飯田祐子
日本の日本文学研究者、フェミニスト
飯田 祐子(いいだ ゆうこ、1966年 - )は、日本の日本文学研究者、フェミニスト。名古屋大学教授(2014年より)。元神戸女学院大学教授。専門は日本近現代文学、ジェンダー批評[1]。合気道三段[2]。
人物情報 | |
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生誕 |
1966年(57 - 58歳) 愛知県名古屋市 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了 同大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学 |
配偶者 | 佐藤友亮 |
学問 | |
研究分野 | 日本近現代文学研究、ジェンダー研究 |
研究機関 |
神戸女学院大学 名古屋大学 スタンフォード大学 |
学位 | 博士(文学) |
来歴
編集愛知県名古屋市に生まれ、小牧市で育った[2]。1989年3月、名古屋大学文学部国語国文学専攻卒業。1995年3月、同大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。同年4月、神戸女学院大学文学部の研究助手となる[3]。
1997年9月18日、論文「ジェンダーと日本近代文学 : 明治三十年代から大正中期まで」で名古屋大学より博士(文学)の学位を取得[3]。
1998年6月、『彼らの物語―日本近代文学とジェンダー』を出版。
1999年4月、神戸女学院大学文学部助教授に就任。同年、同大学教授の内田樹が始めた合気道部に入部[2]。
2002年9月から2003年8月までスタンフォード大学で客員教授を務めた[4]。
2006年、合気道部を通じて知り合った医師の佐藤友亮と結婚[2]。
2007年4月、神戸女学院大学文学部教授に就任[3]。
2014年4月、名古屋大学人文学研究科教授に就任[3]。
著書
編集単著
編集- 『彼らの物語―日本近代文学とジェンダー』名古屋大学出版会、1998年6月。ISBN 978-4815803421。
- 『彼女たちの文学―語りにくさと読まれること』名古屋大学出版会、2016年3月。ISBN 978-4815808358。
共編著
編集- 上野千鶴子、千田有紀、赤川学、飯田祐子、中谷文美、荻野美穂、加藤秀一、竹村和子、北田暁大他 著、上野千鶴子 編『構築主義とは何か』勁草書房、2001年2月。ISBN 978-4326652457。
- 小森陽一、成田龍一、北原恵、紅野謙介、伊香俊哉、飯田祐子、斉藤美奈子、ユリア・ミハイロバ、坪井秀人、川村湊他 著、小森陽一、成田龍一 編『日露戦争スタディーズ』2004年2月。ISBN 978-4314009560。
- 飯田祐子、日高佳紀、日比嘉高 編『文学で考える〈日本〉とは何か』翰林書房、2016年10月。ISBN 978-4877374037。
- 高橋修、飯田祐子、サミュエル・ペリー、坪井秀人、中山昭彦他 著、飯田祐子、島村輝、高橋修、中山昭彦 編『少女少年のポリティクス』青弓社、2009年2月。ISBN 978-4787232960。
- 中川成美、石原千秋、千野帽子、清水良典、金子明雄、青木亮人、飯田祐子、明里千章他 著、日本近代文学会関西支部 編『村上春樹と小説の現在』和泉書院、2011年3月10日。ISBN 978-4757605824。
- 小森陽一、夏目房之介、飯田祐子、マイケル・ボーダッシュ、キース・ヴィンセント、安倍オースタッド玲子、朴裕河他 著、フェリス女学院大学日本文学国際会議実行委員会 編『生誕150年 世界文学としての夏目漱石』岩波書店、2017年3月24日。ISBN 978-4000611916。
- 飯田祐子、中谷いずみ、笹尾佳代、尾形明子、サラ・フレデリック他 著、飯田祐子、中谷いずみ、笹尾佳代 編『女性と闘争 : 雑誌「女人芸術」と一九三〇年前後の文化生産』青弓社、2019年5月28日。ISBN 978-4787234537。
- 飯田祐子、中谷いずみ、笹尾佳代、ヘザー・ボーウェン=ストライク、サラ・フレデリック、サミュエル・ペリー他 著、飯田祐子、中谷いずみ、笹尾佳代 編『プロレタリア文学とジェンダー : 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ』青弓社、2022年10月24日。ISBN 978-4787235145。
- 石川巧、飯田祐子、小平麻衣子、金子明雄、日比嘉高 編『文学研究の扉をひらく―基礎と発展』ひつじ書房、2023年2月6日。ISBN 978-4823411366。
- 飯田祐子、小平麻衣子、大串尚代、木村朗子、内藤千珠子、米村みゆき他 著、飯田祐子、小平麻衣子 編『ジェンダー×小説 ガイドブック 日本近現代文学の読み方』ひつじ書房、2023年5月。ISBN 978-4823411922。
脚注
編集- ^ “飯田 祐子 Yuko Iida”. 現代ビジネス. 講談社. 2023年7月19日閲覧。
- ^ a b c d “第2回:佐藤友亮さん・飯田祐子さんご夫妻(前編)”. ブリコルール・パブリッシング (2019年1月3日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ a b c d “研究者詳細 - 飯田 祐子”. 名古屋大学. 2023年8月1日閲覧。
- ^ “飯田祐子 Yuko IIDA”. 名古屋大学大学院人文学研究科 日本文化学講座. 2023年8月1日閲覧。