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東置賜郡(ひがしおきたまぐん)は、山形県

山形県東置賜郡の範囲(1.高畠町 2.川西町 薄緑:後に他郡から編入した区域 薄黄:後に他郡に編入された区域)

人口34,247人、面積346.86km²、人口密度98.7人/km²。(2024年9月1日、推計人口

以下の2町を含む。

郡域

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1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 南陽市
  • 米沢市の一部(川井・木和田・新井・長手・上新田・下新田・浅川・万世町金谷)
  • 長井市の一部(今泉・歌丸・河井・上伊佐沢・中伊佐沢・下伊佐沢・芦沢および日の出町の一部)
  • 上山市の一部(中山)
  • 高畠町
  • 川西町の一部(時田・上小松以北[1]

歴史

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郡発足までの沿革

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上小松村、中小松村、黒川村、高豆蒄村、下小松村、窪田村、上平柳村、蛇口村、小其塚村、糠野目村、福沢村、山崎村、夏刈村、坂井村、西落合村、中落合村、長瀞村、法師柳村、郡山村、若狭郷屋村、島貫村、中目村、蒲生田村、萩生田村、大塚村[2]、西大塚村、東大塚村、大石村、伊佐沢村[3]、上伊佐沢村、下伊佐沢村、芦沢村、今泉村、河井村、歌丸村、羽付村、梨郷村、和田村、竹原村、石岡村、津久茂村、大橋村、椚塚村、長岡村、俎柳村、尾長島村、下平柳村、堀金村、時田村、莅村、吉田村、高山村、洲島村、赤湯村、金沢村、松沢村、中山村[4]、三間通村、二色根村、鍋田村、高梨村、沖田村、宮崎村、関根村、露橋村、砂塚村、漆山村、池黒村、宮内村、金山村、荻村、下荻村、太郎村、小滝村、金谷村、木和田村、川井村、長手村、浅川村、上新田村、下新田村、佐沢村、馬頭村、上和田村[5]、北和田村、中和田村、下和田村、露藤村、入生田村、船橋村、亀岡村、高畠村、泉岡村、塩森村、高安村、小郡山村、金原村、安久津村、二井宿村、中里村、相森村、柏木目村、一本柳村、川沼村、三条目村、深沼村、竹森村、根岸村、時沢村、小岩沢村、川樋村、新田村[6]、竹井村

郡発足後の沿革

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  • 明治11年(1878年11月1日 - 郡区町村編制法の山形県での施行により、置賜郡のうち111村に行政区画としての東置賜郡が発足。郡役所が高畠村に設置。
  • 明治14年(1881年)(107村)
    • 小松村より中小松村が分村。
    • 中目村・鍋田村が合併して田中村となる。
    • 下伊佐沢村・芦沢村が伊佐沢村に、下荻村が荻村に、新田村が川樋村にそれぞれ合併。
  • 明治15年(1882年)(105村)
    • 夏刈村・津久茂村が合併して夏茂村となる。
    • 北和田村・中和田村が合併して元和田村となる。
 
1.高畑村 2.二井宿村 3.屋代村 4.亀岡村 5.和田村 6.上郷村 7.糠野目村 8.沖郷村 9.赤湯村 10.中川村 11.吉野村 12.宮内町 13.漆山村 14.梨郷村 15.伊佐沢村 16.大塚村 17.犬川村 18.小松村 19.中郡村 20.吉島村(紫:米沢市 桃:南陽市 黄:長井市 水色:上山市 橙:川西町 赤:高畠町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。(1町19村)
    • 高畠村 ← 高畑村、安久津村、小郡山村、高安村、泉岡村、塩森村、金原村(現・高畠町)
    • 二井宿村(単独村制、現・高畠町)
    • 屋代村 ← 竹森村、根岸村、時沢村、深沼村、一本柳村、三条目村、川沼村、柏木目村、相森村、中里村(現・高畠町)
    • 亀岡村 ← 亀岡村、露藤村、入生田村、船橋村(現・高畠町)
    • 和田村 ← 元和田村、上和田村、下和田村、馬頭村、佐沢村(現・高畠町)
    • 上郷村 ← 川井村、木和田村、竹井村、長手村、上新田村、下新田村、浅川村(現・米沢市)
    • 糠野目村 ← 糠野目村、小其塚村、上平柳村、蛇口村、夏茂村、福沢村、石岡村、大橋村、山崎村(現・高畠町)
    • 沖郷村 ← 宮崎村、萩生田村、中落合村、西落合村、法師柳村、長瀞村、露橋村、坂井村、関根村、郡山村、若狭郷屋村、島貫村、蒲生田村[大部分]、田中村、高梨村、沖田村(現・南陽市)
    • 赤湯村 ← 赤湯村、二色根村、椚塚村、長岡村、三間通村、俎柳村、蒲生田村[一部](現・南陽市)
    • 中川村 ← 小岩沢村、川樋村、元中山村(現・南陽市)、中山村(現・上山市)
    • 吉野村 ← 荻村、金山村、太郎村、小滝村(現・南陽市)
    • 宮内町(宮内村が単独町制、現・南陽市)
    • 漆山村 ← 漆山村、羽付村、池黒村(現・南陽市)
    • 梨郷村 ← 竹原村、砂塚村、和田村、梨郷村(現・南陽市)
    • 伊佐沢村 ← 伊佐沢村、上伊佐沢村(現・長井市)
    • 大塚村 ← 大塚村、西大塚村、東大塚村(現・川西町)
    • 犬川村 ← 小松村、下小松村、高豆蒄村、黒川村(現・川西町)
    • 小松村 ← 上小松村、中小松村(現・川西町)
    • 中郡村 ← 堀金村、高山村、莅村、時田村、南置賜郡下奥田村(現・川西町)
    • 吉島村 ← 洲島村、下平柳村、尾長島村、吉田村(現・川西町)
    • 金谷村が南置賜郡万世村、窪田村が南置賜郡窪田村、今泉村・歌丸村・河井村が西置賜郡豊田村のそれぞれ一部となる。
  • 明治23年(1890年10月22日 - 小松村が町制施行して小松町となる。(2町18村)
  • 明治24年(1891年
    • 4月1日 - 郡制を施行。
    • 4月14日 - 吉野村の一部(金山)が分立して金山村が発足。(2町19村)
  • 明治28年(1895年12月12日(4町17村)
    • 高畠村が町制施行・改称して高畑町となる[7]
    • 赤湯村が町制施行して赤湯町となる。
  • 明治38年(1905年1月13日 - 高畑町が改称して高畠町となる。
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和17年(1942年)7月1日 - 「東南置賜地方事務所」が米沢市に設置され、南置賜郡とともに管轄。
  • 昭和23年(1948年)4月1日 - 伊佐沢村の所属郡が西置賜郡に変更。(4町16村)
  • 昭和29年(1954年10月1日 - 高畠町・二井宿村・屋代村・亀岡村・和田村が合併して社郷町が発足。(4町12村)
  • 昭和30年(1955年
    • 1月1日 - 小松町・中郡村・犬川村・大塚村が南置賜郡玉庭村と合併して川西町が発足。(4町9村)
    • 2月1日(4町4村)
      • 宮内町・漆山村・吉野村・金山村が合併し、改めて宮内町が発足。
      • 吉島村が川西町に編入。
      • 上郷村が米沢市に編入。
    • 4月1日(4町2村)
      • 社郷町が糠野目村を編入のうえ改称して高畠町となる。
      • 沖郷村・梨郷村が合併して和郷村が発足。
    • 6月10日 - 赤湯町・中川村が合併し、改めて赤湯町が発足。(4町1村)
  • 昭和32年(1957年3月21日 - 赤湯町の一部(中山)が上山市に編入。
  • 昭和42年(1967年)4月1日 - 宮内町・赤湯町・和郷村が合併して南陽市が発足し、郡より離脱。(2町)
  • 平成13年(2001年) - 東南置賜地方事務所が廃止。「置賜総合支庁」が米沢市に設置され、米沢市・長井市・南陽市・西置賜郡とともに管轄。

変遷表

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自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和39年 昭和40年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
宮内町 宮内町 宮内町 昭和30年2月1日
宮内町
昭和42年4月1日
南陽市
南陽市 南陽市
漆山村 漆山村 漆山村
吉野村 吉野村 吉野村
明治24年4月14日
金山村
金山村
赤湯村 明治28年12月12日
町制
赤湯町 昭和30年6月30日
赤湯町
中川村 中川村 中川村
沖郷村 沖郷村 沖郷村 昭和30年4月1日
和郷村
梨郷村 梨郷村 梨郷村
高畑村 明治28年12月12日
町制
明治38年1月
改称 高畠町
昭和29年10月1日
社郷町
昭和30年4月1日
改称
高畠町
高畠町 高畠町 高畠町
二井宿村 二井宿村
屋代村 屋代村
亀岡村 亀岡村
和田村 和田村
糠野目村 糠野目村 糠野目村 昭和30年4月1日
社郷町に編入
小松村 明治23年10月22日
町制
小松町 昭和30年1月1日
川西町
川西町 川西町 川西町
中郡村 中郡村 中郡村
犬川村 犬川村 犬川村
大塚村 大塚村 大塚村
南置賜郡
玉庭村
南置賜郡
玉庭村
南置賜郡
玉庭村
吉島村 吉島村 吉島村 昭和30年2月1日
川西町に編入
伊佐沢村 伊佐沢村 昭和23年4月1日
西置賜郡
昭和29年11月15日
長井市の一部
長井市 長井市 長井市 長井市
上郷村 上郷村 上郷村 昭和30年2月1日
米沢市に編入
米沢市 米沢市 米沢市

行政

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歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年)11月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

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  1. ^ 残る区域は1955年南置賜郡から編入。
  2. ^ 記載は中大塚村。
  3. ^ 記載は中伊佐沢村。
  4. ^ 掛入口中山村・中山村(後の元中山村)に分かれて記載。
  5. ^ 上和田村上組・上和田村下組に分かれて記載。
  6. ^ 記載は川樋新田村。
  7. ^ 『高畠町史』下巻, p.699~703 高畠町史編集委員会編, 高畠町, 1972

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 6 山形県、角川書店、1981年12月1日。ISBN 4040010604 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

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先代
置賜郡
行政区の変遷
1878年 -
次代
(現存)