福音派

キリスト教プロテスタントの分類

福音派(ふくいんは、古代ギリシア語: εὐαγγέλιονエウアンゲリオン、英語: Evangelical、エヴァンジェリカル)、福音主義はキリスト教プロテスタントの一宗派。ただし、組織支配への反発から生まれた聖書回帰運動を元にしているため、一宗派というよりは、姿勢分類との考えが根強い。つまり、学術的には福音派プロテスタントは、キリスト教のプロテスタントを聖書記述による終末後の再誕姿勢によって比較分類する際に用いられる用語である。米国英国をはじめとする英語圏を中心として、自由主義神学に対抗して近現代に勃興した、聖書信仰を軸とする神学的社会的保守派のムーブメントなどを指す。

ある意味明確な定義がない。福音派自身による簡潔な定義は「福音に献身する者」である[1]。より詳細には、「聖書は神の霊感によって書かれ、誤り無い神のことばであるという、聖書の十全霊感聖書信仰)を信じるすべての教会[2]」と定義されている。この聖書信仰は「福音派全体の恵みの絆」と呼ばれる[3]

組織としては、世界福音同盟日本福音同盟日本プロテスタント聖書信仰同盟などが代表的であるが、無所属単立の福音派教会も存在する。特にアメリカの福音派が信徒1億人を超える新興巨大宗教化し、他国との差異が現れ、独特化している。よって古典的福音派と、米国の新興宗教的福音派を別に考え方もある。

現在、世界的に福音派の教条として広く認められているのは「ローザンヌ誓約」である。福音とは「良い知らせ」の意訳であり、そしてそれは、救世主イエス・キリストの再誕を願うヨハネ黙示録信仰になりやすく、キリスト教の中でも特に独特である。

定義

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福音派(: Evangelical, Evangelicalism)の語源は、古代ギリシア語: εὐαγγέλιον(euangelion、エウアンゲリオン)、すなわち福音である。形容詞の場合「福音的」「福音主義的」となり、名詞の場合「福音派」「福音主義(者)」と訳される[4]

教会史と神学からは、16世紀宗教改革にルーツを持つ。カトリック主義(教会主義的・典礼主義的)に対する、福音主義的、福音主義者という呼称である[5]

歴史

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中世キリスト教世界は、一党独裁的腐敗があり、その世界的信仰を集めたゆえのカトリック腐敗が残念ながら一時的にはあった。それを批判的に懸念したルターの宗教改革により、組織による信仰支配を否定し、聖書による根本的本心的心の帰依を願った。その結果、宗教組織ではなく、書籍中心的な考えが生まれたのが、この運動の原点である。その結果、聖書のどの記述を信じるか(メインにするか)の解釈や、主の再誕を信じる心や、あるいは、組織抜きの聖書解釈から、自由自在な新興宗教的新しい解釈と一集合拠点的な教会単位のし新しい組織化の可能性が生まれた。キリスト教プロテスタントにおける世界的な教派を超えた運動であり、福音の本質は、イエス・キリストの贖罪を信じることと、その恵み(再誕)のみによる救いという教義(世紀末的終末思想の末に世界全人類が救われる)であるという信念を持っている[13] [14] [15]。そのため、世界最終戦争たるハルマゲドンを起こす器として、イスラエル政府を支持する特徴が高い。福音主義者は、救いを得るためには回心や「新生」の経験が重要であること、神が人類に啓示したものとしての聖書の権威(聖書信仰)、そして福音伝道(キリスト教のメッセージを広めること)の重要性を信じている。

この運動は、18世紀から19世紀にかけて、イギリスアメリカで起きた大覚醒によって大きな盛り上がりを見せた。その後長い間、主に英語圏で存在感を示してきた。その萌芽は17世紀に遡り、改革長老派教会カルヴァン主義)、イングランド国教会内のピューリタニズムルター派内の敬虔主義フス派再洗礼派敬虔主義派などが合同したモラヴィア兄弟団(特にニコラウス・ツィンツェンドルフ監督とヘルフートの共同体)、イングランド国教会の司祭であったジョン・ウェスレーによる、オランダ改革派教会内の非主流派であったアルミニウス主義に立脚したメソジスト運動など、さまざまな教派的・神学的流れがその基礎となっている。特に、ジョン・ウェスレーをはじめとする初期のメソジストたちは、第一次大覚醒の際にこの新しいムーブメントの火付け役となった。現在、福音派はプロテスタントの多くの教派に存在し、また特定の教派に属さない様々な単立教会も存在している[16]。福音主義プロテスタントのリーダーや主要人物としては、ジョン・ウェスレージョージ・ホワイトフィールドジョナサン・エドワーズビリー・グラハムビル・ブライトハロルド・オッケンガジョン・ストットマーティン・ロイドジョンズなどが挙げられる。

2016年時点で、世界の福音派は6億1,900万人と推定されており、クリスチャンの4人に1人が福音派に分類されることになる[17]アメリカは、世界で最も福音派の割合が大きい国である[18]。アメリカの福音派は、同国の人口の4分の1を占め、唯一最大の宗教グループである[19] [20]。福音派は、プロテスタントのほぼすべての教派に存在し、特に改革長老派教会バプテスト教会、ウェスレアン派(メソジストホーリネス教会)、ペンテコステ派カリスマ派の教会に多く見られる[21] [22]

歴史的源流の一つは信仰復興運動、第一次大覚醒にあり、新生(ボーン・アゲイン、Born again)の強調、キャンプ・ミーティングによる伝道活動、「(旧分類)教派」の枠を超えた「運動」であることなどの特徴が明白に継承されている。自覚的な回心の経験を持つ「新生した者のみが真のキリスト教徒」とし、伝統的主流派の信徒を「信仰の冷めた形だけのキリスト教徒」と規定する信仰は、「福音主義の父」と呼ばれるジョージ・ホウィットフィールドに見ることが出来る。またジョン・ウェスレーは、イングランド国教会の会員たちが「半分だけしかクリスチャンでない」と考えていたという[23]

フリードリヒ・シュライアマハーから始まる自由主義神学(リベラル派)に抗して、福音主義同盟1846年、9ヶ条からなる福音主義の信仰基準を確認した。また20世紀初頭にはキリスト教根本主義運動が起こった。さらに第二次世界大戦後のプロテスタント界はリベラル派エキュメニカル派と福音派(聖書信仰派)に二分されている[24][25][26][27]

概念

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福音派の特徴

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英国の学者ディヴィッド・ベビントンは、「福音派は、四つの顕著な特徴によって、正統派と識別される」としている。

  • 回心主義 - 個人的にイエス・キリストを受け入れる信仰によって変えられなければならない(ヨハネ3:7)。
  • 行動主義 - キリスト教信仰、特に福音伝道の実践。
  • 聖書主義 - 霊的生活の中心としての聖書(聖書信仰)。
  • 十字架中心主義 - キリストの十字架とそれがもたらした幸いの強調[23]

様々な見解

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  • 福音主義Evangelicalism)の異訳、異称。福音主義者、教会、教派。
  • 聖書信仰のクリスチャン、教会、教派[28]
  • 自由主義神学に対抗する正統的立場[29][30]。ただしこれは福音派の自己言及としての見解であり、他者(特に自由主義神学)からは「旧守的立場」と位置付けられる事もある[注 1][注 2]
  • 主流派エキュメニズムに反対する神学的立場[31][32]
  • 信仰復興運動(リバイバリズム)の末裔にして今日の担い手[33]
  • 初期の神学的キリスト教根本主義者。
  • 福音主義という語は、従来は単に福音的なプロテスタント全般を指す語としても使用されてきた(「福音主義」の冒頭定義参照)。ただし、今日福音主義の語が用いられる場合、福音派とエキュメニカル派で意味が異なっている。
  • 現在では19世紀ごろドイツから始まった自由主義神学(リベラリズム)に対抗する立場として使われることが多い。福音派に分類されない教派の中でも、考え方が保守的な者からリベラルな者までを幅広く含み、それにより教派内で反目しあっている場合もあるが、福音派は各教派を横断する「保守的な信仰者」の総称である。
  • メインライン・プロテスタント(主流派)の教会のうちで保守的な立場に立つ教会、教団、教派を指すこともあるが、その場合の含意は話者や文脈により微妙である。
  • この「福音派」という言葉の示す概念は、ルーテル教会カルヴァン主義メソジストなどの教会史的な教派分類とは全く別の、神学潮流や礼拝スタイルの視点によるもので、互いの分類法同士に相関傾向がないものもある。また、それだけで個々の細かい信徒の性格が分かるものではない。

以上の諸定義が重複して用いられるため、簡潔な記述は困難であるとする考えもある。

「保守的」の意味

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保守的」あるいは「伝統的」という語は、文脈によっては、礼拝・神学において保守的あるいは伝統的ではあっても、福音派と呼ばれるグループとは様々な点で見解を異にする者を指す場合に用いられることもあり、プロテスタント内で「保守的」あるいは「伝統的」と評される者がいたとしても、それがそのまま福音派と同義であるわけではない。また、「保守的」と「伝統的」は時に対立概念にもなりうる。

福音派についてしばしば形容される「保守的」とは、多くの場合「伝統的」という意味とは相反して、むしろ礼拝様式などの文化的要素に関しては、従来の教派に見られる伝統性を不純で旧教的なものと見なして否定し、簡素化・現代化する傾向が強い(「保守的」でありながら「非伝統的」)。

米国に拠点を置くルター派の一派であるミズーリ・シノッド英語版ウィスコンシン・シノッド英語版などは、思想的には保守的で福音派と共通する面が多いが、礼拝様式などの面では改革派の影響を受けたドイツのルター派よりも伝統的であり、福音派のグループとは距離を置いている(「保守的」かつ「伝統的」な例)。

また、広義のプロテスタントとも見なされうる聖公会のうち、「アングロ・カトリック」とも呼ばれるハイ・チャーチでは、ローマ・カトリックから受け継いだ(ともすれば現代のローマ・カトリックよりも古式を残す面すらある)、非常に伝統的な典礼様式を守っているが、神学的あるいは社会的な問題に対する理解においては逆にリベラル傾向である場合もある(「伝統的」でありながら「非保守的」な例)。他方、ハイ・チャーチの対義語でありプロテスタント的な要素が強いロウ・チャーチと呼ばれるグループでは、その逆のケースもある(ロウ・チャーチといえども基本的には「中道の教会」を自認する聖公会の範疇内であり、他のプロテスタント諸教派に比べれば伝統的な面が多い)。

東方教会における「伝統的」との違い

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東方教会正教会東方諸教会)は神学的枠組みや歴史が西方教会とは多分に異なるため、福音派と自由主義神学といった議論の軸そのものが存在せず、従って「福音派」も「リベラル派」も存在しない。西方教会で福音派と言った場合には「保守的」「守旧的」との表現と共に語られる場合もあるが、東方教会の文脈で用いられる「保守派」は福音派とは全く別系統の概念である。「正教会は名実ともに伝統的である」との言及がされることは正教会内部からも多いが[34]、この場合の「伝統的」が指す概念・観念は西方教会における福音派の「保守的」が指す概念とは全く次元が異なる。

米国での状況

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アメリカ合衆国における福音派は、有名な「進化論論争」や、また昨今は「宗教右派」とかなり重複していることで世界的に有名になっているが、政治的立場は必ずしも右翼タカ派)とは限らず、例えば共和党でもマーク・ハットフィールドのような議員もいるし、メノナイトアナバプテスト系教派やクエーカーのように歴史的平和教会の立場を取り、聖書の使信は平和主義であると唱える教派も多い。

エキュメニカル派との関係

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福音派では、リベラル神学に基づくエキュメニカル運動(世界教会合同運動)に対抗する福音派の組織の必要が訴えられていた[35]1959年には、エキュメニカル派と福音派が分かれて、日本プロテスタント100周年記念行事を実行し、聖書信仰の教会は日本宣教百年記念聖書信仰運動を展開した。翌年の1960年日本プロテスタント聖書信仰同盟が成立し、日本福音同盟の三創立会員の一つとなった。こうしてエキュメニカル派と福音派の分離が実現した。プロテスタントはエキュメニカル派と福音派の二つに分かれ、日本ではその区別が特に明確だといわれており[36]日本キリスト教協議会系の日本基督教団等は、エキュメニズム(教会合同運動)であり、福音主義的ではないとされる[37]ローマ・カトリック宗教的包括主義や、リベラル宗教多元主義ニューエイジ的な偶像崇拝ととらえられており、世界教会協議会(WCC)の第7回総会で死者の霊を呼び出す儀式の実演がなされたこと等が指摘される[38]

日本基督教団

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日本基督教団はエキュメニカル派(世界教会協議会系)として福音派から区別される[39]。歴史的経緯と神学的立場の違いから、日本基督教団の指導者と福音派の指導者の間には溝がある[40]宗教団体法により成立した日本基督教団に、戦前から存在した福音派の教会の多くも統合され、教団は福音派も包含していたが、戦後の時点でほとんどの福音派の教会が日本基督教団を離脱した。また戦時中の段階から、日本キリスト改革派教会の創立者岡田稔牧師の牧会する教会は、日本基督教団を脱出し、単立教会となった[41]。日本基督教団内部には教会派社会派の対立があるが、福音派はこれに関わっていない[42]。「日本基督教団をはじめとするエキュメニカルの諸教会は・・社会派と教会派に分極化して行った。それに対し、福音派は一致と協力の道を歩んで行った。[43]」 日本基督教団内の教会派自身は「社会派に対比して、社会的な取り組みより教会がイエス・キリストの十字架復活によって示された神の愛による人間の罪からの救いを生活、態度、言葉によって伝える伝道によって社会に積極的に出て行くことを重視する教会、関係者」と自己定義するが、教会派の聖書観は植村正久高倉徳太郎の線にあり、教会派と福音派は聖書観が異なっている[44][4][45]。この態度は、神学や聖書学自体を否定するほど敬虔主義的な信仰姿勢とも定義される[注 3]

聖公会

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元々教会政治におけるローマ教皇からの独立を企図して成立した聖公会は、ローマ・カトリック的な典礼を重んじる「ハイ・チャーチ」と、福音主義的な神学を重んじる「ロウ・チャーチ」、そしてそれらの中間的でリベラルな傾向の「ブロード・チャーチ」が混在している。福音派の指導者マーティン・ロイドジョンズは、英国福音同盟の会議において、リベラルと福音主義の混合した聖公会から、福音的なクリスチャンが出てくるように呼びかけたが、イングランド国教会内部の福音派指導者ジョン・ストットが反対したために、英国では福音派とリベラル・エキュメニカル派の完全な分離が実現しなかった。これは日本と状況が異なっている。日本においてリベラル・エキュメニカル派と見なされる教会は、福音派の日本福音同盟に加盟することができない。一方で、イングランド国教会の司祭宣教師であるバークレー・バックストンの伝道により松江バンドが形成され、日本イエス・キリスト教団基督伝道隊といった日本福音同盟に加盟するきよめ派諸教団の母体となった。現在、聖公会内福音派の代表的な神学者はアリスター・マクグラスである。

学生会

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福音派の学生会であるキリスト者学生会(KGK)とエキュメニカル派のキリスト教青年会(YMCA)について記述する。日本では早稲田大学の学生だった尾山令仁によって設立された時からKGKとYMCAは分かれていたが[48]、各国では福音派の学生会とYMCAが分裂している。またKGKが創立された早稲田以外の大学では日本でもYWCAと分裂したところもある。フィンランドではKFSが1967年に分裂した。これは聖書信仰に立つ福音派とヒューマニズムに立つリベラル神学の戦いであったといわれる[49]

信者数

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2011年現在、全世界のキリスト教徒のうち13.1%が福音派である[50]

2018年現在、アメリカ合衆国では全人口の22.5%が福音派であり、カトリック(23.0%)や特定の宗教を信仰しない人たち(23.1%)と同じぐらいの割合である[51][52]

脚注

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注釈

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  1. ^ 「正統」とはあくまで自己言及としてなされるものであって、客観的に正統という立場はあらゆる教派に存在しない。一方、自らの「伝統性」を主張する正教会東方諸教会カトリック教会聖公会などを考え合わせると、「旧守的」という表現にも問題が残る。後述するように、福音派の定義については簡潔な記述は困難である。
  2. ^ 福音主義神学と聖書学は福音派陣営で発達を見た。代表的神学者は、J.G.メイチェン、ウォーフィールド、J.I.パッカー、カール・ヘンリー、A・E・マクグラス、岡田稔、尾山令仁、内田和彦らである。
  3. ^ 自由主義神学者海老名弾正と論争した植村正久は、キリストの贖罪を教会の信仰告白の中に含めることは間違いだと主張した[46]。また植村は、ウェストミンスター信仰基準など歴史的なプロテスタントの信条は日本に必要ないとも主張した[47]

出典

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  1. ^ 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社
  2. ^ 中村敏『日本における福音派の歴史』
  3. ^ 日本福音同盟『日本の福音派』p.50いのちのことば社
  4. ^ a b 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社
  5. ^ 宇田進『現代福音主義神学』いのちのことば社
  6. ^ J・I・パッカー『福音的キリスト教と聖書』
  7. ^ 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』
  8. ^ 日本福音同盟『日本の福音派』p.49
  9. ^ 宇田進『宣教ハンドブック』p.248
  10. ^ J・G・メイチェン 2000.
  11. ^ 宇田進 1993.
  12. ^ 共立基督教研究所『宣教ハンドブック』いのちのことば社
  13. ^ Stanley, Brian (2013). The Global Diffusion of Evangelicalism: The Age of Billy Graham and John Stott. 5. Downers Grove, Illinois: IVP Academic. p. 11. ISBN 978-0-8308-2585-1. "As a transnational and trans-denominational movement, evangelicalism had from the outset encompassed considerable and often problematic diversity, but this diversity had been held in check by the commonalities evangelicals on either side of the North Atlantic shared - most notably a clear consensus about the essential content of the gospel and a shared sense of the priority of awakening those who inhabited a broadly Christian environment to the urgent necessity of a conscious individual decision to turn to Christ in repentance and faith. Evangelicalism had maintained an ambiguous relationship with the structures of Christendom, whether those structures took the institutional form of a legal union between church and state, as in most of the United Kingdom, or the more elusive character that obtained in the United States, where the sharp constitutional separation between church and state masked an underlying set of shared assumptions about the Christian (and indeed Protestant) identity of the nation. Evangelicals had differed over whether the moral imperative of national recognition of godly religion should also imply the national recognition of a particular church, but all had been agreed that being born or baptized within the boundaries of Christendom did not in itself make one a Christian." 
  14. ^ The Concise Oxford Dictionary. Oxford University Press. (1978) 
  15. ^ Operation World, http://www.operationworld.org/glossary 
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  17. ^ Loup Besmond de Senneville, la-croix.com, Dans le monde, un chrétien sur quatre est évangélique, France, January 25, 2016
  18. ^ How Many Evangelicals Are There?, Wheaton College: Institute for the Study of American Evangelicals, オリジナルの2016-01-30時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20160130062242/http://www.wheaton.edu/ISAE/Defining-Evangelicalism/How-Many-Are-There 
  19. ^ Smith (3 March 2018). “5 facts about U.S. evangelical Protestants”. Pew Research Center. 2021年5月14日閲覧。
  20. ^ Religion in America: US Religious groups”. Pew Research Center. 2021年5月14日閲覧。
  21. ^ Mohler (2011): "A new dynamic emerged in the last half of the twentieth century as the charismatic and Pentecostal movements also began to participate in the larger evangelical world. By the end of the century, observers would often describe the evangelical movement in terms of Reformed, Baptist, Wesleyan, and charismatic traditions."
  22. ^ Ohlmann 1991, p. 155.
  23. ^ a b A・E・マクグラス『キリスト教の将来』教文館
  24. ^ 宇田進『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社 ISBN 9784264014232
  25. ^ 古屋安雄『激動するアメリカ教会』ヨルダン社
  26. ^ 尾山令仁『クリスチャンの和解と一致』
  27. ^ “教界全体では東方教会東方諸教会正教会)、西方教会ローマ・カトリック教会、プロテスタント教会)に別れ、プロテスタントは聖書信仰派(福音派と聖霊派)とリベラル派(エキュメニカル派)に分かれている。”尾山令仁『クリスチャンの和解と一致』地引網出版
  28. ^ 「聖書信仰は、ただJPCだけではなく、福音派全体の共通した恵みの絆であり、伝統的キリスト教教理の敷石であり、救霊と伝道への情熱の源泉である。」日本福音同盟『日本の福音派』p.50いのちのことば社
  29. ^ ジョン・グレッサム・メイチェン『キリスト教とは何か』いのちのことば社
  30. ^ 共立基督教研究所『宣教ハンドブック』東京キリスト教学園
  31. ^ 『福音主義キリスト教と福音派』宇田進
  32. ^ 「福音派の諸教団はエキュメニカルなグループとは独立して、その交わりを育ててきたのであり、日本では特にその区別が明確である。」日本福音同盟『日本の福音派15』p.49
  33. ^ マーティン・ロイドジョンズ『リバイバル』いのちのことば社
  34. ^ 高橋保行『ギリシャ正教』63頁、講談社学術文庫
  35. ^ 日本福音同盟『21世紀の福音派のパラダイムを求めて』いのちのことば社 p.62
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  37. ^ 日本福音同盟『はばたく日本の福音派』p.142
  38. ^ 水草修治『ニューエイジの罠』CLC出版 p.91-107
  39. ^ 共立基督教研究所『宣教ハンドブック』p245
  40. ^ 片岡伸光『汝の若き日に』キリスト者学生会
  41. ^ 中村敏『日本における福音派の歴史』いのちのことば社
  42. ^ いのちのことば社『敬虔に威厳をもって』
  43. ^ 日本福音同盟『日本の福音派-21世紀に向けて』p.39
  44. ^ 岡田稔『キリストの教会』小峯書店
  45. ^ ケアンズ『基督教全史』
  46. ^ 「植村・高倉神学の行方」(『改革派世界』)岡田稔
  47. ^ 『著作集』6「信条制定に関する意見」植村正久著
  48. ^ 尾山令仁著『今も生きておられる神』プレイズ出版
  49. ^ 片岡伸光著『汝の若き日に-KGK50年の歩みと応答-』p.83
  50. ^ (PDF) Global Christianity: A Report on the Size and Distribution of the World's Christian Population, Pew Forum on Religion and Public Life, (December 19, 2011), http://www.pewforum.org/uploadedFiles/Topics/Religious_Affiliation/Christian/Christianity-fullreport-web.pdf January 23, 2018閲覧。 
  51. ^ There are now as many Americans who claim no religion as there are evangelicals and Catholics, a survey finds”. CNN. 2019年6月16日閲覧。
  52. ^ Green, John C.. “The American Religious Landscape and Political Attitudes: A Baseline for 2004” (PDF). The Pew forum. 2009年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。January 23, 2018閲覧。

関連文献

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関連項目

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  • 聖書配布協力会 - 「死後さばきにあう」「神と和解せよ」と書かれた看板で有名な福音派のボランティア団体

外部リンク

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