老害の人
『老害の人』(ろうがいのひと)は、内館牧子による小説[1]。2022年10月14日に講談社より出版された[1]。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「老後小説」。
老害の人 | ||
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著者 | 内館牧子 | |
発行日 | 2022年10月14日 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 文庫判 | |
ページ数 | 360 | |
前作 | 今度生まれたら | |
公式サイト | 講談社 | |
コード | ISBN 978-4-06-529924-1 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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自慢話に嫌気がさした娘に本音を伝えられ、反省を促された先代社長が逆襲を企てる物語[1]。
あらすじ 編集
主人公の戸山福太郎。彼は埼玉県のボードゲーム製作販売会社・雀躍堂の前社長だった。しかし、業務を娘・明代の夫である純市に譲ってからも店に出勤し、同じ手柄話をくり返すハラスメントな行為をしていた。
ある日、そんな父の行動に嫌気がさした明代が、到底現実社会では言えないような本音を語り、その言葉に福太郎は反省する。福太郎の寂しそうな姿に明代は少し過言だったかもしれないと落ち込む。しかし、実際は反省はパフォーマンスであり、福太郎は逆襲を企んでいた。そして、近所の老人5人(老害五十奏)とタッグを組み、若年層が抱く理想の老後像(自分磨き)ではない、誰かの役に立つ自分を求めて行動を起こす。
互いに何かを感じ始め、自分たちを見直す人々のリアルバトルドラマ。
登場人物 編集
- 戸山福太郎(とやま ふくたろう)
- ボードゲーム製作販売会社・雀躍堂の前社長。
- 戸山明代(とやま あきよ)
- 福太郎の娘。純市の妻。
- 戸山純市(とやま じゅんいち)
- ボードゲーム製作販売会社・雀躍堂の社長。明代の夫。
書誌情報 編集
- 内館牧子『老害の人』2022年10月14日発売[1]、講談社、ISBN 978-4-06-529924-1
テレビドラマ 編集
この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
老害の人 | |
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ジャンル | 連続ドラマ |
原作 | 内館牧子 |
脚本 |
真辺克彦 小嶋健作 大島まり菜 |
演出 | 松岡錠司 |
出演者 |
伊東四朗 夏川結衣 勝村政信 前田吟 日色ともゑ 小倉蒼蛙 白川和子 羽田美智子 望月歩 木竜麻生 田島令子 高橋惠子 三田佳子 |
音楽 | 安川午朗 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
制作統括 |
遠藤日登思(アミューズ) 小松昌代(NHKエンタープライズ) 磯智明(NHK) |
制作 | アミューズ |
放送 | |
放送チャンネル | NHK BSプレミアム4K NHK BS |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年5月5日 - (予定) |
放送時間 | 日曜 22:00 - 22:49 |
放送枠 | プレミアムドラマ |
放送分 | 49分 |
回数 | 5(予定) |
公式サイト | |
番組年表 | |
前作 | 今度生まれたら |
2024年5月5日からNHK BSプレミアム4KおよびNHK BS「プレミアムドラマ」枠にて放送予定[2]。主演は伊東四朗[2]。
キャスト 編集
主要人物 編集
- 戸山福太郎(とやま ふくたろう)
- 演 - 伊東四朗[2]
- ボードゲーム製作販売会社・雀躍堂の前社長。
- 戸山明代(とやま あきよ)
- 演 - 夏川結衣[2]
- 福太郎の娘。純市の妻。
- 戸山純市(とやま じゅんいち)
- 演 - 勝村政信[2]
- ボードゲーム製作販売会社・雀躍堂の社長。明代の夫。
戸山家 編集
その他 編集
- 吉田武(よしだ たけし)
- 演 - 前田吟[2]
- 元印刷工場勤務。俳句が自慢。
- 吉田桃子(よしだ ももこ)
- 演 - 日色ともゑ[2]
- 武の妻。絵画が趣味。
- 林春子(はやし はるこ)
- 演 - 白川和子[2]
- 元気だが「死にたい」が口癖。
- 竹下勇三(たけした ゆうぞう)
- 演 - 小倉蒼蛙[2]
- クリーニング店を息子に譲った。病気自慢。
- 林里枝(はやし りえ)
- 演 - 羽田美智子[2]
- 春子の娘。出版社勤務。
- 山本和美(やまもと かずみ)
- 演 - 高橋惠子[2]
- 福太郎の元部下。
- 村井サキ(むらい サキ)
- 演 - 三田佳子[2]
- 元家庭科教師。
スタッフ 編集
- 原作 - 内館牧子『老害の人』(講談社)
- 脚本 - 真辺克彦、小嶋健作、大島まり菜[5]
- 音楽 - 安川午朗[5]
- 制作統括 - 遠藤日登思(アミューズ)、小松昌代(NHKエンタープライズ)、磯智明(NHK)[5]
- 演出 - 松岡錠司[5]
- 制作 - アミューズ[5]
NHK BSプレミアム4K・NHK BS プレミアムドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
舟を編む
〜私、辞書つくります〜 (2024年2月18日 - 4月21日) |
老害の人
(2024年5月5日 - 〈予定〉) |
エンジェルフライト
(2024年6月9日 - 〈予定〉) |
脚注 編集
- ^ a b c d “『老害の人』(内館 牧子)”. 講談社. 2024年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “内館牧子が“老後”を描いた小説のドラマ化第3弾、伊東四朗主演「老害の人」”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月14日). 2024年3月14日閲覧。
- ^ 望月歩 ayumu mochizuki [@ayumumochizuki_official] (2024年4月18日). "NHK-BS プレミアムドラマ「老害の人」伊東四朗さん演じる戸山福太郎の孫、戸山俊役で出演させていただいてます。ユーモアある作品を撮影中ですので、楽しみにしてくれると嬉しいです!5月5日、22時スタート!". Instagramより2024年4月19日閲覧。
- ^ a b “プレミアムドラマ「老害の人」メインビジュアル解禁&新キャスト発表!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2024年4月17日). 2024年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e “プレミアムドラマ「老害の人」制作開始!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2024年3月14日). 2024年3月14日閲覧。
外部リンク 編集
- 『老害の人』(内館 牧子) - 講談社
- 老害の人 - NHK