羽前高松駅

山形県寒河江市にある東日本旅客鉄道の駅

羽前高松駅(うぜんたかまつえき)は、山形県寒河江市大字八鍬やくわ郷の目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)左沢線である。

羽前高松駅
駅舎(2010年4月)
うぜんたかまつ
Uzen-Takamatsu
西寒河江 (2.9 km)
(3.0 km) 柴橋
地図
所在地 山形県寒河江市大字八鍬郷の目
北緯38度23分51.63秒 東経140度14分55.39秒 / 北緯38.3976750度 東経140.2487194度 / 38.3976750; 140.2487194座標: 北緯38度23分51.63秒 東経140度14分55.39秒 / 北緯38.3976750度 東経140.2487194度 / 38.3976750; 140.2487194
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 左沢線
キロ程 19.3 km(北山形起点)
電報略号 ウタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
292人/日(降車客含まず)
-2007年-
開業年月日 1922年大正11年)4月23日[1]
備考 無人駅
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羽前高松駅
うぜんたかまつ
Uzen-Takamatsu
(1.5 km) 新田
所属事業者 山形交通
所属路線 三山線
キロ程 0.0 km(羽前高松起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[* 1]
開業年月日 1926年大正15年)12月23日
廃止年月日 1974年昭和49年)11月18日
  1. ^ 現在使用されている単式ホーム左沢方を切欠いた切欠きホームを使用していた。
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以前は山形交通三山線が接続していた。

歴史 編集

1922年に左沢軽便線(現・左沢線)の途中駅として開設するが、4年後の1926年には早くも三山電気鉄道が当駅乗入を果たした。それ以降は左沢線と三山電気鉄道の乗換駅として大いに賑わいを見せたが、1974年11月、山形交通三山線となった旧三山電気鉄道は廃線となり、また静かな途中駅に戻った。今では三山電気鉄道をしのばせるものは、僅かにホーム南西側に残る線路跡程度である。なお、山形交通時代の当駅の駅名看板は、今でも月山湖の月山・水の文化館に展示されている。

年表 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線を有し列車交換が出来ない地上駅。以前は相対式ホーム2面2線と切欠きホーム1線の計2面3線と言う構造で、現在は切欠きホームのあった駅舎側ホームが残されている。山形交通三山線はこの切欠きホームに発着しており、山形交通は左沢線ホーム側に乗り換え窓口を備えていた他、外に向かっても独自の駅舎を備えていた。現在では僅かにホーム南側に線路跡のみ残っている。

旧駅舎は1940年竣功の木造建築だった。老朽化に伴い建替えられ、2010年2月28日に新駅舎が完成した[5]。新駅舎は重要文化財に指定されている地元の慈恩寺のイメージを取入れたもので、鉄骨作り平屋建て37.1㎡となっている[6]

寒河江駅管理の無人駅

利用状況 編集

2007年度の乗車人員は、1日平均292人[7]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 304
2001 277
2002 298
2003 302
2004 312
2005 310
2006 296
2007 292

駅周辺 編集

左沢線の線路は西寒河江駅から北へ進み、当駅に着く直前で南側に進路を変えて柴橋駅に至っている。そのため、わざわざ迂回をして当駅を経由しているように見える。

当駅から寒河江川を渡った対岸には名刹慈恩寺がある。

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
左沢線
西寒河江駅 - 羽前高松駅 - 柴橋駅

かつて存在した路線 編集

山形交通
三山線
羽前高松駅 - 新田駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、547頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ “日本国有鉄道公示第152号”. 官報. (1982年3月6日) 
  3. ^ “「通報」●左沢線羽前長崎駅ほか1駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1982年3月6日) 
  4. ^ 「鉄道記録帳2002年2月」『RAIL FAN』第49巻第5号、鉄道友の会、2002年5月1日、24頁。 
  5. ^ a b “JR左沢線営業所・20年目の課題(下) 沿線の観光振興” 山形新聞(山形新聞社): p24.(2010年3月6日 朝刊)
  6. ^ 交通新聞2010年3月11日
  7. ^ 『山形県の鉄道輸送』平成26年度版 - 山形県

関連項目 編集

外部リンク 編集