第7回全国中等学校優勝野球大会
第7回全国中等学校優勝野球大会(だい7かいぜんこくちゅうとうがっこうゆうしょうやきゅうたいかい)は、1921年(大正10年)8月14日から8月18日まで鳴尾球場で行われた全国中等学校優勝野球大会である。
第7回全国中等学校優勝野球大会 | |
---|---|
試合日程 | 1921年8月14日 - 8月18日 |
出場校 | 17校 |
参加校数 | 207校 |
優勝校 | 和歌山中(紀和・和歌山、初優勝) |
試合数 | 16試合 |
大会本塁打 | 10本 |
< 19201922 > 全国高等学校野球選手権大会 |
大会概要
編集この大会より、主催者である朝日新聞社が本大会出場校の滞在費の一部を補助することになった[1]。また、本大会より、当時日本統治下にあった朝鮮と満洲の代表校が参加した。
大会としては、1916年(大正5年)の第2回大会以来5大会ぶり、また会場が鳴尾球場に移ってから(第3回大会より)は初めて本塁打が記録された(10本)。
代表校
編集
試合結果
編集1回戦
編集- 岡山一中 4 - 3 函館中
2回戦
編集- 盛岡中 5 - 4 市岡中
- 豊国中 10x - 9 長野中(延長12回)
- 釜山商 17 - 8 杵築中
- 和歌山中 20 - 0 神戸一中
- 松山商 5 - 4 明倫中
- 岡山一中 19 - 7 長岡中
- 京都一商 6x - 5 慶応普通部
- 大連商 5 - 3 竜ヶ崎中
準々決勝
編集- 京都一商 7 - 1 松山商
- 大連商 16 - 7 岡山一中
- 和歌山中 21 - 1 釜山商
- 豊国中 5 - 2 盛岡中
準決勝
編集- 和歌山中 18 - 2 豊国中
- 京都一商 14 - 4 大連商
決勝
編集大会本塁打
編集- 第1号:戸田廉吉(和歌山中)
- 第2号:山本陸郎(豊国中)
- 第3号:俣野勇(長野中)
- 第4号:菅修三(明倫中)
- 第5号:及川要一(盛岡中)
- 第6号:沖文雄(豊国中)
- 第7号:原田守次(豊国中)
- 第8号:酒井貞雄(大連商)
- 第9号:戸田廉吉(和歌山中)
- 第10号:堀龍三(和歌山中)
その他の主な出場選手
編集脚注
編集- ^ アサヒグラフ増刊1978.8.1号『熱球にかけた青春の記録 甲子園大会60年の歩み』