SRC広島

日本のサッカークラブ

SRC広島(エス・アール・シーひろしま)は、広島県広島市を拠点に活動するサッカーのクラブチームである。

SRC広島
原語表記 Soccer Representative Club広島
呼称 SRC広島
愛称 SRC
クラブカラー  
創設年 1953年
所属リーグ 中国サッカーリーグ
ホームタウン 広島県広島市
ホームスタジアム 庄原市上野総合公園陸上競技場
廿日市市サッカー場
真田グラウンド
ゼロ・バランスサッカーフィールド
収容人数 1,001(庄原上野)
代表者 日本の旗 森脇誠司
監督 日本の旗 高橋真一郎
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

創部時は「広島教員サッカークラブ」の名前の教員のクラブであったが、現在はさまざまな職種で働く選手が在籍している。2011年から現名に変更。公式発表において「SRC」とは、Soccer Representative Club(「広島を代表するサッカークラブ」の意)の頭文字を取ったものである。

トップチームのほか、レディースチーム(広島県女子サッカーリーグ所属)とジュニアスクールを擁する。

概要 編集

創設年は1953年、学校教員のクラブとして設立した[1]。なおこの年から国体サッカーに教員部門が創設されている。当時はサッカーに関する情報が圧倒的に少なかったため、このクラブはプレーする場としてだけでなく、指導レベル向上のため各教員が情報を持ち寄り情報交換する場としても機能した。これにより小中高校での指導レベルがあがり、その教え子が関東や関西の強豪大学や全国の実業団に進み、1960年代にはさまざまなチームで中核となり、さらには1968年メキシコシティオリンピック銅メダル獲得に貢献することとなる。

1966年から始まった県リーグには初期から参加、中国サッカーリーグには1973年のリーグ発足と同時に参加した。1977年に県リーグ降格、1985年から再び中国リーグに昇格を果たす。1986年・1987年と2年連続で2位となり、全国地域リーグ決勝大会に2度出場した。1992年に再び県リーグに降格、1996年に中国リーグに昇格。2002年に3度目となる、県リーグに降格[1]。ちなみにこの間、中国リーグでは優勝はない。その後は教員選手は減っていった[1]

また、1996年には全広島サッカー選手権大会決勝で広島経済大学を破り優勝、同年に行われた第76回天皇杯全日本サッカー選手権大会に広島県代表として出場した。ちなみに、1933年の第13回ア式蹴球全国優勝大会に「広島教員」の名前のチームが出場しているが、現在のこのチームではない。

2011年、広島市安佐南区沼田町で中古車販売業を営む株式会社エス.アール.シーが母体となり、現名の「SRC広島」に変更した[1]。2012年、中国地域県リーグ決勝大会を勝ち抜き、11年ぶりに中国リーグ昇格を果たした[1]

2014年、全広島サッカー選手権優勝。第94回天皇杯出場

2016年、全広島サッカー選手権優勝。第96回天皇杯出場。中国リーグ初優勝。

2017年、全広島サッカー選手権2連覇。第97回天皇杯出場。

2018年、全広島サッカー選手権3連覇。第98回天皇杯出場。

2019年、全広島サッカー選手権4連覇。第99回天皇杯出場。中国リーグ優勝。

チーム成績 編集

所属 順位 勝点 PK勝 PK負 得点 失点 得失差 備考
1973 中国 2位 16 8 - 0 - 2 28 14 14 全社辞退
1974 3位 16 6 - 4 - 4 29 26 3
1975 3位 16 6 - 3 - 3 30 25 5
1976 6位 9 3 - 3 - 8 27 39 -12
1977 8位 6 2 - 2 - 10 15 52 -37 広島県リーグに降格
1978 広島県1部
1979
1980
1981
1982
1983
1984 中国リーグに昇格
1985 中国 2位 19 8 - 3 - 3 33 24 9
1986 2位 19 8 - 3 - 3 25 14 11 地域決勝グループリーグ敗退
1987 2位 18 7 - 4 - 1 26 13 13 地域決勝グループリーグ敗退
1988 5位 15 4 - 7 - 5 24 24 0
1989 5位 9 4 - 1 - 7 12 21 -9
1990 5位 16 6 - 4 - 6 27 33 -5
1991 6位 15 3 - 6 - 5 16 19 -3
1992 7位 13 3 - 4 - 7 13 23 -10 広島県リーグに降格
1993 広島県1部
1994
1995 中国リーグに昇格
1996 中国 4位 26 8 - 2 - 4 34 22 12 全広島優勝、天皇杯1回戦敗退
1997 6位 20 4 3 - 2 5 23 30 -7
1998 4位 24 7 1 - 1 5 34 34 0
1999 4位 28 7 0 - 1 6 28 29 -1
2000 3位 22 5 2 - 3 4 37 27 10
2001 4位 16 5 0 - 1 6 19 26 -7
2002 7位 10 2 1 - 2 5 19 27 -8 広島県リーグに降格
2003 広島県1部
2004
2005 優勝 35 11 - 2 - 0 46 10 36
2006 3位 31 10 - 1 - 2 38 18 20
2007 2位 33 11 - 0 - 1 40 4 36
2008 3位 30 9 - 3 - 0 41 11 30
2009 4位 21 7 - 0 - 5 43 27 16
2010 2位 30 10 - 0 - 2 46 12 34
2011 3位 23 7 - 2 - 1 44 9 35
2012 優勝 30 10 - 0 - 2 63 16 47 中国リーグに昇格
2013 中国 9位 16 4 - 4 - 10 25 64 -39
2014 4位 32 9 - 5 - 4 68 35 33 天皇杯1回戦敗退
2015 4位 31 10 - 1 - 7 48 34 14
2016 優勝 41 12 - 5 - 1 54 15 39 天皇杯1回戦敗退
地域CL1次ラウンド敗退
2017 3位 35 11 - 2 - 5 51 34 17 天皇杯2回戦敗退
2018 3位 32 10 - 2 - 6 36 24 12 天皇杯1回戦敗退
2019 優勝 47 15 - 2 - 1 61 12 49 天皇杯1回戦敗退
地域CL1次ラウンド敗退
2020 新型コロナウイルスの影響により中止 C-1カップ優勝
2021 6位 20 6 - 2 - 8 27 24 3
2022 4位 30 8 - 6 - 4 43 20 23
2023 2位 40 13 - 1 - 4 55 18 37 天皇杯1回戦敗退
2024 - -

タイトル 編集

リーグ戦 編集

カップ戦 編集

所属選手・スタッフ 編集

2023年

スタッフ 編集

役職 名前 前職 備考
代表   森脇誠司 SRC広島 監督
監督   高橋真一郎 広島経済大学サッカー部 監督
コーチ   藤堂拓真 廿日市FC 選手 選手兼任
GKコーチ   相原剛 富士ゼロックス広島SC 選手 選手兼任

選手 編集

Pos No. 選手名 前所属 備考
GK 1   中本真彰 スクデット
23   波多野雅治 県立広島工業高校
31   濵野介利 広島翔洋高校
40   相原剛 富士ゼロックス広島SC GKコーチ兼任
DF 2   常森恭平 廿日市FC
3   山口宙 広島経済大学
5   吉浦涼太 広島経済大学
6   坪根毅士 福山大学
15   川井裕哉 広島修道大学
18   尾崎優樹 京都産業大学
22   咲賀翔平 広島経済大学
26   秋山幸大 筑波大学
27   伊藤涼風   ピエタ・ホットスパーズFC英語版
30   井口恵翔 広島修道大学
33   安井将利 広島文化学園大学
38   兼重修 富士フイルムBIJ広島SC
MF 4   半田拓巳 亜細亜大学
7   前原翼 富士ゼロックス広島SC
8   藤堂拓真 廿日市FC コーチ兼任
9   林遥 瀬戸内スチールFC
10   炭廣翔 富士ゼロックス広島SC
14   横路翔太 日本大学
17   沼本洋 広島文化学園大学
20   山田帆久斗 バンディオンセ加古川
21   石原航太 広島修道大学
24   清水大樹 阪南大クラブ
25   若友優紀 福山大学NEXT.FC
28   大堀亮之介   慶南FC
29   木下卓哉 広島修道大学
34   平尾翔馬 FC SONHO川西
FW 11   佐藤虎鉄 姫路獨協大学
13   ジェローム・アバ 廿日市FC
16   二井野巧 広島大学
19   川上達也 広島大学

歴代所属選手 編集

ユニフォーム 編集

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd) 白×グレー グレー グレー
GK(1st)
GK(2nd) 水色×紺 水色 水色
 
 
 
 
 
FP 1st
 
 
 
 
 
FP 2nd
 
 
 
 
 
GK 1st
 
 
 
 
 
GK 2nd

チームカラー 編集

  •  

ユニフォームスポンサー 編集

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
田中宏 HIROSHIMA
BEAST
2018年4月 -
背中上部 やまだ屋 やまだ屋
背中下部 マインドアーク mind
arcus
mind-arcus co.,ltd
2015年 - 2015年 - 2017年はパンツ
(「mind  
   arcus」表記)
フォーブル FORBLE 2018年 -
パンツ ASRUN 株式会社
ASRUN
2018年 -

ユニフォームサプライヤー 編集

歴代ユニフォームスポンサー年表 編集

年度 背中上部 背中下部 パンツ サプライヤー
2013 Life Globalize inc. 天海和SC やまだ屋 - おこのみ焼き
ひらの
NIKE
2014
2015 SEAHORSE グランデ mind
arcus
2016
2017
2018 -/
HIROSHIMA
BEAST
FORBLE mind
arcus
mind-arcus co.,ltd
株式会社
ASRUN
2019 HIROSHIMA
BEAST
2020

脚注 編集

  1. ^ a b c d e SRC広島11年ぶり挑戦 サッカー中国L6日開幕”. 中国新聞 (2013年4月3日). 2013年4月3日閲覧。

参考資料 編集

外部リンク 編集