立教大学大学院経営学研究科・経営学部
立教大学が設置する経営学部
立教大学経営学部(りっきょうだいがくけいえいがくぶ)は、立教大学が設置する経営学部。立教大学大学院経営学研究科(りっきょうだいがくだいがくいんけいえいがくけんきゅうか)は、経営学を教育・研究する立教大学の大学院経営学研究科。
概要編集
立教大学経営学部は経営学科、国際経営学科の2学科からなる。そのルーツは立教大学経済学部経営学科(歴史についての詳細は立教大学大学院経済学研究科・経済学部を参照)で、2006年に社会学部産業関係学科を併合して経営学部として独立した。同年、大学院経済学研究科経営学専攻及び大学院社会学研究科応用社会学専攻を母体として大学院経営学研究科が設置された[1]。国際経営学科では専門科目の70%を英語で開講しており、英語力を養う授業を入学時から段階的に進めるとしている[2]。
経営学部の創設は、社会学部長であった白石典義が社会学部産業関係学科の使命が終わったと見切り、経営学部創設を構想し、学内での長い交渉を経て実現した学部で、初代経営学部長を務めた[3]。経営学部の特色ある教育プログラムである『ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)』は、文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム」全国トップ15に選定され、最高ランクの評価を受けるなど社会的に高い評価を得ており、学生からの人気も高いプログラムとなっている[4][5][6]。
沿革編集
- 1859年 - タウンゼント・ハリスの支援のもと江戸幕府の長崎奉行の要請でジョン・リギンズとチャニング・ウィリアムズが長崎に私塾を創設。
- 1870年 - ウィリアムズが大阪・川口の与力町に英学講義所(後の大阪・英和学舎)を設立。
- 1874年 - ウィリアムズにより東京・築地に立教学校が設立。
- 1883年 - 教育令による立教大学校を設立(旧制大学)。
- 1887年 - 大阪・英和学舎が立教大学校と合併。
- 1907年 - 専門学校令により立教大学と改称、文科・商科を設置。
- 1922年 - 大学令による旧制大学に昇格、文学部・商学部を設置。
- 1924年 - 商学部経済学科を設置。
- 1931年 - 商学部を経済学部と改称。
- 1943年 - 経済学部経済学科を国家経済学科、経済学部商学科を経営経済学科と改称。
- 1949年 - 新制大学として認可、経済学部には経済学科と経営学科を設置。
- 2006年 - 経済学部経営学科が経営学部として独立、経営学科と国際経営学科の2学科体制となる。
学部・学科編集
- 経営学部
- 経営学科
- 国際経営学科
大学院編集
- 経営学研究科
- 経営学専攻(博士前期課程・博士後期課程)
- 国際経営学専攻(博士前期課程)
組織編集
- 経営学部長・経営学研究科委員長:山口和範[7]
主な教職員編集
(五十音順)
- 秋野晶二(立教大学経営学部経営学科教授)
- 石川淳(立教大学経営学部経営学科教授、元経営学部長、元経営学研究科委員長)
- 亀川雅人(立教大学経営学部経営学科教授)
- クリスティーナ・アメージャン(立教大学経営学部国際経営学科特任教授、一橋大学名誉教授、コロンビア大学ビジネススクール元助教授)
- 鈴木秀一(立教大学経営学部経営学科教授)
- 高岡美佳(立教大学経営学部経営学科教授)
- 田谷禎三(立教大学経営学部国際経営学科特任教授、大和総研特別理事、元日本銀行政策委員会委員)
- 中原淳(立教大学経営学部経営学科教授)
- 松本茂(立教大学経営学部国際経営学科教授、立教大学グローバル教育センター長)
- 山口和範(立教大学経営学部経営学科教授、経営学部長、経営学研究科委員長、元立教大学副総長)
- 山中伸彦(立教大学経営学部経営学科・ビジネスデザイン研究科教授)
著名な出身者編集
「立教大学の人物一覧」を参照
関連項目編集
脚注編集
- ^ “立教大学 経営学部 教育プログラム 大学院”. 2020年2月1日閲覧。
- ^ “立教大学 経営学部 国際経営学科”. 2020年2月1日閲覧。
- ^ 日向野幹也の研究室 2018年3月11日
- ^ Business Journal『実務家教員の育成・活用が本格化、立教大学のBLPが注目される理由…専門職大学は9校に増加』2020.08.05
- ^ J.H.倶楽部『Trend 4 大学発の新しいリーダーシップ教育 権限によらないリーダーシップ』
- ^ 立教大学リーダーシップ研究所『リーダーシップ研究開発で日本の教育に新しい風を』リーダーシップ研究開発で日本の教育に新しい風を
- ^ “立教大学経営学部 経営学研究科 2019年度履修要項 第318項”. 2020年2月1日閲覧。