TKda黒ぶち(ティーケー・ダ・くろぶち、1988年3月29日 - )は、日本ヒップホップMCラッパー[1][2][3]埼玉県春日部市在住。Timeless Edition Rec.代表。フリースタイルダンジョン3代目モンスター。

TKda黒ぶち
生誕 (1988-03-29) 1988年3月29日(36歳)
出身地 日本の旗 日本 埼玉県春日部市
ジャンル ヒップホップ
職業 ヒップホップMC
ラッパー
担当楽器 MC
活動期間 2005年 -
レーベル Timeless Edition Rec.
公式サイト https://twitter.com/tkdakurobuchi

略歴 編集

2005年からMCとしての活動を始め、フリースタイルバトルを中心に2010年から本格的な活動を開始。

2010年9月、戦慄 MC BATTLE VOL.15 (優勝)を皮切りに数々のMCバトルに出場し、上位入賞を獲得。

2012年6月、戦極 MC BATTLE 第3章 優勝。この年、他の大会でも優勝を重ね、バトルMCとしての名を不動のものとする。

2015年12月、1stアルバム『LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY』をリリース。

2016年1月、テレビ朝日系列のテレビ番組フリースタイルダンジョン』にチャレンジャーとして出場。第3戦まで勝ち進んだ[4]。2018年に2ndアルバム「Live in a dream!!」をリリース。2019年には自身初のEP「Good Morning EP」リリース。

2020年には、客演にZeebra、ELIONE、CHICO CARLITO、崇勲、ZERO、プロデューサーにはDJ JIN、ELIONE、MURO、DJ WATARAI、ATSUKI、J-TARO、DJ Mitsu the Beatsを迎えた3rdアルバム「Don't Let the Dream Die」をリリース。

2021年2月10日、恋汐りんご(バンドじゃないもん!MAXX_NAKAYOSHI)とのコラボ楽曲「The One and Only」を配信リリース[5]

2022年7月27日、音楽プロデューサーHRSMとの共同制作による、HRSM&TKda黒ぶち名義のEP「The 1st Encounter」を配信リリース[6][7]

2022年8月19日、千葉幕張メッセで開催された「MICMANIA MC BATTLE in SONICMANIA2022」に出演[8]

名前の由来 編集

  • 元々TK名義で活動をしていたが、同名のラッパーが関西にもいることがわかり、当時愛用していた黒ぶちメガネから、「TK da 黒ぶち」にした。[9]
  • インタビューでは自身のスタイルについて「―当時、黒ぶちメガネをかけてる人がラップしてたらビックリされたんですよ。本当に怖そうな人しか出てない中で、『え?なんであんな(普通っぽい)ヤツがステージに上がってるの?』みたいな感じで。だから、ハードコア的な人に対するアンチテーゼみたいな感じでしたね。」とも語っている。

人物 編集

  • 地元である春日部市に住みながら活動を続けていることから、2019年には埼玉県を題材にした映画翔んで埼玉」にも出演するなど、埼玉県出身のアーティストとしての認知が広がっている[10][11][12]
  • HIP HOPとの出会いは中学生当時、偶然流れていたRIP SLYMEの「雑念エンタテイメント」がきっかけ。その後、友人からBUDDHA BRANDの『人間発電所』とLAMP EYEの『証言』を紹介されたことで本格的にヒップホップに傾倒していった。
  • 日本最大級のHIP HOPイベント『B BOY PARK』の影響もあり、高校生の頃からライブとフリースタイルを並行して行うようになる。
  • 思い立つと、フラッと海外に旅行に行くことがある。
  • 散歩が好きで、イベントの出番の間などひたすら街を徘徊することがある。
  • Abema TVNEWS RAP JAPAN』ではラポーター(ラップでニュースを読み上げるレポーター)として準レギュラー出演。熱を帯びると独特の世界観を繰り広げる姿は、司会役の先輩ラッパー、ダースレイダーをして「狂気の沙汰」と言わしめるほど。
  • 同じ地元出身のラッパー「崇勲」とは仲が良く、現在もZeebra主催のラジオ局WREP内の「TIMELESSチャンネル」で共演している[13]。現在は1人でパーソナリティを務める
  • 時代によって体重の増減が激しい。(現在は痩せている)

フリースタイルバトル 編集

早口ながら聞き取りやすいラップを巧みに操るスタイルが特徴。は比較的文末で踏む脚韻が多いが、相手に対するアンサー[要曖昧さ回避]を含む、内容(パンチライン)を重視したラップを持ち味とする。

2012年12月のTHE 罵倒 GRAND CHAMPIONSHIPの決勝戦、輪入道とのバトルはベストバウトとの声も高い。

崇勲、NAIKA MCと共にパンチラインフェチズ名義でも活動歴がある[14]

  • 2010年9月、戦慄 MC BATTLE VOL.15 (優勝)
  • 2011年12月、UMB 2011 REVENGE (準優勝)
  • 2012年6月、THE罵倒 埼玉予選・戦極MC BATTLE 第3章(優勝)
    • 9月、UMB 埼玉予選・戦極MC BATTLE 第4章(優勝)
    • 12月、THE 罵倒 GRAND CHAMPIONSHIP(優勝)
  • 2013年1月、戦極MC BATTLE 第五章(ベスト4)
    • 10月、UMB 埼玉予選(優勝)
  • 2014年8月、AsONE -RAP TAG MATCH(優勝)
  • 2016年1月、テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』出演。

※番組内でのキャッチフレーズは「瞬間最高トップオブザヘッド」。

  • Rec4
    • 第1戦 【VS サイプレス上野】第1ラウンド○ 第2ラウンド○
    • 第2戦 【VS 漢 a.k.a. GAMI】第1ラウンド○(クリティカルヒット)
    • 第3戦 【VS ACE(隠れモンスター)】第1ラウンド×(クリティカルヒット)

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

  発売日 タイトル 収録曲
1st 2015年12月30日 LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY.
2nd 2018年3月28日 Live in a dream!!
1st EP 2019年1月23日 Good Morning EP ※配信限定
3rd 2020年5月30日 Don't Let the Dream Die

配信限定シングル 編集

発売日 タイトル
2020年4月10日 Get Down (feat. ELIONE & Zeebra)
2020年4月12日 Green Light / MCリトル&TKda黒ぶち
2020年5月1日 時計の針 (feat. CHICO CARLITO)
2020年8月22日 NEIGHBORHOOD (REMIX) / YOUNG FREEZ, ELIONE, TK da 黒ぶち, Jazadocument & CHICO CARLITO
2021年7月28日 たいくつ / あわわ, TKda黒ぶち
2022年5月16日 Loyalty as a human like (feat. 宮前優花) / HRSM & TKda黒ぶち
2022年7月15日 FiREE -HRSM OMEN Remix-
2022年7月27日 The 1st Encounter / HRSM, TKda黒ぶち
2022年8月23日 After The Rain / HRSM, TKda黒ぶち
2022年10月31日 Unstable Love / HRSM, TKda黒ぶち
2022年12月3日 Count Down / HRSM, TKda黒ぶち
2023年1月7日 Untitled / HRSM, TKda黒ぶち
2023年8月13日 The 1st Encounter reverse / HRSM, TKda黒ぶち
2023年11月22日 ソールとSoul (feat. ELIONE & CHICO CARLITO)
2023年11月30日 言語学的ラップの世界 / Mummy-D, 晋平太, TKda黒ぶち, しあ & DJ Mitsu The Beats

出演 編集

テレビ番組 編集

テレビドラマ 編集

舞台 編集

脚注 編集

  1. ^ TKda黒ぶち × WINGZERO 【前編】|Cross Street”. Represent (2022年8月11日). 2022年8月17日閲覧。
  2. ^ TKda黒ぶち × WINGZERO 【後編】|Cross Street”. Represent (2022年8月11日). 2022年8月17日閲覧。
  3. ^ MC漢、TKda黒ぶち、呂布カルマ、FRANKENら7人のラッパーが「TENGA EGG」を片手に”. 音楽ナタリー (2018年3月8日). 2022年8月24日閲覧。
  4. ^ フリースタイルダンジョン 2016/08/31(水)01:30 の放送内容 ページ1”. TVでた蔵. 2020年6月25日閲覧。
  5. ^ 「フリースタイルティーチャー」で出会った恋汐りんごとTKda黒ぶち、“唯一無二”のコラボ曲配信”. 音楽ナタリー (2021年2月10日). 2022年8月24日閲覧。
  6. ^ HRSM & TKda黒ぶちが「The 1st Encounter」を配信開始”. THE MAGAZINE (2022年7月27日). 2022年8月24日閲覧。
  7. ^ TKda黒ぶち×HRSMインタビュー「 異色のコンビが目指す音楽とは?」”. TKda黒ぶち|note (2022年8月16日). 2022年8月17日閲覧。
  8. ^ ソニックマニア2022、MICMANIA MC BATTLEが開催されることが決定”. NME Japan (2022年8月3日). 2022年8月24日閲覧。
  9. ^ Amebreak. “[COLUMN“バトルMC”の“今”を探る(CASE 3:TKda黒ぶち)]”. Amebreak[アメブレイク]. 2020年6月25日閲覧。
  10. ^ 春日部を拠点に活躍するラッパーの崇勲さん、TKda黒ぶちさんに「地元愛」を聞く”. 春日部経済新聞 (2020年9月2日). 2022年8月17日閲覧。
  11. ^ 埼玉県春日部レペゼンの個性派ラッパーTKda黒ぶちとは?プロフィールを紹介”. Dews (デュース) (2019年9月11日). 2022年8月24日閲覧。
  12. ^ ララガーデン春日部で音楽イベント「カスカベーション」2年ぶり開催へ”. 春日部経済新聞 (2022年6月7日). 2022年8月24日閲覧。
  13. ^ WREP”. WREP. 2020年6月25日閲覧。
  14. ^ NAIKA MC×崇勲×TKda黒ぶちのパンチラインフェチズが再始動、新曲配信&今後ミニアルバムもリリース”. 音楽ナタリー (2021年6月26日). 2022年8月24日閲覧。
  15. ^ 『フリースタイルダンジョン』TKda黒ぶちがチャレンジャーと共鳴し、バトルがセッションへと変貌!?”. 日刊サイゾー (2020年2月11日). 2022年8月24日閲覧。
  16. ^ 「フリースタイルダンジョン」R-指定vsTKda黒ぶちは好プレー珍プレーでコンプラって神回”. エキサイトニュース (2017年3月15日). 2022年8月24日閲覧。
  17. ^ “「フリースタイルダンジョン」後番組はラッパーと芸人がタッグ、ヒップホップをちゃんと教える - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年7月2日). https://amp.natalie.mu/music/news/385939 2020年8月21日閲覧。 
  18. ^ ゆりやん、ラップの才能開花 TKda黒ぶちとのコラボ曲公開<フリースタイルティーチャー>”. モデルプレス (2020年9月2日). 2022年8月24日閲覧。
  19. ^ 小芝風花、ゾンビ×ラップを成立させる熱演 『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』後編はMCバトルが鍵?”. Real Sound|リアルサウンド 映画部 (2019年7月13日). 2022年8月17日閲覧。
  20. ^ “亀梨和也主演「レッドアイズ」にラッパー・TKda黒ぶちが出演、“黒ぶち”眼鏡姿の警官役『ついに来た! という感じでした』 (1/2)”. ザテレビジョン (株式会社KADOKAWA). (2021年3月6日). https://thetv.jp/news/detail/1023074/amp/ 2021年3月12日閲覧。 
  21. ^ 人気ラッパー・TKda黒ぶち「レッドアイズ」第8話に出演決定!トレードマークの“黒ぶち” 眼鏡姿で警官役に”. レッドアイズ 監視捜査班|日本テレビ (2021年3月6日). 2022年8月17日閲覧。
  22. ^ ラッパー TKda黒ぶち、警官役で『レッドアイズ』第8話出演 「ついに来た!」”. Real Sound|リアルサウンド 映画部 (2021年3月6日). 2022年8月24日閲覧。
  23. ^ 舞台「パリピ孔明」DOTAMA・稲垣成弥ら東京公演の日替わりゲスト決定”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年4月9日). 2024年4月10日閲覧。

外部リンク 編集