横田真未

日本のバレーボール選手

横田 真未(よこた まみ、1997年12月10日 - )は、日本の女子バレーボール選手。V.LEAGUE DIVISION1のデンソーエアリービーズ所属。

横田 真未
Mami Yokota
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1997-12-10) 1997年12月10日(26歳)
出身地 日本の旗 愛知県豊田市
ラテン文字 Mami Yokota
身長 177cm
体重 63kg
血液型 A型[1]
選手情報
所属 デンソーエアリービーズ
背番号 2
愛称 まみ
ポジション ミドルブロッカー
指高 232cm
利き手
スパイク 298cm
ブロック 285cm[1]
獲得メダル
日本の旗 日本
ユニバーシアード
2019 イタリア
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来歴 編集

愛知県豊田市出身[1]。小3の頃、両親の影響を受けてバレーボールを始める[1]

古川学園高等学校では在学中の第66、67、68といずれも春高バレーに出場した同校の主力として活躍[2][3]東海大学では2年生の時に、全日本ユニバチームとして結成されたVTV[注 1]カップ2017(ベトナムのハイズオンで開催)メンバーに選出され、4試合にスタメン出場、5年ぶりの優勝に貢献した[4][5]

続く3年生の2018年には女子アジア東部地区選手権で、後にチームメイトとなる松井珠己と共に全試合にスタメン出場し、5勝0敗でチームを優勝に導き[6]、翌2019年7月の第30回ユニバーシアード競技大会(イタリアナポリで開催)でも再び松井と共に全試合にスタメン出場、3位に導き3大会連続のメダル獲得に貢献するなど[7]、大学時代からアンダーカテゴリーの主力として国際舞台での活躍を見せるようになる。

2020年4月、松井、福留慧美と共にデンソーエアリービーズに入団[8]。同年10月17日、ルーキーイヤーのV1開幕戦(久光スプリングス戦)からスタメンに入り、開幕戦でデビューを果たした[9]。以降も出場を続けて、最優秀新人賞を受賞した[10]

2022年、日本代表登録メンバーに初めて選出され[11][12]、6月14日のネーションズリーグ・ポーランド戦にスタメンで初出場を果たした[13][14]世界選手権のメンバーにも選出され、試合にも出場した[15][16]

選手としての特徴 編集

  • 得意な攻撃はBクイック(スロット3のファーストテンポでのアタック)。近年の日本女子バレーでミドルブロッカーのライト側に回っての移動攻撃が目立つ中、AクイックやBクイックでのハードヒットを得意としている。ブロード攻撃(ワンレッグ、片足でジャンプする。)などはあまりせず、両足で踏み切ってジャンプし高い打点からA、B、Cクイックを打つことが多い[16]
  • 川北前監督は「ゲームを見る意識が高い、戦術眼が非常に高い」「クイックでの得点力が高い」「どのセッターも合わせやすい」などと評して高い信頼を置いていた[17]
  • チームメイトからは、松井珠己は「少し乱れたトスとかも思いっきり打ってくますのでセッターとしてはやりやすい」、中元南は「ジャンプ力が凄くあって空中で待っている時間が長い」「ブロックもちゃんと詰めてきてくれる」との評価を得ている[18]

人物・エピソード 編集

  • 2022年にデンソーに入団した横田紗椰香は実妹で、高校、大学も同じ[19]
  • 出身中学は裾花中学となっているが[1]、中学時代は貝塚にいたとの会見コメントから、貝塚ドリームスに在籍していたものと思われる[19]

球歴 編集

所属チーム 編集

受賞歴 編集

個人成績 編集

V.LEAGUEの個人成績は下記の通り[21]

大会 チーム 出場 アタック バックアタック アタック
決定本数
ブロック サーブ サーブレシーブ 総得点























































V1 2020-21 デンソー 26 88 375 171 13 45.6 0 0 0 - 1.94 38 0.43 298 2 13 33 90 9.8 20 12 3 67.5 171 38 15 224
V1 2021-22 33 124 603 235 29 39 0 0 0 - 1.9 65 0.52 373 5 10 24 97 8.9 43 32 5 80.2 235 65 15 315
通算:2シーズン 59 212 978 406 42 41.5 0 0 0 - 1.92 103 0.49 671 7 23 57 187 9.3 63 44 8 76.2 406 103 30 539

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ V.TV(V.LEAGUE TV)のことではない

出典 編集

  1. ^ a b c d e 「デンソーエアリービーズ」『2020-21 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 女子 2020年12月号』、日本文化出版、2020年12月、58頁、ASIN B08KH3VJQC 
  2. ^ バボChannet(バボちゃんネット) - フジテレビ--”. フジテレビ. 2022年6月20日閲覧。
  3. ^ 春高バレー2015 - フジテレビ--”. フジテレビ. 2022年6月20日閲覧。
  4. ^ VTVカップ2017”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月13日閲覧。
  5. ^ 全日本ユニバ女子チームがVTVカップ2017で優勝しました!”. NEC RED ROCKETS (2017年7月20日). 2022年6月20日閲覧。
  6. ^ 2018女子アジア東部地区選手権”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月13日閲覧。
  7. ^ a b 全日本ユニバ女子、ハンガリーにフルセットで勝利し、銅メダルを獲得 第30回ユニバーシアード競技大会”. バレーボールマガジン (2019年7月13日). 2021年5月21日閲覧。
  8. ^ 2020年度 入社内定選手のお知らせ』(プレスリリース)デンソーエアリービーズ、2019年11月25日https://airybees.denso.com/news/11623/2021年2月21日閲覧 
  9. ^ 試合結果速報 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN レギュラーラウンド 久光スプリングス VS デンソーエアリービーズ”. Vリーグ機構 (2020年10月17日). 2021年2月21日閲覧。
  10. ^ 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年1月26日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/216152021年2月21日閲覧 
  11. ^ 2022年度バレーボール女子日本代表チーム・火の鳥NIPPON 登録メンバー決定”. 日本バレーボール協会 (2022年3月31日). 2022年3月31日閲覧。
  12. ^ 2022年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2022年3月31日閲覧。
  13. ^ JPN-POL Women VNL 2022 14.06.2022”. volleyballworld.com. 2022年6月20日閲覧。
  14. ^ Volleyball Nations League 2022”. volleyballworld.com. 2022年6月20日閲覧。
  15. ^ 2022女子世界選手権”. 日本バレーボール協会. 2022年10月1日閲覧。
  16. ^ a b 田中夕子 (2022年9月30日). “【女子バレー世界選手権】今夜ブラジル戦、妹も「最強」と太鼓判を押す横田真未のクイックに注目!”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2d005d58e59fce60d2c86f6adaa25c06e27d819e 2022年10月1日閲覧。 
  17. ^ デンソー・川北元監督「横田真未はゲームを見る意識が高い」、井上琴絵「勝ちにこだわってやっていきたい」 V1女子会見”. バレーボールマガジン (2021年2月10日). 2022年6月20日閲覧。
  18. ^ デンソー・松井珠己「一本一本に意味があるトスを上げていきたい」、トヨタ車体・印東玄弥監督「ミスは受け止める。周田夏紀には思いっきりやってもらいたい」 V1女子会見”. バレーボールマガジン (2021年11月19日). 2022年6月20日閲覧。
  19. ^ a b 驚異のインスタフォロワー43万人! 埼玉上尾・サンティアゴ・アライジャダフニ「フィリピンにVリーグが配信されることを私が宣伝しました」、デンソー・横田真未「妹はパワー系です」 V1女子会見”. バレーボールマガジン (2022年2月25日). 2022年6月20日閲覧。
  20. ^ 第66回秩父宮妃賜杯全日本バレーボール大学女子選手権大会・ミキプルーンスーパーカレッジバレー2019”. TOKAI SPORTS(東海大学スポーツ課). 2022年6月20日閲覧。
  21. ^ 横田真未|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2022年4月13日閲覧。

外部リンク 編集