I'm proud

華原朋美の楽曲


I'm Proud」(アイム・プラウド)は、日本の女性歌手、華原朋美の3作目のシングル。小室哲哉プロデュースによる楽曲である。

I'm Proud
華原朋美シングル
初出アルバム『LOVE BRACE
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ORUMOK RECORDS
作詞・作曲 小室哲哉
プロデュース Tetsuya Komuro
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン
  • 1996年3月度月間4位(オリコン)
  • 1996年4月度月間4位(オリコン)
  • 1996年5月度月間14位(オリコン)
  • 1996年度年間8位(オリコン)
  • 1996年度年間1位(オリコンカラオケランキング)
  • 華原朋美 シングル 年表
    I BELIEVE
    1995年
    I'm proud
    1996年
    LOVE BRACE
    (1996年)
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    解説編集

    • 前作「I BELIEVE」に続く2作連続でミリオンヒットであり、華原朋美最大のヒット曲。
    • 同年オリコン年間シングルチャートでは安室奈美恵を抑えて女性ソロでは1位、年間カラオケランキング1位を記録。
    • 本人出演のTBC(東京ビューティセンター)「the レディ・エステティック」のCMソング。当時のプロデューサー小室哲哉と共に出演し、“恋よりキレイになれるもの”のキャッチコピーにシンデレラストーリー仕立てのPVと連動したCMが話題を呼んだ。
    • 1stアルバム『LOVE BRACE』では、シングルではカットされているラストのサビを更に盛り上げる歌詞とメロディーが加わった全編の [full version] で収録されている。
    • 2005年 シングル「涙の続き」のc/wに「I'm proud 2005」を再レコーディング収録。
    • 2005年 アルバム「NAKED」の初回限定版DVDには前年2004年9月にフジテレビ系列「僕らの音楽」で披露されたI'm proudの歌唱映像が収録されている。
    • 2013年 長期活動休止からの復帰第1弾シングル「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」のc/wに「I'm proud -2013 Orchestra Ver.-」を再レコーディング収録。

    エピソード編集

    • レコーディングやPVの撮影はロサンゼルスで行われた。ハンティントンビーチでジャケット撮影時、高熱でダウン寸前だったが、根気で乗り切ったと後に本人が語っている。PVは倉庫街ビル(1100 Wilshire)屋上とスタジオで撮影されPVとメイキングが収められたシングル・ビデオは、同年3月27日に発売された。セレブ感を出すために「PRADA」「GUCCI」などのハイブランドでファッションも統一している。
    • 制作にあたって小室が描いたイメージは「風と共に去りぬ」。小室曰く、”数多くの小室作品の中でも5本の指に入る力作”であり、「1st、2ndは手探りでやっていたが、とてつもない速さで自分をどう表現するかという力を身に着け、難しい楽曲を歌うことができるようになった」と当時語っている。華原自身も「『keep yourself alive』『I BELIEVE』では『強さ』を歌っていたけど、今度は『強さの裏にある優しさ』を歌った。『他人に優しくなれる力強さを持ちたい』と思っている方に歌ってほしい」と語っている[1]
    • 小室が楽曲製作において、詞をきちんと意識したのは華原朋美が初めてであった。それまでは洋楽的エッセンスを取り入れることを重視しており、TRF篠原涼子の楽曲から少しずつ詞も意識していたが1~2フレーズ残れば良いという程度だった。最初から最後まで、リスナーにきちんと伝わる詞を書くようになったのは華原朋美から。[2]また、当時、小室が華原を通じて表現していたのは「元々普通の女の子なのに、意図せず規律の外に出てしまった女の子」「自分に自信が持てず『どうせ自分なんて』とため息をつく、そんな若者の切なさ・やりきれなさを表現したかった」としている[3]
    • 華原の要望も受けて小室は歌詞を書き換えており「曲自体はデビュー前にある程度出来ていたが、歌詞を完成させるのに凄く時間がかかった」と語っている。小室はロサンゼルスへ向かう飛行機内で完成させたが、ホテルで華原に見せたところ「どこが気になったのか未だに分からないんだけど、ロスのホテルの暖炉に丸めて捨てられたんだよね。気に入らないとまでは言わなかったけど、なんか嫌だったみたい」と告白[4]。「勝気というか、ロックンローラーというか、曲げたくないところは曲げたくないって部分はあったと思う」と当時の華原の懐古し、小室は「ありがとうって言ってもらうつもりもなかったけど、『どうかな?』っていう感じ」と回想。その歌詞は「覚えてないんだよ。一行一行でポンポン書いていったので」と、自分でも内容を思い出せないという[4]。また当初、サビフレーズの歌詞「いちごの様に」の果物の部分は“りんご”であったが、華原は小室がシャンパンのグラスの中にイチゴを入れる様子を見て、「I’m Proud」の歌詞に華原自身も好きな「いちご」という言葉を入れるのはどうかと提案し、最終的に“いちご”に変更されている[5]
    • 冒頭のサビを終えた直後の間奏からAメロにかけて、J.S.バッハ以前の時代に使われていた教会旋法の中からドリア旋法を用いて書かれており、敢えて現代の調性に合わないように見せかけたのち、Bメロで日本のヨナ抜き音階を取り込んでいるなど、高校までの音楽の授業で習うような理論の範疇を超えて作曲されており、小室の手腕の高さが伺える。
    • 発売時に出演した『ミュージックステーション』では、サビ歌詞を間違えて“ラララ~♪”で歌いきり、ハプニングシーンとなった。また、同曲2回目出演時には、吉野家牛丼が大好きで“並・玉・つゆだく”で食べていると公言したことから、吉野家に女性客が急増し“つゆだく”という業界通の用語も広く一般に浸透した。
    • この曲で、1996年の『第47回NHK紅白歌合戦』に初出場し、小室がピアノ演奏として参加。

    主な記録編集

    • 登場6週目でミリオンセラーを達成。
    • オリコン・1996年度年間シングルチャート8位。
    • オリコン・年間カラオケリクエスト回数1位。
    • オリコン・年間アーティストセールス6位。
    • 第38回日本レコード大賞」優秀作品賞。
    • HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP・パーフェクトランキング 3 YEARS BEST 100(95・96・97) 9位。
    • オリコン・1997年間カラオケリクエスト回数 11位。
    • 2005年元日に放送されたテレビ朝日「全部歌えるカラオケ祭り日本の名曲ベスト100」の歴代カラオケランキングで4位。
    • 2005年にNHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」で紅組77位。

    収録曲編集

    1. I'm Proud [Radio Edit]
    2. I'm Proud [Extended Mix]
    3. I'm Proud [Orchestral Mix]
    4. I'm Proud [Instrumental]
    作詞作曲編曲小室哲哉
    Mix:Keith Cohen
    (C) 1996 バーニングパブリッシャーズ & ジェネオン音楽出版

    ※[Instrumental]は1曲目の[Radio Edit]ではなく、[full version](もしくは[Original Mix])のものである。

    収録CD・PV集編集

    • 1stアルバム「LOVE BRACE
      I'm Proud [full version]
    ベスト・アルバム
    PV集
    • VHS「I'm proud」
      I'm proud [Radio Edit] +メイキングインタビュー
    • DVD「very best of MUSIC CLIPS」
      I'm proud [Radio Edit]
    • ALL TIME SINGLES BEST(初回限定版DVD)
      I'm proud [Radio Edit]
    その他
    • 24thシングル「涙の続き」カップリング
      I'm proud 2005 - ヴォーカル再レコーディング&ジャジー調アレンジ
    • 27thシングル「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」カップリング
    • セルフカバー・ベストアルバム「DREAM -Self Cover Best-
      I'm proud -2013 Orchestra Ver.- - ヴォーカル再レコーディング&フルオーケストラ演奏
    • 10周年記念6thアルバム「NAKED」初回限定盤DVD
      I'm proud -special version from 僕らの音楽2-
    • 「HOW TO MAKE TOMOMI KAHALA 華原朋美はいかにして華原朋美となり得たか」
      ローソン予約限定で発売されたヒストリー・ビデオ

    カバー編集

    備考編集

    脚注編集

    [脚注の使い方]
    1. ^ ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1996年6月号90P-91Pより。
    2. ^ TK MUSIC CLAMP 1997.9.7
    3. ^ ちなみに安室奈美恵は「積極的で楽観的な不良性」globe keikoは「田舎から都市に出てきた社会経験のある女性」 ROLa 2013.11月号
    4. ^ a b 小室哲哉、華原朋美に書いた『I’m proud』歌詞を燃やされた”. SmartFLASH. 2020年6月14日閲覧。
    5. ^ 華原朋美の「T・Kがお世話になりました」発言や自由トークにマツコも困惑?「この話どこまで使えるの……」”. E-TALENTBANK (2017年3月21日). 2017年4月9日閲覧。
    6. ^ シンコーミュージック刊 『誰も教えてくれなかった本当のポップ・ミュージック論』 市川哲史著174P-177Pより。