お笑いゲームネタNo.1決定戦 ゲームネタグランプリ

お笑いゲームネタNo.1決定戦 ゲームネタグランプリ』(おわらいゲームネタナンバーワンけっていせん ゲームネタグランプリ)は、KADOKAWA Game Linkageが主催する、コンピュータゲームにまつわるネタを披露したお笑い芸人のチャンピオンを決める大会である。通称はゲームネタグランプリゲームネタGP

お笑いゲームネタNo.1決定戦
ゲームネタグランプリ
受賞対象ゲーム好きお笑い芸人
開催日毎年3月
日本の旗 日本
主催KADOKAWA Game Linkage
司会村上マヂカルラブリー
報酬賞金100万円
初回2022年
最新回2023年
最新受賞者超平和万博

第2回まではゲーム賞『ファミ通・電撃ゲームアワード』の発表を行うゲーム情報特別番組内で、本大会の生配信が実施されていた。第3回は同番組とは別日程での開催が考えられている[1]

概要 編集

KADOKAWA Game Linkage2022年より開催しているお笑いコンテスト。司会・審査員はお笑いコンビのマヂカルラブリーが務めるほか、ゲーム雑誌の編集長や、ゲーム番組の放送作家などといったゲーム関連の人物が審査員を務める[2]。大会の様子はYouTubeチャンネル「ファミ通TUBE」内で生配信され、第1回は『ファミ通・電撃ゲームアワード 2021』の発表を行う特別番組内で取り扱われ、以降も同賞発表番組内で生配信されている。演出はテレビ東京板川侑右が担当[3]

「ゲーム好きお笑い芸人によるネタの祭典」としており、コンピュータゲームにまつわるネタを10組の芸人が披露する。本戦出場者はオーディションから選抜されたものたちで、第1回から約100組がエントリーしている[3]。ネタの披露中には野田らのガヤが多く入る。予選10組のネタ披露後、審査によって3組(第2回は4組)を決勝に選出する。選出された芸人は予選とは別のネタを披露し、審査員投票によって1位を決定する。優勝者には賞金100万円が授与され、副賞としてファミ通及びゲームの電撃が運営するゲーム配信番組への出演権が得られる。

賞金は100万円用意されている一方、そのしわ寄せか、セットは簡素で、進行には粗い点がある。

出演者・審査員 編集

司会者 編集

司会
第1回 村上
マヂカルラブリー
第2回

審査員 編集

審査員 スペシャル審査員
第1回 野田クリスタル
マヂカルラブリー
岐部昌幸 三代川正[注 1]
第2回 名越稔洋[4]

歴代本戦結果一覧 編集

第1回(2022年) 編集

成績 グループ名 所属事務所 出番順 決勝選出者
優勝 ものまね三銃士[注 2] 吉本興業 8番/3番 野田、岐部
2位 ガーリィレコード 吉本興業 2番/1番 三代川
ぽ〜くちょっぷ サンミュージックプロダクション 7番/2番 (村上)
予選敗退 お見送り芸人しんいち グレープカンパニー 1番 -
SAKURAI ソニー・ミュージックアーティスツ 3番
大吟嬢 松竹芸能 4番
トンツカタン櫻田 人力舎 5番
パルテノンモード 人力舎 6番
八幡カオル グレープカンパニー 9番
ヤブキサドヤ 松竹芸能 10番
決勝得票詳細
コンビ名 得票数 野田 岐部 三代川
ものまね三銃士 3
ガーリィレコード 0
ぽ〜くちょっぷ 0

第2回(2023年) 編集

成績 グループ名 所属事務所 本戦出場歴 出番順 決勝選出者
優勝 超平和万博 吉本興業 初出場 8番/2番 岐部
2位 無尽蔵 サンミュージック 初出場 5番/3番 名越
ものまね三銃士[注 2] 吉本興業 2年連続 10番/4番 野田
4位 シューマッハ サンミュージック 初出場 7番/1番 三代川
予選敗退 Yes!アキト サンミュージック 初出場 1番 -
シンレンサイ 吉本興業 初出場 2番
ななまがり 吉本興業 初出場 3番
R藤本&BAN BAN BAN山本 吉本興業 初出場 4番
NOモーション。 roots 初出場 6番
ガーリィレコード 吉本興業 2年連続 9番
決勝得票詳細
コンビ名 得票数 野田 名越 岐部 三代川
超平和万博 2
無尽蔵 1
ものまね三銃士 1
シューマッハ 0
  • 超平和万博が決勝で2票を獲得して優勝した。予選では、もしもセガが天下を取ったらという漫才を披露。決勝では「3大RPGは?」というお題に対して『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』に続いて、『テイルズ』、『真・女神転生』のどちらを加えるかという漫才を披露した[8][9]
  • 出番順1〜3番、4〜6番、7〜10番の芸人がそれぞれグループA〜Cに割り振られた。グループごとのネタ披露が終了後、トーク以外に「やり残したことはないか?」と野田が呼びかけて、各組が自由に一発ネタを繰り広げる時間が設けられた。その際のネタも審査の加点対象となる。
  • 決勝に進出する4組の芸人の選出は、審査員同士で選出が被ると村上が独断で選出するルールだったが、物言いがつくため、各審査員間でどの芸人を選出したか見合いながら選出をおこなったため、被りが発生しなかった。
  • 前回、村上の独断で決勝に進出したぽ〜くちょっぷは、普通に本戦の選考から落ちたことが語られた。
  • 第1回に比べてレベルが格段に上がっていることが度々語られており、野田は「しっかり賞レース」と発言していた。
  • 大会前の2023年2月28日に、前回優勝者のものまね三銃士と三代川による事前生放送が配信された[4]

配信日 編集

いずれもファミ通TUBEにてライブ配信。第1回はニコニコ生放送Twitter Liveでも配信。

配信日 備考
1 2022年3月12日
2 2023年3月18日 2月28日に告知配信

備考 編集

ファミ通関連では、過去にもよしもととのニコニコチャンネルで配信していた番組『ファミ通LIVE』内で「ゲームネタGP」といった企画を、麒麟の2名による司会で不定期で開催していた[10][11]。本大会との関連性は示されていないものの、本大会の第1回・第2回に出場しているものまね三銃士のメンバー[注 3]やガーリィレコードは同企画への出演経験がある。特に東京ゲームショウ2013のステージで行われた特別編では、ものまね三銃士のメンバーが本大会第1回と同様のキャラクターに扮したネタを披露している[12][13]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 第2回は「世界三大三代川」名義で出演。
  2. ^ a b こりゃめでてーな・伊藤こう大、セブンbyセブン・玉城泰拙、イチキップリンの3名によるユニット。過去には『あらびき団』などに「楽屋ーズ」名義での出演経験がある[5]
  3. ^ 当時は「ものまね三銃士」のユニット名はなかった。また、当時の伊藤の芸名は伊藤広大、当時のイチキップリンの芸名は一木陵平で当時はハンマミーヤのメンバー。

出典 編集

  1. ^ 世界三大三代川@ファミ通 [@tad_miyo] (2024年3月1日). "今回は同日開催ではないけど、ゲームネタグランプリも考えてます。まだまだ続けたい!". X(旧Twitter)より2024年3月3日閲覧
  2. ^ “マヂラブ野田ら審査「ゲームネタグランプリ」にガリレコ、しんいち、ヤブキサドヤ”. お笑いナタリー. (2022年3月11日). https://natalie.mu/owarai/news/469085 2023年3月6日閲覧。 
  3. ^ a b “ゲーム好きお笑い芸人による“ゲームネタGP”開催決定! 優勝賞金100万円で3月12日に配信【ファミ通・電撃ゲームアワード2021】”. ファミ通.com. (2022年3月4日). https://www.famitsu.com/news/202203/04253424.html 2022年3月6日閲覧。 
  4. ^ a b “第2回“お笑いゲームネタNo.1決定戦 ゲームネタGP”3月18日(土)開催決定。優勝賞金100万円を目指してゲーム好き芸人10組がネタ勝負!【ファミ通・電撃ゲームアワード2022】”. ファミ通.com. (2023年2月27日). https://www.famitsu.com/news/202302/27293999.html 2022年3月6日閲覧。 
  5. ^ ニッポン元気計画!眠れるスター目覚ましバラエティ“ハックツベリー” 2015/07/04(土)23:55 の放送内容”. TVでた蔵. 2023年3月6日閲覧。
  6. ^ a b “優勝賞金100万円! ものまね三銃士が初の“ゲームネタGP”王者に輝く。お笑い芸人10組によるゲームネタ賞レースを格ゲーモノマネで制する【ファミ通・電撃ゲームアワード2021】”. ファミ通.com. (2022年3月12日). https://www.famitsu.com/news/202203/12254418.html 2023年3月6日閲覧。 
  7. ^ 「お笑いゲームネタNo.1決定戦 ゲームネタグランプリ」、優勝はものまね三銃士! ~「ファミ通・電撃ゲームアワード2021」番組特別企画~』(プレスリリース)株式会社KADOKAWA、2022年3月14日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000010215.000007006.html2023年3月1日閲覧 
  8. ^ “第2回“ゲームネタGP”優勝は超平和万博。100万円を獲得!セガと『真・女神転生』への愛が爆発。優勝直後に直撃インタビュー”. ファミ通.com. (2022年3月18日). https://www.famitsu.com/news/202303/18296513.html 2023年3月26日閲覧。 
  9. ^ “「ファミ通・電撃ゲームアワード2022」結果が公開に!昨年のベストゲームが決定”. esports PLUS. (2022年3月23日). https://esports-plus.jp/news/gameaword-2022re/ 2023年3月26日閲覧。 
  10. ^ ファミ通LIVE 3時間拡大スペシャル!『NEWラブプラス』『今井麻美とゲームソフトドラフト会議』”. ニコニコ生放送 (2012年2月29日). 2023年3月5日閲覧。
  11. ^ ファミ通LIVE TGS2013 スペシャル”. ファミ通.com. TGS2013 東京ゲームショウ2013まとめサイト. 2023年3月6日閲覧。
  12. ^ よしもとゲーム大好き芸人が『東京ゲームショウ2013』に出演!”. よしもとニュースセンター (2013年9月4日). 2023年3月6日閲覧。
  13. ^ 【TGS2013】東京ゲームショウ✕よしもとステージ(9/21)”. ニコニコ生放送 (2013年9月21日). 2023年3月6日閲覧。

外部リンク 編集