AFCチャンピオンズリーグ2008 決勝

AFCチャンピオンズリーグ2008 決勝(エイエフシーチャンピオンズリーグ2008 けっしょう、: 2008 AFC Champions League Final)は、アジアサッカー連盟 (AFC) が主催するAFCチャンピオンズリーグ2008の決勝戦であり、6回目のAFCチャンピオンズリーグ (ACL) の決勝戦である(アジアクラブ選手権時代を含めると27回目)。

AFCチャンピオンズリーグ2008 決勝
大会名 AFCチャンピオンズリーグ2008
第1戦
開催日 2008年11月5日
会場 万博記念競技場(大阪府吹田市)
主審 シンガポール マリク・アブドゥル・バシール
観客数 20,639
天気 晴れ時々曇り、16 °C (61 °F)
第2戦
開催日 2008年11月12日
会場 ハインドマーシュ・スタジアム(アデレード)
主審 マレーシア スブヒディン・モハマド・サレー
観客数 17,000
天気 快晴
2007
2009

日本のガンバ大阪とオーストラリアのアデレード・ユナイテッドの間で争われた試合はホーム・アンド・アウェーの2回戦制で開催され、第1戦がガンバ大阪のホームである万博記念競技場大阪府吹田市)で現地時間 2008年11月5日19:00( UTC + 9 )から、第2戦がアデレード・ユナイテッドのホームであるハインドマーシュ・スタジアムアデレード)で現地時間 2008年11月12日19:30( UTC + 10:30 )に開催され、ガンバ大阪がアデレード・ユナイテッドを2戦合計5-0で下し、初のACLタイトルを獲得した。

オーストラリアのクラブが初めて出場したACL決勝であり、日本のクラブとしては前年の浦和レッズに続く2年連続のACL決勝進出であった。優勝したガンバ大阪は60万米ドルの賞金を受け取り、 FIFAクラブワールドカップ2008アジア代表として出場し、準決勝でプレミアリーグUEFAチャンピオンズリーグの優勝者であるマンチェスターユナイテッドに敗れた。一方、準優勝のアデレード・ユナイテッドも、 Jリーグチャンピオンである鹿島アントラーズが予定されていた開催国出場枠に替わってFIFAクラブワールドカップの出場権を獲得し、準々決勝でガンバ大阪に再び敗れた。

フォーマット

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決勝のルールは、前回大会と同じくホーム・アンド・アウェーの2回戦制で開催された。アウェーゴールルールが採用され、2戦目終了時にはアウェーゴールも含めて同点の場合は延長戦を開催し、さらに同点の場合はPK戦により勝敗を決することとなっていた。

決勝戦までの道のり

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注:以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している(H:ホーム、A:アウェイ)。

  ガンバ大阪 ラウンド   アデレード・ユナイテッド
対戦相手 結果 グループステージ 対戦相手 結果
  チョンブリー 1–1 (H) 第1節   浦項スティーラース 2–0 (A)
  全南ドラゴンズ 4–3 (A) 第2節   長春亜泰 0–0 (H)
  メルボルン・ビクトリー 4–3 (A) 第3節   ベカメックス・ビンズオン 2–1 (A)
  メルボルン・ビクトリー 2–0 (H) 第4節   ベカメックス・ビンズオン 4–1 (H)
  チョンブリー 2–0 (A) 第5節   浦項スティーラース 1–0 (H)
  全南ドラゴンズ 1–1 (H) 第6節   長春亜泰 0–0 (A)
Group G 1位
チーム
1   ガンバ大阪 6 14
2   メルボルン・ビクトリー 6 7
3   全南ドラゴンズ 6 6
4   チョンブリー 6 5
最終結果 Group E 1位
チーム
1   アデレード・ユナイテッド 6 14
2   長春亜泰 6 12
3   浦項スティーラース 6 5
4   ベカメックス・ビンズオン 6 1
対戦相手 結果 第1戦 第2戦 決勝トーナメント 対戦相手 結果 第1戦 第2戦
  アル・カラーマ 4–1 2–1 (A) 2–0 (H) 準々決勝   鹿島アントラーズ 2–1 1–1 (A) 1–0 (H)
  浦和レッズ 4–2 1–1 (H) 3–1 (A) 準決勝   ブニョドコル 2–1 3–0 (H) 0–1 (A)

会場について

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アデレードユナイテッドは、アデレードオーバルAAMIスタジアムなど、ハインドマーシュよりも大きなスタジアムでホームゲームを開催する許可を申請することを検討したが、クラブは最終的に、キャパシティが小さいにもかかわらず、本来のホームスタジアムから離れてこのような重要な試合を行うのは適切ではないと判断し、会場を決定した[1]

試合結果

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チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ガンバ大阪   5 - 0   アデレード・ユナイテッド 3 - 0 2 - 0

第1戦

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ガンバ大阪
 
 
 
 
アデレード・ユナイテッド
ガンバ大阪
GK 22   藤ヶ谷陽介
DF 02   中澤聡太
DF 05   山口智  
DF 21   加地亮
MF 07   遠藤保仁
MF 10   二川孝広
MF 13   安田理大   75分
MF 16   佐々木勇人   69分
MF 17   明神智和   64分
MF 27   橋本英郎
FW 09   ルーカス
サブメンバー:
GK 01   松代直樹
DF 03   ミネイロ
DF 06   福元洋平
DF 19   下平匠   75分
FW 11   播戸竜二
FW 18   ロニ   69分
FW 30   山﨑雅人   64分
監督:
  西野朗
アデレード・ユナイテッド
GK 30   ガレコヴィッチ   90分
DF 04   コスタンツォ   41分
DF 06   カッシオ英語版   84分
DF 14   ジェイミーソン
DF 18   コーンスウェイト
DF 19   オグネノヴスキ
MF 07   パンテリス英語版   73分
MF 08   サーキーズ   35分 
MF 13   ドッド  
MF 22   ウォルシュ英語版
FW 10   クリスティアーノ英語版
サブメンバー:
GK 20   ビリギッティ
DF 05   ヴァルカニス
MF 21   スパグヌーロ英語版   73分
MF 24   リード英語版
MF 26   バルビエロ英語版
FW 25   ユニス英語版   84分
監督:
  アウレリオ・ヴィドマー

第2戦

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アデレード・ユナイテッド
 
 
 
 
 
 
 
 
ガンバ大阪
アデレード・ユナイテッド
GK 20   ビリギッティ
DF 05   ヴァルカニス   41分
DF 06   カッシオ英語版
DF 14   ジェイミーソン
DF 18   コーンスウェイト
DF 19   オグネノヴスキ
MF 08   サーキーズ   58分
MF 13   ドッド  
MF 22   ウォルシュ英語版   69分
MF 24   リード英語版
FW 10   クリスティアーノ英語版   37分   69分
サブメンバー:
MF 07   パンテリス英語版   69分
MF 21   スパグヌーロ英語版   58分
MF 26   バルビエロ英語版
MF 27   マレン英語版
FW 25   ユニス英語版   69分
監督:
  アウレリオ・ヴィドマー
ガンバ大阪
GK 22   藤ヶ谷陽介
DF 02   中澤聡太
DF 05   山口智  
DF 21   加地亮
MF 07   遠藤保仁
MF 10   二川孝広
MF 13   安田理大   64分
MF 16   佐々木勇人   58分
MF 17   明神智和   81分
MF 27   橋本英郎
FW 09   ルーカス
サブメンバー:
GK 01   松代直樹
DF 03   ミネイロ
DF 06   福元洋平
DF 19   下平匠   83分   64分
FW 11   播戸竜二   81分
FW 18   ロニ
FW 30   山﨑雅人   58分
監督:
  西野朗

関連項目

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脚注

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  1. ^ “Adelaide toasted by Oz media”. the-afc.com. (2008年10月23日). オリジナルの2008年12月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081228161658/http://www.the-afc.com/eng/articles/viewArticle.jsp_168297273.html 2008年11月4日閲覧。 

外部リンク

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