藤野恵美
この存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります。(2012年3月) |
藤野 恵美(ふじの めぐみ、1978年〈昭和53年〉[1] - )は、日本の小説家、推理作家。大阪府堺市生まれ[2]。箕面市在住[3]。
経歴・人物編集
大阪芸術大学文芸学科卒業。第20回福島正実記念SF童話賞佳作受賞、『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞(岩崎書店)受賞。児童文学から一般文芸まで幅広いジャンルで活躍中。
『七時間目の怪談授業』から始まるシリーズは、科学的懐疑主義の立場からオカルト現象を扱った児童文学であり、疑似科学を批判している大阪大学教授菊池誠らから、高く評価[4]された。
『世界で一番のねこ』が、子役タレントのはるかぜちゃん(春名風花) に影響を与えた本のランキング1位として紹介[5]され、ツイッターなどで話題となった。
『ハルさん』(創元推理文庫)が「2013年 文庫大賞」(啓文堂大賞 文庫部門)に選ばれた。[6]
『雲をつかむ少女』が私立中学の入試問題、『ぼくの嘘』が私立大学の入試問題に出題されるなど、模擬試験や教材としての引用も多数。
【執筆以外の仕事】
みちと近畿のショートストーリーコンテスト「小学生の部」 審査員
書評漫才グランプリ in OSAKA 審査員
堺市立東深井小学校にて講演会
西宮市立鳴尾図書館にて講演会
兵庫県私学会館にて中学高等学校図書館関係者向けの講演会
箕面市立萱野小学校にてオーサービジット
箕面市立中小学校にてオーサービジット
箕面市立豊川南学校にてオーサービジット
箕面市立第一中学校にてオーサービジット
創作サポートセンター「文章講座」講師
創作サポートセンター「エンターテインメントノベル講座」講師
受賞・候補歴編集
- 2003年 - 「トイ・キッズ」で第20回福島正実記念SF童話賞佳作。
- 2004年 - 『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞。
- 2013年 - 『ハルさん』で2013年啓文堂大賞受賞。
- 2013年 - 『ぼくの嘘』で第51回野間児童文芸賞候補。
- 2015年 - 『雲をつかむ少女』で第53回野間児童文芸賞候補。
作品リスト編集
光文社編集
- ショコラティエ (2018年7月)
岩崎書店編集
- ねこまた妖怪伝
- (2004年4月)
- 2 (2007年8月)
KADOKAWA編集
- わたしの恋人 (2014年6月 角川文庫)
- ぼくの嘘 (2015年1月 角川文庫)
- ふたりの文化祭 (2016年3月 単行本/2019年2月 角川文庫)
- ねこまた妖怪伝(岩崎書店版の新装版)
- ねこまた妖怪伝 妖怪だって友だちにゃ!(2015年5月 角川つばさ文庫)
- ねこまた妖怪伝 いのちをかけた約束にゃ!(2016年1月 角川つばさ文庫)
- おなじ世界のどこかで(2018年4月 角川文庫)
ジャイブ編集
- 怪盗ファントム&ダークネスEX-GP
- 1(2004年9月、カラフル文庫/2008年3月 新装版)
- 2(2005年5月、カラフル文庫/2008年3月 新装版)
- 3(2006年2月、カラフル文庫/2008年3月 新装版)
- 4(2007年5月、カラフル文庫/2008年3月 新装版)
- 5 スペイン編 (2008年3月カラフル文庫)
- 5 エジプト編 (2009年3月カラフル文庫)
講談社編集
- 七時間目
- 七時間目の怪談授業 (2005年3月 青い鳥文庫/2017年11月 新装版)
- 七時間目の占い入門 (2006年3月 青い鳥文庫)
- 七時間目のUFO研究 (2007年3月 青い鳥文庫/2008年3月 青い鳥文庫SLシリーズ)
- お嬢様探偵ありす
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿(2010年5月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 時計塔の亡霊事件(2011年6月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 豪華客船の爆弾魔事件(2012年3月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 秘密の動物園事件(2012年8月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 古城ホテルの花嫁事件(2013年6月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 一夜姫事件(2014年3月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありす 天空のタワー事件(2015年6月 青い鳥文庫)
- お嬢様探偵ありすの冒険(2016年10月 青い鳥文庫)
- わたしの恋人 (2010年12月 単行本)
- ぼくの嘘 (2012年10月 単行本)
- 雲をつかむ少女 (2015年3月 単行本)
- しあわせなハリネズミ(2019年5月 単行本)
アリス館編集
- ゲームの魔法 (2005年11月)
- 世界で一番のねこ (2008年9月)
学研編集
- 妖怪サーカス団がやってくる! (2006年4月)
- 妖怪サーカス団 キツネの姫と竜神さま (2007年11月)
- 妖怪サーカス団 まめ太と風の神送り (2010年4月)
光栄編集
- 金色のコルダ 君のためにできること (2006年7月/2008年1月 GAMECITY文庫)
- 金色のコルダ 君の音色が好きだから (2007年4月/2008年4月 GAMECITY文庫)
- 金色のコルダ2 君と僕のポリフォニー (2008年9月 GAMECITY文庫)
徳間書店編集
- 紫鳳伝 王殺しの刀 (2007年1月 トクマ・ノベルズ/2017年12月 徳間文庫)
- 紫鳳伝2 神翼秘抄 (2008年5月 トクマ・ノベルズ/2018年1月 徳間文庫)
東京創元社編集
ポプラ社編集
- 初恋料理教室 (2014年4月 単行本/2016年10月 ポプラ文庫)
- 見習い編集者・真島のよろず探偵簿 猫入りチョコレート事件(2015年7月 ポプラ文庫ピュアフル)
- 見習い編集者・真島のよろず探偵簿 老子収集狂事件(2015年11月 ポプラ文庫ピュアフル)
文藝春秋編集
- 淀川八景 (2019年4月 単行本)
単行本未収録作品編集
- 小説
- サバイバーズ・ギルト (『小説新潮』2018年5月号 - 連載中)
- エッセイ
- 【ここだけのあとがき】 「親」の立場の物語 (『Webミステリーズ!』2007年3月)
メディア・ミックス編集
ラジオドラマ編集
ラジオ深夜便
・ラジオ文芸館
『淀川八景』より「あの橋の向こう」 2019年12月2日(月) 午前1:05~午前2:00(55分)
テレビドラマ編集
- テレビ朝日系
-
- 日曜ワイド
- ハルさん〜花嫁の父は名探偵!?(2017年12月3日、主演:生瀬勝久、原作:ハルさん)
- 日曜ワイド
脚注編集
- ^ ぼくの嘘 / 藤野 恵美【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
- ^ わたしの恋人/藤野恵美/〔著〕 本・コミック : オンライン書店e-hon
- ^ プロフィール | 藤野恵美
- ^ 以下の外部リンク先を参照。「kikulog」
- ^ 以下の外部リンク先を参照。「ダ・ヴィンチ電子ナビ」
- ^ 以下の外部リンク先を参照。2013年 文庫大賞が決まりました
外部リンク編集
- 藤野恵美のホームページ - 本人のサイト
- 藤野恵美 (@meg_fujino) - Twitter