2021-22シーズンのFリーグ
2021-22シーズンのFリーグは、2021年5月から2022年1月にかけて行われた15回目のFリーグである。1部は名古屋オーシャンズが5シーズン連続14回目の優勝を果たした。
シーズン | 2021-22 |
---|---|
優勝 | 名古屋オーシャンズ |
降格 | なし |
試合数 | 132 |
ゴール数 | 720 (1試合平均5.45) |
得点王 |
ロドリゴ(湘南) 22 |
← 2020-21 2022-23 → |
シーズン | 2021-22 |
---|---|
優勝 | しながわシティ |
昇格 | なし |
試合数 | 45 |
ゴール数 | 262 (1試合平均5.82) |
得点王 |
白方秀和(しながわ) 14 |
← 2020-21 2022-23 → |
概要
編集前季F2優勝したトルエーラ柏(2021-2022シーズンよりSHINAGAWA CITY FUTSAL CLUBに改称)はF1ライセンスを交付できず、今季もF2リーグに残留[1]。また昨季F2リーグに参入しなかったヴォスクオーレ仙台はクラブ組織体制再構築のため、引き続きF2リーグ戦には参⼊しないことが決定[2]。リーグ編成は昨季と同じくF1は12チーム、F2リーグは6チームで行われることとなった[3]。
昨季は新型コロナウィルスの感染拡大のため中止となったオーシャンカップは2021年5月11日より開催予定だった[4]が、4月30日に4都府県に対する緊急事態宣言が出たため、開催延期を発表[5]。7月26日に新型コロナウイルス感染拡大状況を考えて中止を発表[6]。
なおシーズン成立条件としては全試合の半分かつF1は1回戦、F2は2回戦総当たりとしており、F1は2022年1月12日YSCC対立川・府中戦を持って成立したため名古屋の優勝が決定した。
参加クラブ
編集参加クラブは以下の通りになる[3]。
- F1
大会スケジュール
編集- F1
- レギュラーシーズン 2021年6月5日 - 2022年1月30日[8]
- F2
- レギュラーシーズン 2021年5月22日 - 2022年1月30日[8]
レギュレーション
編集大会方式
編集- ディビジョン1 ホーム&アウェイ方式による2回戦総当たり(全22節132試合)
- 2019-20シーズンまで行われたプレーオフは行われない。
- ディビジョン2 3回戦総当たり(全15節45試合)
順位決定方法
編集リーグ戦が終了した時点で、勝点(勝利3点、引き分け1点、敗戦0点)の合計が多いチームを上位とし順位を決定する。ただし、勝点が同一の場合は、次の各号の順序により決定する。
- リーグ戦の得失点差
- リーグ戦の総得点数
- 当該クラブ間の対戦成績(イ:勝点 ロ:得失点差 ハ:総得点数)
- 抽選
リーグ戦成立要件
編集新型コロナウイルス感染症の他、やむを得ず試合が消化できなかった場合は、以下の通り試合が実施された時点で、2021-2022シーズンのリーグ戦は成立する。
- 成立基準
- ディビジョン1 1回戦総当たり(11試合/チーム)
- ディビジョン2 2回戦総当たり(10試合/チーム)
結果
編集ディビジョン1
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 昇格または出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 名古屋オーシャンズ (C) | 22 | 16 | 3 | 3 | 84 | 43 | +41 | 51 | |
2 | 湘南ベルマーレ | 22 | 12 | 5 | 5 | 73 | 47 | +26 | 41 | |
3 | ペスカドーラ町田 | 22 | 10 | 7 | 5 | 72 | 54 | +18 | 37 | |
4 | バサジィ大分 | 22 | 10 | 6 | 6 | 70 | 61 | +9 | 36 | |
5 | 立川・府中アスレティックFC | 22 | 10 | 4 | 8 | 43 | 53 | −10 | 34 | |
6 | シュライカー大阪 | 22 | 9 | 6 | 7 | 68 | 53 | +15 | 33 | |
7 | バルドラール浦安 | 22 | 9 | 5 | 8 | 74 | 75 | −1 | 32 | |
8 | フウガドールすみだ | 22 | 7 | 7 | 8 | 61 | 58 | +3 | 28 | |
9 | ボルクバレット北九州 | 22 | 8 | 4 | 10 | 48 | 56 | −8 | 28 | |
10 | Y.S.C.C.横浜 | 22 | 6 | 5 | 11 | 48 | 58 | −10 | 23 | |
11 | エスポラーダ北海道 | 22 | 3 | 4 | 15 | 41 | 83 | −42 | 13 | |
12 | ボアルース長野 (O) | 22 | 3 | 2 | 17 | 38 | 79 | −41 | 11 | 入替戦に出場,F1残留 |
出典: http://www.fleague.jp/score/teamrank.html
順位の決定基準: 1. 得失点差, 2. 総得点数, 3. 当該クラブ間の対戦成績(勝点→得失点差→総得点数), 4. 抽選.
ディビジョン2
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 昇格または出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | しながわシティ (C) | 15 | 11 | 3 | 1 | 74 | 21 | +53 | 36 | 入替戦に出場,敗れてF2残留 |
2 | デウソン神戸 | 15 | 8 | 3 | 4 | 55 | 45 | +10 | 27 | |
3 | 広島エフ・ドゥ | 15 | 7 | 4 | 4 | 45 | 28 | +17 | 25 | |
4 | ヴィンセドール白山 | 15 | 7 | 0 | 8 | 35 | 52 | −17 | 21 | |
4 | アグレミーナ浜松 | 15 | 4 | 3 | 8 | 33 | 42 | −9 | 15 | |
6 | ポルセイド浜田 | 15 | 1 | 1 | 13 | 20 | 74 | −54 | 4 |
出典: http://www.fleague.jp/score2/teamrank.html
順位の決定基準: 1. 得失点差, 2. 総得点数, 3. 当該クラブ間の対戦成績(勝点→得失点差→総得点数), 4. 抽選.
入替戦
編集ルールは以下の通り[9]。
- 2試合を開催し、勝利チームがFリーグディビジョン1に残留または昇格する。
- 参加するF2チームにF1クラブライセンスが付与されていない場合は、出場することができない。
- 試合は、40分間(第1・2ピリオド各20分プレーイングタイム)で、勝敗が決定しない場合は、引き分けとする。2試合が終了した時点で、勝利数が多いチームを勝者とする。
- 2試合が終了した時点で勝利数が同数の場合には、次の各号の順序により勝者を決定する。
- (1) 2試合における得失点差
- (2) F1チーム
当初は入替戦は2月20日、21日に浜松アリーナで行われる予定だった[10]が、ボアルース長野の選手数名が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定された為、開催延期となった[11]。そして2月25日に以下の日程でリモートマッチとして行われることとなった[12]。
2試合合計で4-4の引き分けとなり、この結果ボアルース長野のF1残留としながわシティのF2残留が決定[13]。
得点ランキング
編集1部
編集順位 | 選手名 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|---|
得点王 | ロドリゴ | 湘南ベルマーレ | 22 |
2 | ペピータ | 名古屋オーシャンズ | 21 |
3 | 加藤翼 | シュライカー大阪 | 16 |
4 | 小門勇太 | バサジィ大分 | 15 |
T5 | 東出脩椰 | バルドラール浦安 | 13 |
毛利元亮 | ペスカドーラ町田 | ||
T7 | クレパウジ・ヴィニシウス | ペスカドーラ町田 | 12 |
アルトゥール | 名古屋オーシャンズ | ||
T9 | 菅原健太 | Y.S.C.C.横浜 | 11 |
加藤未渚実 | シュライカー大阪 | ||
長坂拓海 | バルドラール浦安 | ||
星翔太 | 名古屋オーシャンズ |
2部
編集順位 | 選手名 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|---|
得点王 | 白方秀和 | しながわシティ | 14 |
2 | 佐藤建也 | しながわシティ | 13 |
T3 | 三上優貴 | ヴィンセドール白山 | 10 |
佐々木諒 | 広島エフ・ドゥ | ||
5 | ボラ | しながわシティ | 9 |
個人表彰・ベストファイブ
編集2022年3月7日に個人表彰が発表された[16]。
賞 | POS | 受賞者 | 所属 |
---|---|---|---|
F1最優秀選手(MVP) | ロドリゴ | 湘南ベルマーレ | |
F2最優秀選手(MVP) | 白方秀和 | しながわシティ | |
F1フェアプレー賞 | ペスカドーラ町田 | ||
F2フェアプレー賞 | ヴィンセドール白山 | ||
ベストファイブ | GK | フィウーザ | 湘南ベルマーレ |
FP | ロドリゴ | 湘南ベルマーレ | |
オリベイラ・アルトゥール | 名古屋オーシャンズ | ||
ペピータ | 名古屋オーシャンズ | ||
星翔太 | 名古屋オーシャンズ | ||
新人賞 | 東出脩椰 | バルドラール浦安 | |
最優秀審判員賞 | 常國広平 |
2022年度Fクラブライセンス審査結果
編集Fリーグライセンスの申請があった19クラブについて審査し、全クラブに対して交付された。2022年度よりF1クラブライセンス、F2クラブライセンスは2021年8月より基準が統一され、Fリーグクラブライセンスとして交付となった。2020年より財政問題等でFリーグ参戦を取りやめているヴォスクオーレ仙台にもFリーグクラブライセンスが交付されて、2022-23シーズンからのFリーグ復帰が決まった[17]。 さらにマルバ水戸FCとリガーレヴィア葛飾の2チームが2022-23シーズンよりF2リーグへの加盟が決まった[18]。
脚注
編集- ^ 『Fリーグ2020-2021 ディビジョン1・2 入替戦に関わるトルエーラ柏のライセンスについてのお知らせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2020年3月9日 。2020年5月8日閲覧。
- ^ 『Fリーグ2021-2022シーズン、ヴォスクオーレ仙台の活動について』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2020年4月15日 。2020年5月8日閲覧。
- ^ a b 『Fリーグ2021-2022 チーム編成』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年5月5日 。2021年5月8日閲覧。
- ^ 『【Fリーグオーシャンカップ2021】開催概要・組み合わせ 決定のおしらせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年4月16日 。2021年5月8日閲覧。
- ^ 『【Fリーグオーシャンカップ2021】開催延期のお知らせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年4月30日 。2021年8月13日閲覧。
- ^ 『【Fリーグオーシャンカップ2021】開催中止のお知らせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年7月26日 。2021年8月13日閲覧。
- ^ 『トルエーラ柏、ホームタウン移転に伴う名称変更のお知らせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年4月14日 。2021年5月8日閲覧。
- ^ a b c d 『Fリーグ2021-2022 大会概要』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2021年5月5日 。2021年5月8日閲覧。
- ^ “大会概要”. 日本フットサルリーグ. 2022年3月5日閲覧。
- ^ “【開催のお知らせ】Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 入替戦”. 日本フットサルリーグ (2022年2月4日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “【【開催延期のお知らせ】Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 入替戦 長野 vs しながわ”. 日本フットサルリーグ (2022年2月17日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ a b c “【代替開催決定のお知らせ】Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 入替戦 長野 vs しながわ”. 日本フットサルリーグ (2022年2月24日). 2022年2月26日閲覧。
- ^ 『【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2入替戦】2戦合計で決定!』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2022年3月5日 。2022年3月5日閲覧。
- ^ 2021-22 F1得点ランキング
- ^ 2021-22 F2得点ランキング
- ^ 『Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2 各賞の受賞者が決定!』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2022年3月7日 。2022年3月7日閲覧。
- ^ 『2022年度Fクラブライセンス結果について』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2022年2月5日 。2022年2月12日閲覧。
- ^ 『2022-2023シーズン、新規参入チームのお知らせ』(プレスリリース)日本フットサルリーグ、2022年3月9日 。2022年3月10日閲覧。