鹿島天足別神社

宮城県富谷市にある神社
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鹿嶋天足別神社(かしまあまたらしわけじんじゃ)は、宮城県富谷市大亀にある、黒川郡延喜式式内社四座のうちの一座である[1]

鹿嶋天足別神社

拝殿
所在地 宮城県富谷市大亀字和合田2-16
位置 北緯38度22分2.42秒 東経140度55分37.39秒 / 北緯38.3673389度 東経140.9270528度 / 38.3673389; 140.9270528 (鹿島天足別神社)座標: 北緯38度22分2.42秒 東経140度55分37.39秒 / 北緯38.3673389度 東経140.9270528度 / 38.3673389; 140.9270528 (鹿島天足別神社)
主祭神 武甕槌命
経津主命
社格 式内社(小)
村社
創建 西暦800年代
本殿の様式 流造銅板葺
別名 大亀大明神、岩下明神
例祭 4月第3日曜日
地図
鹿嶋天足別神社の位置(宮城県内)
鹿嶋天足別神社
鹿嶋天足別神社
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概要 編集

当社は西暦800年代にはこの地に鎮座していたと推定されていて、境内には樹齢が500~600年と推定される宮城県指定の天然記念物アカガシの古木が生育している。富谷町の東部でシンボルタワー展望台)のある大亀山森林公園の中でも最も高い位置にある。

沿革 編集

  • 古くは大亀大明神、岩下明神と称したが、明治のはじめ鹿嶋天足別神社と改めた。
  • 明治5年1月村社に列した。
  • 明治40年3月幣帛供進社に指定された。
  • 明治42年に7社を合わせ祀る。また、当社は榊流永代神楽があり、弘化5年(西暦1848年)より始めて今日に至る。

当社には、大干ばつの際に黒川郡内こぞっての雨乞いがされた。

  • 寛永6年(西暦1853年)7月9日より三日三夜、大肝入はじめ郡内一同が参詣し、13日には降雨があった。御礼として本社屋根の葺き替えを奉仕した。
  • 元治元年(西暦1864年)5月23日、大肝入や組頭、大亀村肝入や同村組頭ほか、各村より参詣。24日に降雨があり、その御礼として拝殿を建立した。
  • 明治37年(西暦1904年)10月5日、灯明から出火して全焼。
  • 明治38年(西暦1905年)5月27日に現在の社殿を新築。
  • 平成23年(西暦2011年)3月11日に東日本大震災被災し、石鳥居が損壊し本殿の土台が崩れ、御神石の亀石も斜めに傾いた。

アカガシと亀石 編集

  • アカガシは高さ約20m、幹周約5.8mの巨木で、昭和38年(1963年)には町指定の天然記念物、平成18年(2006年)には県指定の天然記念物となった。
  • 亀石は、縦横ともに3.8m、1.9mという亀のような形をした巨大な岩。社殿の東側にあり、神社の別名「大亀神社」や地名の「大亀」は、この岩に由来すると言われる。平成24年(2012年)に、町の史跡に指定された。

周辺の神社 編集

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 富谷町/富谷集遊”. 富谷市. 2015年3月9日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集