花隈駅
花隈駅(はなくまえき)は、兵庫県神戸市中央区北長狭通六丁目にある、阪急電鉄神戸高速線の駅[1]。駅番号はHK-17。
花隈駅 | |
---|---|
東口 | |
はなくま Hanakuma | |
◄HK-16 神戸三宮 (1.3 km) (0.9 km) 高速神戸 HS 35► | |
所在地 | 神戸市中央区北長狭通六丁目[1] |
駅番号 | HK17 |
所属事業者 | |
所属路線 | ■神戸高速線 |
キロ程 |
1.5 km(新開地起点*) 大阪梅田から33.6 km |
駅構造 | 地下駅[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
4,608人/日(降車客含まず) -2022年- |
乗降人員 -統計年次- |
(通年平均) 6,117人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1968年(昭和43年)4月7日[1] |
備考 | * 起点→終点の方向が上り |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
概要
編集かつて神戸高速鉄道が管理していた区間では唯一阪急が管理する駅で、阪急が管理する駅では最西端かつ最南端の駅でもある[注釈 1]。
現行ダイヤでは全営業列車が停車するが、山陽電気鉄道の特急は通過していた時期もあった。
当駅前後の区間は神戸高速鉄道が第三種鉄道事業の「東西線」として施設を保有し、阪急電鉄が第二種鉄道事業として営業を行う[1]。
神戸高速線は花隈駅東方で地上に出る。かつては山陽電気鉄道西代駅東方にも地上区間があったが、同駅付近は地下化されたために神戸高速線全体でも唯一の地上区間となっている。ただし坑口を出るとすぐに高架線となるため、踏切はない。
歴史
編集- 1968年(昭和43年)4月7日:神戸高速鉄道開通に伴い開業する[1]。
- 1991年(平成3年)4月7日:山陽特急の停車が取り止められたことにより、当駅で初めての通過列車が設定される。
- 1995年(平成7年)
- 1998年(平成10年)2月15日:山陽特急の停車が再開され、通過列車の設定が無くなる。
- 2001年(平成13年)3月10日:山陽特急の阪急三宮方面発着列車が廃止され、当駅への乗り入れが無くなる。
- 2010年(平成22年)10月1日:山陽電気鉄道の第二種鉄道事業を廃止する(列車の乗り入れは継続)。なお、この日までに駅名板(駅名標)は阪急電鉄が採用しているユニバーサルデザインに統一される。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅ナンバリングが導入される[3]。
- 2020年(令和2年)3月14日:エレベーターを設置[4]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。改札口は東西各1箇所ずつあり、このうち東改札は地下1階に、西改札は地上にある(駅務室は地上の西改札)。下り姫路方面ホームから東西両改札口までは、一度地下3階に設置されている線路下の連絡通路を経由する構造となっている。ホームは地下2階にあり、有効長は阪急の車両に合わせて8両編成の停車が可能となっている。エレベーターは、西改札口に地上と上りホームを連絡する1基と、駅構内にホームと地下通路を連絡するエレベーターを各ホーム1基ずつの合計3基設置している。以前は駅の西側に上下線をつなぐ非常渡り線が存在した[5]。
のりば
編集号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■神戸高速線 | 下り | 新開地・ 山陽電鉄線(明石・姫路)方面 |
2 | 上り | 大阪(梅田)・神戸三宮・西宮北口・京都・宝塚方面 |
※ 実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、新開地方面が1号線、梅田方面が2号線と表示されている。
-
神戸高速鉄道時代の東口
-
西口
-
東改札口
-
西改札口
-
ホーム
ダイヤ
編集日中は大阪梅田駅 – 新開地駅間の特急が毎時6本と、神戸三宮駅 – 山陽姫路間の普通が毎時2本発着する。大阪梅田方面へ直通する普通は朝と深夜のみである。
利用状況
編集2021年の通年平均の乗降人員は6,117人である。
近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。阪急電鉄の特急停車駅では最も少ない。阪急電鉄全線では第81位。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2007年(平成19年) | 3,765 |
2008年(平成20年) | 3,688 |
2009年(平成21年) | 3,468 |
2010年(平成22年) | 3,751 |
2011年(平成23年) | 3,981 |
2012年(平成24年) | 3,997 |
2013年(平成25年) | 4,378 |
2014年(平成26年) | 4,299 |
2015年(平成27年) | 4,456 |
2016年(平成28年) | 4,589 |
2017年(平成29年) | 4,712 |
2018年(平成30年) | 4,512 |
2019年(令和元年) | 4,768 |
2020年(令和 | 2年)3,658 |
2021年(令和 | 3年)3,995 |
2022年(令和 | 4年)4,608 |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、208頁。ISBN 9784343006745。全国書誌番号:22185464。
- ^ a b c 「阪神大震災 被災と復旧の記録(5)神戸高速鉄道」『鉄道ファン』第36巻第12号、交友社、1996年12月、71-75頁。
- ^ 『「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDF)(プレスリリース)阪急電鉄、2013年4月30日 。2013年12月28日閲覧。
- ^ 「花隈駅バリアフリー化工事が完了」(PDF)『阪急ニュース・リネア』2020年9月号、阪急電鉄。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』2016年4月号、電気車研究会、79頁。
- ^ “神戸市統計書”. 神戸市. 2021年4月21日閲覧。