原村では積雪が50〜70cm前後に達した。
隣接する市町村
編集歴史
編集近現代
編集- 1889年4月1日 - 町村制施行により小石原村と宝珠山村が発足。
- 2005年3月28日 - 小石原村と宝珠山村の対等合併により新村制を施行し、東峰村が発足。また、2村の団結を象った村章を制定する[2][3]。
- 2011年4月8日 - 小石原小学校、宝珠山小学校、東峰中学校の3校を統合し、小中一貫校「東峰学園」が開校。
- 2017年7月5日 - 九州北部を襲った記録的な集中豪雨で大きな被害を受けた(平成29年7月九州北部豪雨)[4]。
村章
編集2005年2月9日に全国からの公募によって決定し、2村を尊重するもので自然豊かなデザインの紋章を制定した。同年3月28日に正式に決定された[5][2][3]。
歴代村長
編集- 高倉秀信(2005年4月24日 - 2013年4月23日)2期
- 井上一徳(2013年4月24日 - 2013年9月13日)1期
- 澁谷博昭(2013年10月20日 - 2021年10月19日)2期
行政
編集村長
編集- 眞田秀樹(1期目)
- 任期:2025年10月19日
議会
編集- 定数:10人
- 任期:2026年4月30日
村役場
編集分庁舎方式としている。
警察・消防
編集警察署は村内にはないが、朝倉市にある朝倉警察署が管轄している。
- 甘木・朝倉消防本部 東出張所
- 東峰村消防団
- 朝倉警察署宝珠山駐在所
- 朝倉警察署小石原駐在所
教育
編集- 東峰村立東峰学園 - 東峰村で唯一の小中学校併設校
- 2011年に宝珠山小学校・小石原小学校・東峰中学校を統合して出来た学校。旧東峰中(宝珠山地区)の校舎を改築。
以前あった東峰中学校は、1986年に小石原村の小石原中学校と宝珠山村の宝珠山中学校の統合により宝珠山村に設置されたもので、開校当時は両村による中学校組合立であった。学校名と新村名が同じであったが、両村の合併とは直接の関係はない。
地域
編集人口
編集東峰村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東峰村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東峰村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東峰村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
大字
編集小石原地域
編集大字名 | 郵便番号 |
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小石原 | 838-1601 |
小石原鼓 | 838-1602 |
宝珠山地域
編集大字名 | 郵便番号 |
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宝珠山 | 838-1701 |
福井 | 838-1702 |
経済
編集産業
編集郵便局
編集- 小石原郵便局
- 宝珠山郵便局
ケーブルテレビ
編集交通
編集- 空港はなし。最寄り空港は福岡空港。
- かつて九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線が通っていたが、村内の全区間が平成29年7月九州北部豪雨により甚大な被害を受けたため不通となり休止となり、2023年8月28日に日田彦山線BRTに転換されたため、現在は村内に鉄道がない。
バス
編集BRT
編集一般路線バス
編集- 西鉄バス - 西鉄バス久留米による運行で、朝倉市杷木地区の杷木発着所と宝珠山・小石原地区を結ぶ1路線がある。かつては杷木 - 宝珠山間と杷木 - 小石原間がそれぞれ別々に運行されていたが統合され、いったん宝珠山地区に立ち寄り宝珠山(宝珠山駅前)で折り返して運行する系統となっている。2000年前後までは旧小石原村から大隈・飯塚BC方面への路線バスも運行されていたが廃止されている。5月と10月に開催される「民陶むら祭」の期間中には福岡市と小石原地区の間に臨時高速バスが運行される。
- 杷木 - 松末 - 塔の元 - 大行司 - 宝珠山 - 大行司 - 塔の元 - 小石原
道路
編集- 一般国道
- 主要地方道
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集催事
編集- 民陶むら祭(小石原、5月3日〜5日・10月第1土曜日〜第2月曜日)
- 東峰村秋祭り(宝珠山)
百選
編集脚注
編集参考文献
編集- 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113。