マヂカルラブリー

日本のお笑いコンビ

マヂカルラブリーは、吉本興業東京本社(東京吉本)所属の野田クリスタルと村上によって結成されたお笑いコンビ。大宮ラクーンよしもと劇場の専属芸人である「大宮セブン」として活動している。コンビ名を『マカル』ではなく『マカル』とした理由は「ネットで検索した時に上位に来そう」ということを期待してのことだと述べている[1]

マヂカルラブリー
MAGICAL LOVELY
メンバー 野田クリスタル
村上
結成年 2007年2月
事務所 吉本興業
活動時期 2007年 -
出身 インディーズ
出会い 村上からの勧誘
現在の活動状況 舞台、テレビなど
芸種 漫才コント
ネタ作成者 野田クリスタル
同期 もっこすファイヤーパンサー尾形など(野田)
渡辺直美ジャングルポケットなど(村上)
公式サイト マヂカルラブリーHP(魔法のiらんど) [リンク切れ]
受賞歴
2017年 M-1グランプリ 決勝10位
2018年 キングオブコント 決勝7位
2020年 R-1ぐらんぷり 優勝 (野田)
テンプレートを表示

コンビとしてはM-1グランプリキングオブコント両大会のファイナリスト。野田クリスタルは2020年のR-1ぐらんぷりの優勝者。2020年現在、M-1グランプリ、キングオブコント、R-1ぐらんぷりの三大会におけるファイナリスト経験者は野田クリスタルのみ。

メンバー編集

野田クリスタル(のだ クリスタル(本名:野田 光〈のだ ひかる〉)、 (1986-11-28) 1986年11月28日(33歳)-)

村上(むらかみ(本名:鈴木 崇裕〈すずき たかひろ〉)、 (1984-10-15) 1984年10月15日(35歳) - )

  • ツッコミ担当。立ち位置は右。血液型はO型。愛知県新城市出身、法政大学出身。身長181cm。
  • 趣味と特技は読書、日本文学の研究、狂言、大量の酒を飲む。
  • 舞台ではピンクのカーディガンを着ている。かつてはキャンディーなどのブローチをつけていた。
  • 法政大学お笑いサークルHOS5期生[2]。HOS時代はお笑いコンビ「シーン」およびトリオ「コバヤシーン」を組んで活動しており[3]、大学お笑いサークルの全国大会にて2005年2006年に連覇を果たしている[4]
  • 本名がタカアンドトシタカ(「鈴木崇大」で読みは同じ)と似ているため、混同しないよう現在の芸名にした。「村上」は同じ事務所の先輩である村上純しずる)や村上健志フルーツポンチ)がTVなどで活躍し出していたためそこからあやかったが、周りや野田からは「あやかるならタカアンドトシのタカのほうがいいのでは?」と言われた。また、東京大学物語の主人公から取られているとも言われている。
  • 姿形が山里亮太南海キャンディーズ)に酷似しており、ガリガリガリクソンにも似ていると言われている。また眼鏡をとったら渡辺徹に似ているとも言われ、実際にコントで用いたこともある。
  • 初恋タローにかわいがられている[5]
  • 2009年10月30日AGE AGE LIVEにて、正式な芸名は村上飛車角抜きで斉藤と明かしている。しかし本人曰く、名乗ったところで滑るため公表していないらしい。
  • 芸歴は東京NSC12期生と同期扱いだが、野田に引っ張られて東京NSC8期生と同期扱いされている。しかし村上を12期生扱いとする芸人もいるため、村上の芸歴は非常に曖昧になっている[6]
  • クイズ全般を得意としている[7]
  • 高円寺シェアハウスで暮らしている。
  • 17歳頃は痩せており、そのときは男前でモテていたらしく、他校の女子に告白されたこともある[8]
  • R-1ぐらんぷり2020の放送後に行われたストロングゼロR-1打ち上げにて18代目王者となった野田クリスタルの相方として電話で出演し、ほんのちょっとだけスベる。
  • 普通自動車免許を持っている。仮免許で一度不合格となるも、2度目の挑戦で合格する。
  • パスポートを持っているものの、海外旅行に行ったのは大学在学時の一度のみである。
  • 好きな食べ物はハンバーグ、嫌いな食べ物はしいたけ

芸風編集

主に漫才。つかみとして、村上が普通に自己紹介をする声に重ねて野田が全く違うセリフ(「村上殺しです」「僕です」「その残像です」「でっかいエビです」「漫才王です」「魅惑のなにかです」などさまざまなバリエーションがある)を言う。ネタの初めに野田がシチュエーションを提案し、それを二人で行う。昔は漫才の頭及び村上のツッコミ後コントに入る際に野田の意味不明なフレーズ(村上の体型や衣装をいじるものが多い)でコントに入っていた。それに対し村上のツッコミが入ることはほぼない。野田の動きが多いシュールなボケに対して村上が説明するようなツッコミをするという一人コント漫才が多い。野田によると、ネタ中の特徴的な動きは、インディーズ時代に舞台が狭かったため、狭いスペースでダイナミックさを出すために作られたという[9]

コントを行うことは稀であったが、キングオブコントにはたびたびエントリーしており、2018年には決勝に進出した。村上が「眼鏡を取ると渡辺徹に似ている」と称しているため、そのことを活かしたコントなどがある。「あらびき団」では、野田が最強ラッパー村上に挑むラップバトルネタのみ行なう。

前田登はりけ〜んず)は彼らについて、「こんなネタは書けないし習ってもいない。今まで見たことないし、(自分たちが若いときに)やってたら怒られていた」と話している。博多大吉は「僕は(こういうネタは)怖くてできない」「ここから先はわからない。われわれの手には負えない」と述べている[10]

来歴編集

  • 大学卒業を機に相方を探していた村上がカオポイントの石橋に相談したところ野田を紹介された。もともと野田のファンであった村上は野田のライブの出待ちをしに行き、そのままコンビ結成に至った。[11]
    • 村上は大学生の頃、当時ピン芸人であった野田のことを面白いと思っており、学祭にも呼んでいる。また、その後見に行ったライブにたまたま野田が出ており「面白すぎる」「僕と組めばいけるんじゃないか」と思ったという。ちなみにその時野田がやっていたネタは「ガムテープ男の物語」というネタ。
  • 結成後は「LIVE疾風迅雷」などのインディーズ・ライブで毎回のように優勝を収める好成績を残し、吉本興業入りを果たす。野田は前コンビ「アンビシャス」時代から吉本に籍だけ残していたため、形式としては村上のみがこのタイミングで吉本入りした形になる。

賞レースにおける戦績編集

ピンでの戦績は「野田クリスタル#賞レースなどでの戦績」を参照

  • 2007年
  • 2008年
  • 2009年
    • キングオブコント2009 1回戦敗退
    • M-1グランプリ2009 3回戦敗退
  • 2010年
    • M-1グランプリ2010 準決勝進出(予選21位)
  • 2011年
    • THE MANZAI 2011 認定漫才師 ワイルドカード決定戦進出(本戦サーキット順位17位)
  • 2012年
    • THE MANZAI 2012 認定漫才師
  • 2013年
    • キングオブコント2013 準決勝進出(初の準決勝進出)
    • THE MANZAI 2013 2回戦敗退
  • 2014年
    • キングオブコント2014 2回戦敗退
    • THE MANZAI 2014 2回戦敗退
  • 2015年
    • M-1グランプリ2015 準々決勝敗退
  • 2016年
    • M-1グランプリ2016 準決勝敗退(予選13位、敗者復活戦11位)
  • 2017年
    • M-1グランプリ2017 決勝進出(結果10位)
  • 2018年
    • キングオブコント2018 決勝進出(結果7位)
    • M-1グランプリ2018 準決勝敗退(予選14位、敗者復活戦9位)
  • 2019年
    • キングオブコント2019 準決勝敗退
    • M-1グランプリ2019 準決勝敗退(予選14位、敗者復活戦14位)

M-1グランプリ編集

吉田大吾POISON GIRL BAND)はM-1グランプリ2009を前に「マヂカルラブリーと囲碁将棋は、2008年のM-1グランプリで現れた新星」と述べている。また、トータルテンボスは2010年のM-1について、「2010年のM-1はある数組決勝にあげるくらいならマヂカルラブリーなど(囲碁将棋ゆったり感)をあげてほしかった」と評している[12]

2017年大会で初の決勝進出を果たしたが、決勝進出したコンビの中で唯一審査員全員から80点台をつけられ、最下位に終わった。更に審査員の上沼恵美子からは「一生懸命やってるのは分かるけど好みじゃない」「よう決勝残ったなと思って」と酷評された[13]。因みにマヂカルラブリーが今大会で記録した「607 / 700点」という点数は、審査員が7人体制で行われた歴代大会[注 1]にて最下位に終わったコンビの中では当時の最高得点であった[注 2]。審査員を務めた博多大吉は、後日ラジオ番組で審査員全員が80点台をつけたことについて「それはそうでしょ。こんだけハマらなかったら(高得点は)つけられないですよ」と妥当な点数だとした。大吉はツッコミの甘さや工夫不足、ネタの構成のおかしさといった欠点を指摘し、むしろ審査員は高めの点数をつけたのではないかと述べ、自身も本当は80点でもいいかと思ったが迷った末にそれより高めの点数(88点)をつけたことを明かしている[14]

出演番組編集

テレビ編集

ラジオ編集

ウェブテレビ編集

舞台編集

単独ライブ編集

  • 2010年
    • 1月14日 - 「グラインドハウスライブ」ライパッチとの合同ライブ)
    • 8月4日 - 「夏です、僕です、た~んど~くです。」(新宿シアターブラッツ/東京)
  • 2011年
    • 1月30日 - 「野田なのだ 単独なのだ 春なのです。村上です」( 新宿シアターブラッツ/東京)
  • 2012年
    • 1月21日 - 「スサノオノミコト」(新宿シアターモリエール/東京)
    • 8月29日 - 「サブカルラブリー」(新宿シアターモリエール/東京)
    • 12月22日 - 「こくラブリーつって」(あるあるYY劇場/福岡)
  • 2013年
    • 8月8日 - 「猫レストラン」( ヨシモト∞ホール/東京)
  • 2014年
    • 3月15日 - 「ゼラチンおばけ」( 新宿シアターモリエール/東京)
    • 8月15日 - 「ゴーリキー化」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
  • 2015年
    • 7月25日 - スーパーマヂカルラブリー状態「漫才単独」「コント単独」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
    • 10月4日 - マヂカルラブリーありネタ単独ライブ「スーパーラーメン屋」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
  • 2016年
    • 3月24日 - 「白7番」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
    • 8月7日 - 「コンビニ」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
  • 2017年
    • 3月31日 - 「ここがゲームセンターかー」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
  • 2018年
    • 5月19日 - 「もうこれで終わってもいい」(ルミネtheよしもと/東京)
    • 7月14日 - 「ハイパーマヂカルラブリー状態」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)
    • 12月23日 - 「Road to トリプルファイナリスト」(大宮ラクーンよしもと劇場/埼玉)※野田クリスタルの単独ライブ
  • 2019年
    • マヂカルラブリー単独ライブ 全国ツアー2019「あー・・・ハラへったな」
      • 4月13日 - (ルミネtheよしもと/東京)
      • 5月18日 - (よしもと天神ビブレホール/福岡)
      • 6月25日 - (BFHホール/札幌)
      • 7月6日 - (東建ホール/名古屋)

神保町花月編集

  • 2008年5月26日,6月2日,9日 『チャレンジMONDAY#1 My eyes/Your eyes』
  • 2008年8月12日 - 8月17日 『月のあかり』
  • 2009年3月3日 - 3月8日 『殺し屋一家の誕生日会』
  • 2009年6月23日 - 6月27日 『リーベ座の怪人』(主演)
  • 2009年8月11日 - 8月16日 『限りなく灰色に近い光』
  • 2012年1月12日 - 1月17日 『マシュマロのキオク』
  • 2012年4月3日 - 4月9日 『flower』
  • 2012年8月6日 - 8月12日 『イン・マイ・ハート』
  • 2012年11月28日 - 12月3日 『窮乏弁護士 小浪公平』
  • 2013年7月23日 - 7月29日 『脳梁』
  • 2013年9月10日 - 9月15日 『まとめるドキャスト』(14日、15日のみ)
  • 2014年1月9日 - 1月13日 『空から少女がまた降ってきた。』
  • 2014年4月2日 - 4月6日 『チーム・ゴジョウ』
  • 2014年8月20日 - 8月24日 『すぐ、そこにモンスター!』

劇団ムゲンダイ編集

  • 2012年1月28日 第1回 『湯けむり野田捕獲計画 in サイパン』
  • 2012年3月11日 第2回 『かまきりたちの夜・雪山ペンション殺人事件』
  • 2012年5月20日 第3回 『奴らが斬る』
  • 2012年7月29日 第4回 『どきどきメモリアル』
  • 2012年8月9日 第3回再演 『奴らが斬る』
  • 2012年9月30日 第5回 『夏の終わりにハイジャンプ!!』
  • 2012年11月3日 第6回 『サスケが最初に死ぬサスペンス』
  • 2013年1月20日 第7回 『卓球の王様』
  • 2013年3月24日 第8回 『オカマvsエイリアン』
  • 2013年7月13日 第9回 『ヒトナシ』
  • 2013年9月21日 第10回 『魔法使い山添ポッターと呪いの漬け物石』
  • 2013年12月21日 第11回 『フードファイター村上』
  • 2014年2月23日 第12回 『奴らが斬る2』
  • 2014年4月20日 第7回再演 『卓球の王様』
  • 2014年6月21日 第14回 『恵音!!』
  • 2014年9月20日 第15回 『ウサギXの悲劇』

その他編集

  • 2014年5月31日 『仮面Xの悲劇』 神奈川・横浜開港記念会館

脚注編集

注釈編集

  1. ^ このため、審査方法が若干現在と異なっていた2001年大会及び、審査員の人数が異なっていた2015年大会と2016年大会は単純比較ができないため除く。
  2. ^ その後、2019年大会にてニューヨークが「616 / 700」点を記録して最下位に終わったため、記録は更新されている。

出典編集

  1. ^ 麻布台出版社『お笑いポポロ』2009年11月号より。
  2. ^ 5期(2007年卒)
  3. ^ 2010年12月1日パンサーのシチサンLIVEより
  4. ^ RECORDS-法政大学お笑いサークルHOS
  5. ^ 2009年6月20日 初恋タロー高森ブログより。
  6. ^ 2010年4月22日ジューシーズシチサンLIVEより
  7. ^ 2010年5月1日マヂカルラブリーのシチサンLIVEより
  8. ^ 2011年4月6日魔法のiらんどマヂカルラブリーHP、野田の日記より
  9. ^ 2009年9月2日ミルククラウン×マヂカルラブリー シャッフルトークより
  10. ^ 2009年12月7日公開よしもと見ホーダイM-1グランプリ2009予選3回戦東京-第2部(前編)より
  11. ^ 2020年3月25日 ニューヨークのニューラジオ特別編#24 より
  12. ^ 2010年12月12日配信のよしもとオンライン「しのびナイトかまわん夜」にて。
  13. ^ “上沼恵美子、マヂラブにキレた「よう決勝残ったな」”. 日刊スポーツ. (2017年12月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201712040000015.html 
  14. ^ “大吉、マヂカルラブリーは“上沼恵美子に救われた””. 日刊スポーツ. (2017年12月7日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201712070000371.html 
  15. ^ TBS. “オールスター後夜祭” (日本語). TBSテレビ. 2018年10月7日閲覧。

外部リンク編集