AJ・マッキー

アメリカの総合格闘家

AJ・マッキーAJ McKee1995年4月7日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家カリフォルニア州ロングビーチ出身。ボディショップ・フィットネス所属。元Bellator世界フェザー級王者。Bellatorフェザー級ワールドグランプリ優勝。Bellator世界ライト級ランキング5位

AJ・マッキー
本名 アントニオ・デ・カルロ・マッキー・ジュニア(Antonio De Carlo McKee Jr.)
生年月日 (1995-04-07) 1995年4月7日(29歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス郡ロングビーチ
通称 マーセナリー
(Mercenary、傭兵)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 178 cm (5 ft 10 in)
体重 71 kg (157 lb)
階級 フェザー級
ライト級
リーチ 187 cm (74 in)
スタイル レスリング
ブラジリアン柔術
スタンス サウスポー
拠点 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス郡レイクウッド
チーム ボディショップ・フィットネス
現役期間 2015年 -
総合格闘技記録
試合数23
勝利22
ノックアウト6
タップアウト8
判定8
敗戦1
判定1
アマチュア総合格闘技記録
試合数8
勝利7
敗戦1
その他
著名な親族 アントニオ・マッキー (父親)
総合格闘技記録 - SHERDOG
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来歴 編集

2012年、父アントニオ・マッキーのコーチの下、17歳でアマチュア総合格闘技デビュー[1]

Bellator 編集

2015年4月10日、Bellator 136でプロ総合格闘技デビュー。マルコス・ボニージャにリアネイキドチョークで1R一本勝ち。

2017年11日10日、Bellator 187でブライアン・ムーアと対戦。3Rにリアネイキドチョークで一本勝ちを収め、デビューからの連勝を10に伸ばし、ベン・アスクレンマイケル・チャンドラーが保持していたBellatorの最多連勝記録を更新した[2]

2019年5月11日、Bellator 221で元Bellator世界フェザー級王者のパット・カランと対戦し、3-0の判定勝ち。

2019年9月28日、Bellator 228のBellatorフェザー級ワールドグランプリ1回戦でジョージ・カラカニヤン英語版と対戦し、左フックからのパウンドで開始8秒のKO勝ち。グランプリ準々決勝に進出した。

2019年12月21日、Bellator 236のBellatorフェザー級ワールドグランプリ準々決勝でデレック・カンポス英語版と対戦。腕ひしぎ三角固めで3R一本勝ち。グランプリ準決勝に進出した。

2020年11月19日、Bellator 253のBellatorフェザー級ワールドグランプリ準決勝で元Bellator世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェルと対戦し、ネッククランクで1R一本勝ち。グランプリ決勝に進出した。

Bellator世界王座獲得・フェザー級ワールドグランプリ優勝 編集

2021年7月31日、Bellator 263のフェザー級ワールドグランプリ決勝として行われたBellator世界フェザー級タイトルマッチで王者パトリシオ・ピットブルに挑戦。左ハイキックでぐらつかせ追撃の左アッパーでダウンを奪い、最後はスタンドのギロチンチョークで1Rテクニカル一本勝ち。王座獲得に成功するとともに、グランプリ優勝を果たし優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を獲得した[3]

2022年4月15日、Bellator 277のBellator世界フェザー級タイトルマッチでフェザー級ランキング1位の挑戦者パトリシオ・ピットブルと再戦し、僅差で0-3(47-48✕2、46-49)の5R判定負け。王座から陥落した[4]

2022年10月1日、ライト級転向初戦となったBellator 286でスパイク・カーライルと対戦し、3-0の判定勝ち。

2022年12月31日、RIZIN初出場となったRIZIN.40のRIZIN×BELLATOR全面対抗戦の大将戦でRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザと対戦し、3-0の判定勝ち[5]。尚、デビューからベラトールを主戦場としてきたマッキーはケージの経験のみで、この試合がキャリア初のリングでの試合となった。

2023年7月30日、超RIZIN.2のBellatorライト級ワールドグランプリ1回戦でライト級ランキング2位のパトリッキー・ピットブルと対戦予定であったが、黄色ブドウ球菌感染症を発症したため、大会を欠場し、グランプリから離脱することとなった。

2023年11月17日、Bellator 301でライト級ランキング5位のシドニー・アウトローと対戦。再三に渡りテイクダウンを奪われるも、ボトムポジションからの肘打ちやパンチでポイントを重ね3-0の判定勝ち[6]

2024年2月24日、PFL vs. Bellator: Champsで2023年PFLライト級トーナメント準優勝のクレイ・コラードと対戦し、腕ひしぎ十字固めで1R一本勝ち。

人物・エピソード 編集

  • 元総合格闘家のアントニオ・マッキーは父親。
  • Bellatorにおける最多連勝記録「18」を保持する。
  • 試合入場の花道では札束をばら撒くパフォーマンスを行う[4]
  • 日本で開催されたRIZIN.40出場時には、試合前に日本で10万ドル(約1,300万円)で購入した本物の鎧兜を着用して入場した[7]

戦績 編集

総合格闘技 戦績
23 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 6 8 8 0 0 0
1 0 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
クレイ・コラード 1R 1:10 腕ひしぎ十字固め PFL vs. Bellator: Champs 2024年2月24日
シドニー・アウトロー 5分3R終了 判定3-0 Bellator 301: Amosov vs. Jackson 2023年11月17日
ホベルト・サトシ・ソウザ 5分3R終了 判定3-0 RIZIN.40
【RIZIN×BELLATOR全面対抗戦 大将戦】
2022年12月31日
スパイク・カーライル 5分3R終了 判定3-0 Bellator 286: Pitbull vs. Borics 2022年10月1日
× パトリシオ・ピットブル 5分5R終了 判定0-3 Bellator 277: McKee vs. Pitbull 2
【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ】
2022年4月15日
パトリシオ・ピットブル 1R 1:57 ギロチンチョーク Bellator 263: Pitbull vs. McKee
【Bellator世界フェザー級タイトルマッチ/Bellatorフェザー級ワールドグランプリ決勝】
2021年7月31日
ダリオン・コールドウェル 1R 1:11 ネッククランク Bellator 253: Caldwell vs. McKee
【Bellatorフェザー級ワールドグランプリ準決勝】
2020年11月19日
デレック・カンポス英語版 3R 1:08 腕ひしぎ三角固め Bellator 236: Macfarlane vs. Jackson
【Bellatorフェザー級ワールドグランプリ準々決勝】
2019年12月21日
ジョージ・カラカニヤン英語版 1R 0:08 KO(左フック→パウンド) Bellator 228: Pitbull vs. Archuleta
【Bellatorフェザー級ワールドグランプリ1回戦】
2019年9月28日
パット・カラン 5分3R終了 判定3-0 Bellator 221: Chandler vs. Pitbull 2019年5月11日
ダニエル・クロフォード 1R 3:19 アナコンダチョーク Bellator 212: Primus vs. Chandler 2 2018年12月14日
ジョン・マカパ 1R 1:09 KO(左フック) Bellator 205: McKee vs. Macapa 2018年9月21日
ジャスティン・ローレンス英語版 5分3R終了 判定3-0 Bellator 197: Chandler vs. Girtz 2018年8月13日
ブライアン・ムーア 3R 0:42 リアネイキドチョーク Bellator 187: McKee vs. Moore 2017年11月10日
ブレア・タグマン英語版 5分3R終了 判定3-0 Bellator 182: Koreshkov vs. Njokuani 2017年8月25日
ドミニク・マゾッタ 1R 1:15 KO(左ハイキック) Bellator 178: Straus vs. Pitbull 4 2017年4月21日
ブランドン・フィリップス 5分3R終了 判定3-0 Bellator 171: Guillard vs. Njokuani 2017年1月27日
レイ・ウッド 5分3R終了 判定3-0 Bellator 166: Dantas vs. Warren 2 2016年12月2日
コーディ・ウォーカー 2R 0:32 ギロチンチョーク Bellator 160: Henderson vs. Pitbull 2016年8月26日
ダニーロ・ベルアルド 1R 2:44 TKO(スタンドパンチ連打→パウンド) Bellator 152: Freire vs. Souza 2016年4月16日
JT・ドナルドソン 1R 3:19 KO(右膝蹴り) Bellator 147: Thomson vs. Villaseca 2015年12月4日
ジェームズ・バーンズ 1R 1:42 KO(左フック) Bellator 141: Guillard vs. Girtz 2015年8月28日
マルコス・ボニージャ 1R 2:08 リアネイキドチョーク Bellator 136: Brooks vs. Jansen 2015年4月10日

獲得タイトル 編集

  • 第9代Bellator世界フェザー級王座(2021年)
  • Bellatorフェザー級ワールドグランプリ優勝(2021年)

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
パトリシオ・ピットブル
第9代Bellator世界フェザー級王者

2021年7月31日 - 2022年4月15日

次王者
パトリシオ・ピットブル