神戸国際会館
神戸国際会館(こうべこくさいかいかん、英語名称:Kobe International House)は、兵庫県神戸市中央区の三宮にある大型複合施設の名称である。第三セクターの株式会社神戸国際会館が運営を行っている。
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通八丁目1番6号 |
設立 | 1954年2月23日 |
業種 | 不動産業 |
法人番号 |
4140001011937 ![]() |
事業内容 | 不動産賃貸業務 |
代表者 | 佐藤廣士(代表取締役社長) |
資本金 | 30億円 |
発行済株式総数 | 6000株 |
売上高 |
連結:53億3,550万1千円 単独:35億2,554万9千円 (2008年3月期) |
営業利益 |
連結:8億2,918万3千円 単独:7億1,135万2千円 (2008年3月期) |
純利益 |
連結:3億3,052万7千円 単独:3億1,486万7千円 (2008年3月期) |
純資産 |
連結:41億5,493万4千円 単独:34億8,012万0千円 (2008年3月31日現在) |
総資産 |
連結:198億5,185万9千円 単独:180億7,433万1千円 (2008年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:111人 単独:21人 (2008年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
兵庫県 25.00% 神戸市 24.93% (株)竹中工務店 5.81% (2021年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.kih.co.jp/ |
歴史編集
初代神戸国際会館(1956年~1995年)編集
1956年(昭和31年)、進駐軍イーストキャンプ跡の遊休地に、当時最新鋭の設備をそなえたコンサートホールとして初代神戸国際会館が開館した。神戸国際会館大ホール、映画館(国際松竹・国際にっかつ)のほか、神戸国際ホテルという名で開館当時から1982年12月まで宿泊事業も行っていた[1]。
2代目神戸国際会館(1999年~)編集
1995年(平成7年)1月17日には阪神・淡路大震災が発生し、初代の神戸国際会館は全壊した。1995年(平成7年)12月から2代目の神戸国際会館が竣工するまでの間、暫定施設として神戸ハーバーランドのキャナルガーデン(現在のumie)隣に「神戸国際会館ハーバーランドプラザホール」という施設が存在した。この施設は1999年(平成11年)5月に閉館し、跡地はアニヴェルセル神戸(2021年11月閉館)となった。
神戸国際会館は同一地点で建て替えが行われ、1999年(平成11年)5月に竣工した。2代目の神戸国際会館は地上22階建・地下3階建である。商業ゾーン(B2F - 11F)と高さ116mのオフィス棟(13F - 22F)で構成される。建物の頂点には塔屋があり、震災犠牲者の鎮魂を祈る灯りのモニュメントとなっている。
建築編集
- 設計:日建設計
- 監理:神戸国際会館、神戸市都市整備公社、日建設計
- 施工:竹中工務店
- 高さ:最高部116.12m
- 階数:地上22階、塔屋3階、地下3階
- 敷地面積:5,796m2
- 延床面積:58,985m2
- 竣工:1999年5月
- 所在地:〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号
施設編集
商業ゾーンには、収容人数2,112名(1階1,338席、中2階32席、2階326席、3階326席、立見90席)のコンサートホール「こくさいホール」と映画館「kino cinéma(キノシネマ)神戸国際」(「神戸国際松竹」の跡施設)、ショッピングセンター「SOL」などが入居している。こくさいホールは、優良ホール100選に選ばれている。また、3階には兵庫県のパスポートセンター「兵庫県旅券事務所」の本所がある。11Fの屋上庭園は西畠清順氏がプロデュースした「そらガーデン」になっており、SOLの地階は三宮地下街のさんちかと百貨店の神戸阪急および神戸市営地下鉄三宮・花時計前駅に直結している。
神戸国際松竹編集
神戸国際松竹 Kobe Kokusai Shochiku | |
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情報 | |
通称 | 国際松竹 |
正式名称 | 神戸国際松竹 |
旧名称 | 国際松竹、国際にっかつ |
完成 | 1999年 |
開館 | 1999年4月29日 |
閉館 | 2022年3月17日 |
収容人員 | (4スクリーン)516人 |
設備 | ドルビーデジタル5.1ch、DTS、SDDS |
用途 | 映画上映 |
運営 | 株式会社松竹マルチプレックスシアターズ |
所在地 |
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館11階 |
アクセス | JR三ノ宮駅・阪急・阪神神戸三宮駅から徒歩10分 |
外部リンク | 神戸国際松竹 |
神戸国際松竹(こうべこくさいしょうちく)は、神戸国際会館の11階にて松竹マルチプレックスシアターズ (SMT) が経営・運営していた映画館[2]。2011年2月28日までは松竹の直営だったが、同年3月1日よりSMTへと経営移管された。
神戸国際松竹の歴史編集
前述の通りかつては「国際松竹」と「国際にっかつ」の2館体制であった。特に「にっかつ」は館名の通り日活系の映画館だったが、日活がロマンポルノ路線に移行したのを機に松竹邦画系のロードショー館へとシフトしていった[1]。
1995年の震災により休館し、1999年4月29日に4スクリーンの映画館「神戸国際松竹」として再オープン。改築期間中は三宮シネフェニックス(1995年12月23日オープン、2011年5月8日閉館)とビッグ映劇(1999年4月18日閉館)が神戸市内における松竹・東急系作品上映の代替機能を請け負っていた。
賃貸借契約の満了により、2022年(令和4年)3月17日をもって神戸国際松竹は閉館した[2]。閉館後についてはキノシネマが上映施設を引き継ぎ、同年4月1日より「kino cinéma(キノシネマ)神戸国際」を開館することが決まった[2]。
神戸国際松竹のスクリーン編集
- スクリーン1:120席(以前は148席)
- スクリーン2:152席(以前は204席)
- スクリーン3:99席(以前は130席)
- スクリーン4:145席(以前は203席)
テナント編集
- 神戸国際会館SOL
- アタオランド
- アロマシェイク
- イチヨンプラス
- 維新號 點心茶室
- イア パピヨネ
- ヴォート フォー シサム バイ フェアトレード
- オ フェット
- オリーブマノン
- カトルフィーユ
- 喫茶サン
- 神戸スパイス
- コレットギフト
- じばさんele
- スターバックスコーヒー
- Zoff
- 生活の木/アロマシェイク
- 千代治のくつ下
- つえ姫
- T.C/タイムレスコンフォート
- トゥーストゥース・ガーデンレストラン
- TRUSS103
- ドラコラブ
- ナチュラルキッチン アンド
- ネイルズユニーク
- ビアズリー
- ビゴの店
- ビューティーアイラッシュ
- ビューティーフェイス
- フラワーボックス
- フランクリンズ
- フロマ/ヨーキーズベーカリー
- ポータルクエスト
- マーコート
- マザームーンカフェ
- リーフ
- リヴドロワ
- ル・グラン・トレゾワ
- ルピシア
- 神戸国際会館SOL三番街
- ル・ノーブル
- ギャラリーハウス
- 真夜中市場
- 山田写真館
交通アクセス編集
- JR 三ノ宮駅 徒歩5分
- 阪急 神戸三宮駅 徒歩6分
- 阪神 神戸三宮駅 徒歩3分
- 神戸市営地下鉄西神・山手線 三宮駅 徒歩7分
- 神戸市営地下鉄海岸線 三宮・花時計前駅 徒歩1分
- ポートライナー 三宮駅 徒歩5分