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極道社長』(ごくどうしゃちょう)は、1975年日本映画。主演:梅宮辰夫、監督:中島貞夫、製作:東映

極道社長
監督 中島貞夫
脚本 松本功
山本英明
中島貞夫 
出演者 梅宮辰夫
室田日出男
川谷拓三
殿山泰司
山城新伍
笑福亭鶴光
音楽 広瀬健次郎
撮影 増田敏雄
編集 市田勇
製作会社 東映
配給 日本の旗 東映
公開 日本の旗 1975年10月18日
上映時間 82分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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目次

概要編集

不景気な世の中を生き抜くためにアイデア商売で金儲けを企むワルたちの物語[1]。主演は梅宮辰夫だが、室田日出男川谷拓三、橘麻紀、志賀勝岩尾正隆、松本泰郎、成瀬正、野口貴史ピラニア軍団が大挙出演する事実上の"ピラニアムービー"である[2]。監督はピラニア軍団の村長・中島貞夫[3]。中島監督の前作『暴力金脈』は「実録路線」の一本として扱われることが多いが、本作は「実録路線」としては扱われない。

ストーリー編集

小岩大五郎と六条勝男は、不況に強い葬儀屋屎尿処理業を次々開業して軌道に乗せた。しかしペテンを働かす三井住友の策略に嵌って権利を全て手放し、三井に社員として雇われる羽目となる。多角経営に乗り出した三井は念願のキャバレー「竜宮」の権利を手に入れ、限界ギリギリのサービス"ジャングルバンプ"で大繁盛。しかしライバルのキャバレーから売れっ娘ホステスを引き抜いたため警察に密告され営業停止処分を受ける。これは何とかチェーン展開で切り抜けるが、さらに不動産詐欺に遭い撃沈、全財産を失う。三井らはアイデアを働かし最後の賭けに出る[1]

キャスト編集

スタッフ編集

興行編集

日本では『東京ふんどし芸者』(主演:堀めぐみ、監督:野田幸男)と併映して公開された。

製作編集

企画は東映社長・岡田茂[4]中島貞夫と共に脚本にクレジットされている松本功・山本英明はかつて『不良番長』シリーズを手掛けており、セコい金儲けや、話が目紛しく急展開するあたりが『不良番長』シリーズに通じる部分があり、そのため梅宮主演で何かという話が中島にあった[4][5]。『映画時報』1975年8月号には「若山富三郎の『極道社長』。山城新伍とのコンビも復活するでしょう」と書かれていることから[6]、主演が梅宮に変更後に中島に発注があったものと見られる。中島は室田日出男川谷拓三で何か出来ないか[5]、つまりピラニア軍団を売り出したいと考えた[4]。梅宮だけでは持たないから、室田と川谷で、みっともないシノギでメシを喰う男の話を構想した[4]。映画の封切りも室田や川谷がブレイクしたことで知られる日本テレビテレビドラマ前略おふくろ様』の放送開始とほぼ同時だった。梅宮が後半キャバレー王になる件は、福富太郎をイメージしている[4][5]。また梅宮の役名は"三井住友"と、今日の金融機関合併・統合を予見した素晴らしいネーミングセンスである[1]。本作は実録映画ではないが、中島監督の前作『暴力金脈』と同様、実録路線過渡期に誕生した異色の企画といえるが[4]、中島は東映のいきづまり企画と述べている[5]。 

エピソード編集

室田と川谷が最初に始める商売・葬儀屋は、当時東映本社が実際に始めようとしていたが、結局やらなかった[5]

脚注編集

  1. ^ a b c #Hotwax5、135頁。
  2. ^ #Hotwax5、155頁「ピラニア軍団 in ムービー 1971-1976」。
  3. ^ 「只今参上!!ピラニア軍団」『キネマ旬報』1976年正月特別号、 61頁。
  4. ^ a b c d e f #Hotwax5、141頁「中島貞夫インタビュー」。
  5. ^ a b c d e #遊撃、262-263頁。
  6. ^ 「映画界東西南北談議企画製作にもっと自信をもて下半期の見通しも苦難の道か?」『映画時報 issue = 1969年8月号』、映画時報社、 36頁。

参考文献編集

外部リンク編集