デアンドレ・ハンター
デアンドレ・ジェームズ・ハンター(De'Andre James Hunter, 1997年12月2日 - )は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手。NBAのアトランタ・ホークスに所属している。ポジションはスモールフォワード。
アトランタ・ホークスでのハンター (2021年) | |
アトランタ・ホークス No.12 | |
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ポジション | SF |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1997年12月2日(26歳) |
出身地 | ペンシルベニア州フィラデルフィア |
身長 | 203cm (6 ft 8 in) |
体重 | 100kg (220 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | フレンズ・セントラル・スクール |
大学 | バージニア大学 (2017-2019) |
NBAドラフト | 2019年 / 1巡目 / 全体4位[1] |
ロサンゼルス・レイカーズから指名 | |
NBADraft.net / DraftExpress | |
プロ選手期間 | 2019年–現在 |
経歴 | |
2019- | アトランタ・ホークス |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
経歴
編集ハイスクール
編集ハンターはペンシルベニア州ウィンウッドにあるフレンズ・セントラル・スクールに入学をした。ジュニアのシーズン、1試合平均21.6得点、11.0リバウンド、5.0アシストをマークし、最終学年の2015-16シーズンは、1試合平均23.5得点、9.8リバウンド、3.0アシスト、2.5ブロックを記録した[1]。この年ペンシルベニア州クラスAAの最優秀選手に選ばれた[2]。2016年の大学進学を前に彼はESPNから全米で73人目、スモールフォワードとしては14番目の選手に評価された[3]。ノースカロライナ州立大学、ノートルダム大学からもオファーを受けていたが、2015年9月12日、彼はバージニア大学への進学を決めた[4]。
カレッジ
編集1年生のシーズンはレッドシャツで過ごした。フレッシュマンとなった2017-18シーズン、平均19.9分に出場して、9.2得点、3.5リバウンド、1.1アシストの成績を残し、アトランティック・コースト・カンファレンスのシックスマン賞及びオールフレッシュマンチームに選ばれた[2]。この年の3月1日に行われたルイビル大学戦では26フィートの距離からブザービーターとなる3ポイントシュートを成功、チームは67-66で勝利した[5]。33試合中16試合で2桁得点をあげる活躍を見せた。チームも彼が2桁得点をあげた試合では15勝1敗の成績を残した。左手首の骨折でNCAAトーナメントを欠場した[6]。彼を欠いたチームはNCAAトーナメントの地区第1シードであったが1回戦で第16シードのメリーランド大学ボルチモア校に敗れた。2018年のNBAドラフト1巡で指名される可能性もあった彼はアーリーエントリーをせずに大学でのプレーを継続することに決めた[7]。
2年次の2018-19シーズンは、38試合に先発出場、平均32.5分に出場し、15.2得点、5.1リバウンド、2.0アシストをあげて、カンファレンスの最優秀守備選手、ファーストチーム、オールアメリカンのサードチームに選ばれた。シュート成功率は、カンファレンス2位、得点もカンファレンス9位の成績であった[2]。この年もチームはNCAAトーナメントに地区第1シードで進出、テキサス工科大学とのトーナメント決勝で27得点、9リバウンドをあげてチームは85-77で勝利した。なお彼は残り12秒9に貴重な同点3ポイントシュートを決めている。シーズン終了後、大学に残らず2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した。
アトランタ・ホークス
編集6月20日のドラフトでは1巡全体4位でロサンゼルス・レイカーズに指名され[8]、翌月6日にアンソニー・デイビスとのトレードでニューオーリンズ・ペリカンズに交渉権が移動し、さらに翌7日に同年のドラフトで全体8位指名のジャクソン・ヘイズなどとのトレードでアトランタ・ホークスに交渉権が移った[2]。また、ドラフトでは大学の同僚のタイ・ジェロームは全体24位、カイル・ガイは全体55位でそれぞれ指名された。
2019-20シーズン、1年目から先発に定着し、63試合に平均32.0分の出場で、12.3得点・4.5リバウンド・1.8アシスト・0.7スティールなどを記録したが、NBAオールルーキーチームには選出されなかった。
2020-21シーズン、2021年1月24日のミルウォーキー・バックス戦で自身初の30得点以上となる33得点を記録した[9]。1月29日のワシントン・ウィザーズ戦で右膝を痛めて途中退場し[10]、その後多くの試合を欠場した。3月のライジング・スターズ・チャレンジに選出された。このシーズンは23試合に平均29.5分の出場で、15.0得点・4.8リバウンド・1.9アシスト・0.8スティールなどを記録した。チームとして4年ぶりのプレーオフでは1回戦で全5試合に先発出場し、平均10.8得点・4.0リバウンドなどを記録しカンファレンス準決勝進出に貢献したが、右膝半月板損傷が判明した。6月15日に右膝の手術を受けてシーズンを終えた[11]。
個人成績
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
NBA
編集レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019–20 | ATL | 63 | 62 | 32.0 | .410 | .355 | .764 | 4.5 | 1.8 | .7 | .3 | 12.3 |
2020–21 | 23 | 19 | 29.5 | .484 | .326 | .859 | 4.8 | 1.9 | .8 | .5 | 15.0 | |
2021–22 | 53 | 52 | 29.8 | .442 | .379 | .765 | 3.3 | 1.3 | .7 | .4 | 13.4 | |
2022–23 | 67 | 67 | 31.7 | .461 | .350 | .826 | 4.2 | 1.4 | .5 | .3 | 15.4 | |
2023–24 | 57 | 37 | 29.5 | .459 | .385 | .847 | 3.9 | 1.5 | .7 | .3 | 15.6 | |
通算 | 263 | 237 | 30.7 | .447 | .363 | .811 | 4.1 | 1.5 | .7 | .3 | 14.3 |
プレーオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | ATL | 5 | 5 | 30.4 | .400 | .375 | .750 | 4.0 | .6 | .2 | .6 | 10.8 |
2022 | 5 | 5 | 35.0 | .557 | .462 | .800 | 3.8 | .6 | .8 | .2 | 21.2 | |
2023 | 6 | 6 | 37.3 | .459 | .368 | .800 | 5.7 | 1.2 | .7 | .3 | 16.7 | |
通算 | 16 | 16 | 34.4 | .480 | .400 | .783 | 4.6 | .8 | .6 | .4 | 16.3 |
カレッジ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017–18 | バージニア | 33 | 0 | 19.9 | .488 | .382 | .755 | 3.5 | 1.1 | .6 | .4 | .9 | 9.2 |
2018–19 | 38 | 38 | 32.5 | .520 | .438 | .783 | 5.1 | 2.0 | .6 | .6 | 1.4 | 15.2 | |
通算 | 71 | 38 | 26.6 | .509 | .419 | .773 | 4.4 | 1.6 | .6 | .5 | 1.2 | 12.4 |
人物
編集8歳の時に父親を亡くし、兄が父親代わりを務めた[12]。
NBAドラフトで指名された際、ESPNの解説を務めたチャンシー・ビラップスにジェー・クロウダーと比較された[13]。
脚注
編集- ^ “DeAndre Hunter - basketball recruiting - player profiles”. 2020年6月25日閲覧。
- ^ a b c d “Atlanta Hawks Sign De'Andre Hunter”. NBA.com (2019年7月7日). 2020年6月25日閲覧。
- ^ “Cloass of 2016”. ESPN. 2020年6月25日閲覧。
- ^ Joseph Zucker. “DeAndre Hunter to Virginia: Cavaliers Land 4-Star SG Prospect”. ブリーチャーレポート. 2020年6月25日閲覧。
- ^ Charlotte Carroll (2018年3月1日). “Virginia was down by four with a second left and shocked the Cardinals.”. スポーツ・イラストレイテッド. 2020年6月25日閲覧。
- ^ Khadrice Rollins (2018年3月13日). “Virginia's De'Andre Hunter Will Miss NCAA Tournament Due to Broken Wrist”. スポーツ・イラストレイテッド. 2020年6月25日閲覧。
- ^ Matt Norlandere (2018年4月20日). “e'Andre Hunter, who might have been a first-round pick in this year's NBA Draft, is returning to Virginia”. CBSスポーツ. 2020年6月25日閲覧。
- ^ Josh Needleman (2019年4月15日). “Virginia guard De'Andre Hunter declares for NBA Draft”. デイリープログレス. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “Hawks' De'Andre Hunter: Scores career-high 33 points”. CBSスポーツ (2021年1月24日). 2021年6月20日閲覧。
- ^ “De’Andre Hunter exits Hawks-Wizards game with knee injury”. en:The Atlanta Journal-Constitution (2021年1月30日). 2021年6月20日閲覧。
- ^ “Hawks' De'Andre Hunter: Should be ready for camp”. CBSスポーツ (2021年6月15日). 2021年6月20日閲覧。
- ^ “ホークスのルーキー、ディアンドレ・ハンターを支える兄との絆「若かった時は父親のような存在」”. BASKET COUNT (2020年3月30日). 2020年6月25日閲覧。
- ^ Kelly Scaletta (2019年). “Winners and Losers from 2019 NBA Draft”. ブリーチャーレポート. 2020年6月25日閲覧。
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
- Virginia Cavaliers bio
- カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、ESPN College、Rivals、ESPN Recruting、247Sports
- デアンドレ・ハンター (@DreHunter) - X(旧Twitter)
- デアンドレ・ハンター (@drehunter) - Instagram