水野智彦
水野 智彦(みずの ともひこ、1956年1月25日 - )は、日本の政治家、歯科医師、東アジア共同体研究所特別研究員。
水野 智彦 みずの ともひこ | |
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生年月日 | 1956年1月25日(68歳) |
出生地 | 日本 千葉県勝浦市 |
出身校 | 城西歯科大学歯学科 |
前職 | 歯科医師 |
所属政党 |
(無所属→) (民主党→) (減税日本→) (減税日本・反TPP・脱原発を実現する党→) (日本未来の党→) 希望の党 |
選挙区 | 比例南関東ブロック |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2009年8月30日 - 2012年11月16日 |
略歴
編集城西歯科大学(現:明海大学歯学部)卒業。千葉県勝浦市に水野歯科医院を開院。
2007年、無所属で千葉県議会議員選挙に勝浦市・夷隅郡選挙区から立候補するが次点で落選。
2009年8月、民主党公認候補として第45回衆議院議員総選挙で比例南関東ブロックに立候補し、当選。
小沢一郎に近い議員とされ[1]、陸山会事件で強制起訴された小沢が党員資格停止処分を受けたことに反発した15人とともに、2011年2月17日に院内会派「民主党・無所属クラブ」からの離脱届を衆議院に提出し民主党政権交代に責任を持つ会を結成したが、党執行部は離脱を認めず[2][3]衆議院事務局も会派から離脱届が出ていないため二重届になるとして新会派を認めなかった[4]。2月28日、民主党は水野が「都合により予算委に出られない」と申し出たため衆議院予算委員会委員を水野から柳田和己に変更した。水野が2011年度予算案に反対する可能性があり、採決での造反に備えた措置とみられている[5]。3月1日の衆議院本会議の予算案採決は欠席した[6]。
2012年の消費増税をめぐる政局では、野田内閣による消費増税法案の閣議決定に抗議して党企業団体対策副委員長の辞表を提出し、4月23日の党役員会で受理された[7]。6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決では、党の賛成方針に反して反対票を投じた[8](認定こども園法改正案には賛成[9])。7月2日には山岡賢次らを介して離党届が提出されたが[10][11][12]、翌日になって「与党に残って社会保障政策全般に携わりたいため」として離党届を撤回し、「政策をやりたい気持ちを忘れていた。申し訳ない。慎重であるべきだった」と陳謝した[13][14]。民主党は7月3日の常任幹事会で党員資格停止2カ月の処分とする方針を決定し[15][16][17][18][19]、7月9日の常任幹事会で正式決定した[20][21][22]。
その後減税日本に入党するものと見られていたが、9月20日に産経新聞の取材に対し「記者会見も離党もない」と一連の鞍替えについて否定した[23]。
10月29日、「消費増税の修正をお願いしたが、進展もなく挫折感を感じた」との理由で熊田篤嗣とともに民主党に離党届を提出[24][25][26][27]。離党届が受理されない中、減税日本は水野と熊田の合流により政党要件の所属国会議員5人を確保できたとして31日に政党届を提出[28]。11月21日、民主党は水野ら13人を除名(除籍)する処分を決定[29]。12月16日の第46回衆議院議員総選挙では日本未来の党公認候補として愛知6区から重複立候補したが、選挙区で敗れ比例での復活もならず落選した[30]。
2017年の第48回衆議院議員総選挙に千葉13区から希望の党公認で出馬したが[31]、自民党の白須賀貴樹に敗れ落選。比例復活もかなわなかった。得票数が2番目だった立憲民主党の宮川伸は比例復活で初当選を果たした[32]。
脚注
編集- ^ 枝野官房長官、小沢系議員の会派離脱「常識的に考えられない」日本経済新聞 2011年2月17日
- ^ 小沢系若手16人が会派離脱届 予算関連で造反も 執行部は認めず 日本経済新聞 2011年2月17日
- ^ 会派離脱届を出した16人日本経済新聞 2011年2月17日
- ^ “小沢氏処分に反発、執行部に揺さぶり…16議員が会派離脱届”. スポニチアネックス. (2011年2月17日). オリジナルの2011年2月18日時点におけるアーカイブ。
- ^ “造反封じか、民主が会派離脱表明の予算委メンバーを差し替え”. 産経新聞. (2011年2月28日). オリジナルの2011年3月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “欠席した民主離脱届の16人”. 共同通信. (2011年3月1日). オリジナルの2013年7月5日時点におけるアーカイブ。 2015年12月11日閲覧。
- ^ “<民主党>「小沢系」の辞表受理”. 毎日新聞. (2012年4月23日). オリジナルの2012年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】谷亮子氏、姫井由美子氏、青木愛氏…山岡賢次民主副代表提出の離党届議員 一部は離党否定”. 産経新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<民主分裂>小沢元代表ら50人離党届 階、辻氏は離党せず”. 毎日新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “離党届を提出した衆参議員一覧…小沢ガールズも”. 読売新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “水野氏、離党撤回で陳謝=「与党で政策やりたい」”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】水野衆院議員が離党届撤回 輿石氏、受け入れを表明”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “自民・谷畑、民主・今井氏が維新入りへ 橋下氏は「討論会で判断」”. 産経新聞. (2012年9月20日). オリジナルの2012年10月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:2議員が離党届 「減税日本」が国政政党化へ”. 毎日新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ “過半数割れまで7議席…民主2議員離党し減税日本へ”. テレビ朝日. (2012年10月29日). オリジナルの2012年11月2日時点におけるアーカイブ。
- ^ “熊田、水野両氏が民主離党届 あと6人で過半数割れ 減税日本に合流へ”. 産経新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主の熊田・水野両議員が離党へ 減税日本への合流検討”. 朝日新聞. (2012年10月29日). オリジナルの2012年10月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ 減税日本が政党化届け出 民主2議員が合流 日本経済新聞 2012年10月31日
- ^ “民主、離党届提出の13人を除名処分”. 朝日新聞. (2012年11月21日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ 2012衆院選:小選挙区 自民が圧勝 民主は激減(その1) /愛知毎日新聞 2012年12月17日[リンク切れ]
- ^ “希望の党・若狭勝氏ら第1次公認/内定候補者一覧”. 日刊スポーツ. 2017年10月3日閲覧。
- ^ 千葉-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル