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第73回日本選手権競輪(だい73かいにほんせんしゅけんけいりん)は、2019年平成31年)4月30日<>から(令和元年)5月5日<>まで、松戸競輪場千葉県松戸市)で開催された、競輪のGI競走である。優勝賞金は6,500万円(副賞込み)[2]

第73回日本選手権競輪
松戸競輪場・GI
(周長333m)
レース詳細
開催日 2019年4月30日(火休)- 5月5日(日祝)
レース結果
優勝  脇本雄太 (福井県)
2位  清水裕友 (山口県)
3位  菅田壱道 (宮城県)
2018
2021[1]

決勝戦 編集

競走成績 編集

車番 選手 登録地
着差 決まり手 上がり
(秒)
H/B 特記
[9]
1 1 脇本雄太   福井 SS 捲り 9.3
2 55 清水裕友   山口 SS 3/4車身 捲り 9.4
3 99 菅田壱道   宮城 S1 3車身 9.6
4 77 古性優作   大阪 S1 1車身1/2 9.6 S
5 33 渡邉雄太   静岡 S1 1車身1/2 10.1 JHB
6 66 田中晴基   千葉 S1 3/4車身 10.0
7 44 原田研太朗   徳島 S1 1車身1/2 9.9
8 2 松浦悠士   広島 S1 3/4車身 10.1 事故入
9 88 深谷知広   愛知 S1 大差 -

配当金額 編集

2枠連
2車連 3連勝 ワイド

1=4 720円 (4) 1=5 1,590円 (5) 1=5=9 10,200円 (33) 1=5
1=9
5=9
400円 0(4)
830円 (10)
3,280円 (34)

1-4 790円 (4) 1-5 1,870円 (7) 1-5-9 22,360円 (72)

レース概要 編集

[10][11][12][13][14][15]

全員が自力または自在選手のメンバー構成となるも、地区ごとでまとまり、残った北日本と中部が単騎の細切れ戦となった。

スタートは、最内の脇本が出て行く様子を見た古性が牽引する形で誘導員を追う。脇本雄太-古性優作、清水裕友-松浦悠士-原田研太朗、菅田壱道、渡邉雄太-田中晴基、深谷知広。青板1センターで渡邉-田中が上昇し、脇本-古性は最後方まで下げる。残り2周の赤板手前で誘導員が退避。7番手にいた単騎の深谷が内を進み、渡邉-田中-深谷-清水-松浦-原田-菅田、4-5車身ほど空いて8番手が脇本-古性の態勢で打鐘。

徐々に加速して最終1角での原田の牽制も乗り越え、大外ロング捲りの脇本が直線で清水を捕らえてそのままゴール。33年ぶり7人目のダービー完全優勝を果たした(1986年平塚の滝澤正光以来)。4日制以上のGI完全優勝自体、21年ぶりの記録となった(1998年一宮オールスターの山口幸二以来)[16][17][18][19]

最終ホーム3番手から早めの捲りを出した深谷は、1センターで前を走る田中から2発目のブロックを受けて万事休すとなった。この時の深谷との接触を回避しながら捲って3コーナー過ぎに渡邉を飲み込んだ清水が、2着に残った。

最後方から大きく空いた内にコースを見出して松浦を捌いた菅田が、3着。

脇本に付けきったものの最後に相互接触で一旦外に膨らんだ古性は、4着。

4コーナー手前に菅田と古性との狭間で接触して後輪破損した松浦は、8着で事故入[20]

特記事項 編集

  • 本場イベントとしては、4日に「2代目松戸けいりん応援大使決定戦!」が行われた。最終日の5日には、解散する初代松戸けいりん応援大使・Parfaitのラストライブを実施[21][22][23]
  • オール休日で行われた6日間の総売上は、135億8168万5600円で、前年より微減に終わった(目標は140億円[27][28]
  • 翌年の第74回大会は直前に開催中止が決定したため、次回開催は翌々年(2021年)の第75回大会となった。

競走データ 編集

  • 金子貴志が日本選手権連続20回出場を達成。初日の30日、開会式でJKAから記念メダルが贈呈、表彰された[29]
  • 日本選手権競輪で優勝すればグランドスラムとなる山崎芳仁は、1次予選1着・2次予選2着で勝ち上がったが、準決勝で敗退した。

脚注・参考文献 編集

  1. ^ 2020年(第74回)は開催中止。
  2. ^ 清水裕友は中団まくるも2着 菅田壱道3着/松戸 第73回・日本選手権競輪の決勝成績 - 日刊スポーツ、2019年5月6日
  3. ^ 2019年5月5日 松戸競輪 予想・結果 決勝 S級11R 詳細 - エンジョイ 日刊プロスポーツ新聞社
  4. ^ 2019年5月5日(日) 松戸競輪 11R 【結果】S級決勝 - オッズパーク競輪
  5. ^ 岸和田競輪pdf
  6. ^ 広島競輪pdf
  7. ^ 別府競輪pdf
  8. ^ 松戸競輪 レース詳細 | 日本選手権競輪 11R S級 | 2019年05月05日 - Kドリームス
  9. ^ 2019年5月5日 松戸競輪 レース結果・検車場レポート - エンジョイ 日刊プロスポーツ新聞社
  10. ^ 『第73回日本選手権競輪(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  11. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin31/20190505-31-05-11-01-00.mp4
  12. ^ https://keirin.kdreams.jp/stadium/digest/?kyogijoCd=31&kaisaiDate=20190505&gradeCd=5&raceNo=11
  13. ^ (00:16:44) コバケンデス木庭賢也) 松戸ダービー 覇者は脇本雄太!コバケンデスケイリンデス(3m54s〜) - YouTube
  14. ^ (00:09:11) KEIRINMAGAZINE 第73回日本選手権競輪(GI)決勝レース 優勝 脇本雄太(1m35s〜) - YouTube
  15. ^ (00:03:39) Rakuten kdreams 【本気の競輪TV】第73回 日本選手権競輪GⅠ 決勝 後閑信一のレース徹底解説(0s〜) - YouTube
  16. ^ a b 【松戸GI最終日11R】脇本 33年ぶり快挙で令和初代GI王者だ - 競輪スポニチ、2019年5月5日
  17. ^ a b 【松戸・日本選手権】脇本 33年ぶり完全V!東京五輪金へ「進化」異次元まくり - スポニチ、2019年5月6日
  18. ^ 脇本雄太選手が21年ぶりにGI完全優勝を達成 - KEIRIN.JP、2019年5月5日
  19. ^ 脇本完全V 松戸・日本選手権 - 西日本スポーツ、2019年5月6日
  20. ^ 【松戸GI日本選手権最終日】出来事 - 競輪スポニチ、2019年5月6日
  21. ^ 第73回日本選手権競輪特設サイト 「イベント」 - 松戸競輪
  22. ^ イベント 第73回日本選手権競輪特設サイト 松戸競輪
  23. ^ 松戸G1で応援大使のparfaitがラストライブ 4年間の活動に終止符 - デイリースポーツ、2019年5月5日
  24. ^ 第73回日本選手権競輪(GI) テレビ放送予定 - KEIRIN.JP
  25. ^ 坂上忍の勝たせてあげたいTV 日本選手権競輪2019 - 日本テレビ
  26. ^ 坂上忍の勝たせてあげたいTV - 日本テレビ
  27. ^ 【松戸GI】売上目標届かず - 競輪スポニチ、2019年5月6日
  28. ^ グレードレース開催日程 2019 - KEIRIN.JP
  29. ^ 日本選手権競輪(GI)連続20回出場選手の表彰について - KEIRIN.JP
  30. ^ 『第73回日本選手権競輪(GI)レポート』 5日目編 - KEIRIN.JP

外部リンク 編集

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