めんたんぴんは、日本ロックバンド。1970年代中盤の日本のロックシーンで活躍。佐々木忠平のパワフルなボーカルスタイルと、サザン・ロックに通じる独自のサウンドから「日本のグレイトフル・デッド」と呼ばれた[1]。『スタア』1975年9月号には「メンバーはブルースから出発し、ローリング・ストーンズを経て現在(1975年)の形になったと話した」と書かれている[2]

めんたんぴん
出身地 日本(石川県小松市
ジャンル
活動期間
レーベル フィリップス
公式サイト めんたんぴん オフィシャルウェブサイト
メンバー
旧メンバー

略歴 編集

1969年石川県小松市を拠点に結成された「めんたんぴんブルースバンド」を母体として1972年結成。メンバーは、佐々木忠平(ボーカル、ギター)、池田洋一郎(ギター)、石崎三郎(ベース)、沖村公平(ドラム)で、1973年にはめんたんぴんブルースバンドに在籍していた飛田一男(ギター)が加入。重量感あふれるサウンドで全国的に知られるようになり、1975年にアルバム『MENTANPIN』でメジャーデビュー[2]1976年に寺井貢をドラマーに迎え、一時はツインドラムの6人編成となる[3]。オリジナルアルバム4枚、シングル4枚をリリースした後、1981年解散。

1998年に佐々木忠平、飛田一男、石崎三郎により再結成を果たす。つのだ☆ひろ(ドラム)、内田勘太郎(ギター)、難波正司(キーボード)をゲストに迎え、オリジナルアルバムとしては21年振りに『GO TO ARCADIA』をリリース。

2006年には、アルバム『イロニアの音謡』をリリース。

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

  1. コンサート・ツアー c/w 新しい海(1975年
  2. ランブリン・ライダー c/w テネシー・ランド(1975年)
  3. 「さい」やんなぁー c/w 国道8号線(1976年
  4. ツイストで踊りあかそう c/w 始まる場所は(1976年)

アルバム 編集

  1. MENTANPIN1975年
  2. SECOND1976年
  3. カントリー・ブレックファスト(1976年)
  4. 闇を翔る1977年
  5. LAST1989年
  6. GO TO ARCADIA1998年
  7. イロニアの音謡2006年

ライブ・アルバム 編集

  1. LIVE(1977年)
  2. ライヴ・コミュニケ1982年
  3. 1974 ONE STEP FESTIVAL2019年

コンピレーション・アルバム 編集

  1. めんたんぴん 1976~1977(1989年)

映像作品 編集

  1. 夕焼け祭り2004年)※オムニバス[注 1]
  2. 伝説のロッカー達の祭典 ~SUPER LEGEND FESTIVAL 2015.6.28 SPACE ZERO~2016年)※オムニバス[注 2]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 1975年、1976年に石川県で開催された「夕焼け祭り」(第2回、第3回)を映像化したもの。上田正樹とサウス・トゥ・サウス久保田麻琴と夕焼け楽団センチメンタル・シティ・ロマンス等が参加。めんたんぴんは「木こりの唄」「コンサート・ツアー」「ジンを一杯」を収録。
  2. ^ 2015年6月に全労済ホール スペース・ゼロで開催された「伝説のロッカー達の祭典」を映像化したもの。THE 卍、三文役者頭脳警察外道が参加。めんたんぴんは「国道8号線」「コンサート・ツアー」「見知らぬ旅人に心動かされても」を収録。

出典 編集

  1. ^ 異端発掘!ニッポン「ロック革命的名盤」/石川県小松市発「めんたんぴん」のグレイトフル・デッド的魂”. アサ芸プラス. 徳間書店 (2022年8月25日). 2023年9月10日閲覧。
  2. ^ a b 「GUIDE 《めんたんぴん》 MENTANPIN」『スタア』1975年9月号、平凡出版、108頁。 
  3. ^ めんたんぴんの『カントリー・ブレックファスト』は憧れの地であるアメリカで録音された日本語ロックの名盤”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2014年11月26日). 2023年9月10日閲覧。

関連項目 編集

  • コクシネル - 池田洋一郎がめんたんぴん脱退後に結成したバンド

外部リンク 編集